
はい、そらもう。
本州最北端(青森県大間崎)、
本州最南端(和歌山県潮岬)へ行ったとなれば・・・
東と西も行くよね!?
走ってきました岩手県。
目的地は本州最東端「魹ヶ崎(トドガサキ)」。
新型フリードクロスターの納車報告と逆転してしまいましたが、
7/13(土)~7/15(日)の2泊3日車中泊!
1日目(赤ライン):「荒川高原」「八戸川内大規模林道」
2日目(黄ライン):「八幡平アスピーテライン」「岩手山パノラマライン」「魹ヶ崎」
3日目(橙ライン):「龍泉洞」「北山崎」
総走行距離1720km、総走行時間33時間でした。
長年の夢、北海道を我が相棒FK2シビックタイプRで制覇した今、ボクの次なる目標は本州東西南北の制覇。
ちなみに、最西端は片道1000km先にある山口県にあり、行くにはだいぶ気合がいるのでまずは最東端のある岩手県へ。
こちらは半分の片道500kmとだいぶ難易度が下がります。
3年前に山口県へ行った際は本州最西端を意識しておらず、ルートに入れていなかったのでまたリベンジですね。
7/13(土)、世は3連休初日の朝5時、常磐道「友部SA」に集合。
やぁ、レヴォーグ友人。
ボクはここまで自宅から30分程度なので4時起きですが、神奈川県からはるばるお越し頂いたこの人は朝2時起きだそうで。
お互い愛する妻と小さな娘を実家において、またまた野郎二人旅。
我が奥様は二人目妊娠中でお腹も大きく、本当はGWに行った紀伊半島ツーリングを最後に今年度は長旅に行かないつもりでしたが、、、
なんとレヴォーグ友人が転職に内定し、下期から神戸にお引越しということで。
もう当分行けなくなってしまうだろうから行って来ていいよと両奥様のお許しをきちんと得ています。
そしてこの3連休の天気予報は、東北地方のみ"晴れ"!
関東以南は3連休ずっと雨でした。
職場で「3連休どっか行くの?」と何度か聞かれるので「岩手県ツーリング行きます」と返すと「天気悪いじゃん」と言われるので「東北は晴れてるんですよ」とドヤ顔で答える。
神は味方している。
常磐道をひたすら北上、宮城県の仙台市も超えてさらに北へ向かいます。
朝10時頃、「花巻空港IC」で高速道路を降りて岩手県に上陸です。
ここが、あの大谷翔平を生んだ「花巻市」。。。
”大谷翔平が生まれ育った故郷”というだけで世界カーストランクが一気に跳ね上がる。
ありがたやありがたや。
岩手県ツーリング最初の目的地は「荒川高原」。
ここから荒川高原まで東へ40km程度ですが、ガソリンスタンドを探しながらのんびり走ります。
道の駅「とうわ」でトイレ休憩。
ここで売店を物色していたレヴォーグ友人が興奮し始める。
なんかものすごい激レアなものを見つけたらしい。
岩手県名産 佐々長醸造老舗の味 つゆ。
料理得意なレヴォーグ友人曰く、まったく手に入らない幻のめんつゆらしい。
まさか偶然寄った道の駅でこんなものが売っているとは。
これだから旅は止められない、とものすごいテンションで5本くらいレジへ持っていく。
ふむ、よくわからないがそんなにすごいものなのか。
ならば少しお高いがボクも1本お土産に買っていこう。
我が奥様も喜ぶに違いない。
すぐ近くにめんつゆの本店もありました。
目の前を通って目的地に向かいます。
幻のめんつゆを手に入れたことでテンションが上がっていた我々、
そういえばガス欠寸前になっていたことに気づき焦り始める。
次の街、遠野市周辺でなんとかぎりぎりガソリンスタンドを見つけましたが、
久々のチキンレースにシビれました。
現在の時刻は12時前、「荒川高原」のふもとまで来ていたので
峠道に入る前に近くの道の駅「遠野風の丘」でお昼ご飯です。
岩手県の郷土料理「ひっつみ定食」。美味しい。
食後はさっそく「荒川高原」への山道に入っていきます。
山道と言っても1.5車線以上ある比較的広い田舎道で走りやすいです。
道の駅から20km弱走り「荒川高原」に到着。
”高原”というよりは、”牧場”って感じ。
高原が広がって見晴らしの良い区間は割とありますが、
写真映えする場所は少ないですね。
車もほとんど走っていないのでのんびり走ることができます。
牧場を超えて少し走った先にあるのは「荒川高原のシナノキ」とグーグルマップに書かれたスポット。
立派な木が一本立っています。
ここはなかなかの撮影スポット。
が、虫が非常に多い。アブも多い。
事前に写真を見た感じでだいぶ期待をしていた道でしたがその区間は一瞬で、それ以外は少し走りやすい山道って印象でした。
北に向かって一度下山し、道の駅「やまびこ館」によってからそのまま「八戸川内大規模林道」を走ります。
こちらも山の中を走る道で景色が開ける場所はないですが、常に2車線道路で車も全く走っておらず、走りやすいワインディングロード。
ただし、ほぼ電波圏外で飛んでいる虫(トンボ)も多いので、気持ちよく走ることはできずのんびり走っていました。
「八戸川内大規模林道」を突破し、国道に合流すると車通りも増えてきます。
国道455号に入り途中の道の駅「三田貝分校」で一休憩。
ここでFK2のフロントバンパーを見ると恐ろしいほどのトンボとバッタ。
これだけの数がへばりついているとそりゃもうグロいレベル。
しかも何匹かまだ動いているし。
コワイ。
さて、そろそろ夕飯と寝床を考慮せねばなりません。
岩手県に来たからにはやはり冷麺は外せない。
というわけで盛岡市の焼肉屋へ。
「ぴょんぴょん舎 稲荷町本店」です。
評価も高くこの辺ではけっこう有名なチェーン店のようで。
中は非常におしゃれで高級感ありますが、
メニューはそこまで高いわけでもない。
そして焼肉も冷麺もめっちゃ美味。
去年一人で宮城県ツーリングした際に岩手県に寄って友人と食べて以来ですが、相変わらず美味しいですね。
食後は盛岡市から50km程北上し安比高原方面へ。
道中、「岩手山」を拝むことができます。
明日また走りに行きます。
安比高原に到着。
ここに来るのも青森秋田東北ツーリング以来6年ぶりです。
温泉「安比温泉白樺の湯」へ。
ここの露天風呂広いしいろんな湯船があって面白いです。
オススメ。
温泉の後は寝床の確保。
ここら辺は6年前に来たこともあってなんとなく心当たりがあるのでそこに向かいます。
夜の真っ暗な「安比高原レインボーライン」を駆け抜ける。
ここは昼間であれば北海道のような風景を眺めながら走ることができる快走道路です。6年前の走行記録から。
温泉から15分ほどでトイレのある大きな駐車場へ。
「八幡平アスピーテライン」の麓にある「八幡平市さくら公園駐車場」で一泊します。
7/13(土)岩手県ツーリング初日は走行距離750km、走行時間13時間でした。
7/14(日)岩手県ツーリング2日目、朝5時半。
寒い。
標高は1000mもなく気温は15度弱。
さすが岩手県。
7月の夏真っ最中なので布団なんて要らんやろ、と東北を舐め腐った我々の想像遥か上を行く寒さ。
半袖半ズボンで寝ていたら寒さで目覚めてしまったので、一応持ってきていた長袖にジャンパーのフル装備に着替えやっと寝られる状態に。
やはり布団も持ってきておくべきだった。(迷ったんですが)
さて、早朝からの「八幡平アスピーテライン」。
東北地方では最高峰のツーリングスポットと言っても差し支えない有名どころ。
6年前に来た時はGWの早朝だったので、雪の壁を見ることができました。
ここは季節ごとに異なった景色が楽しめるのもウリで、夏の風景も非常に楽しみです。
前回は秋田県側から登って行きましたが、今回は逆方向から登っていきます。
山を登る前に少し寄り道。
前回来た時に気になっていた鉱山跡の廃墟を見に行きます。
少し道を外れたところにある「松尾鉱山跡」。
封鎖されているので奥までは行けませんが、行ける範囲でも充分な雰囲気を味わうことができます。
我々こういうの大好きです。
写真を撮って本線に戻り、アスピーテラインの山頂を目指して走っていきます。
途中にあった地熱発電も迫力ある。
登っていくと景色が広がります。
前回来たときはガスがかかっておりあまり景色が見れませんでしたが、
今回は晴れ。良い景色です。
八幡平山頂まで来ると駐車場が見えてきてけっこうな登山客が停まっています。
山頂を境に秋田県へ突入。
車通り自体は非常に少ない。
気持ちの良い風景です。
雪景色も良いですが、夏のほうが走ってて楽しいですね。
そのまま一旦秋田県側の入口まで下りていきます。
目指したのは、前回スルーしてしまった「北緯40度ライン」モニュメント。
まぁほんとにただモニュメントが置いてあるだけ。
トイレもあります。
あと、少し登ったところにある「八幡平ビジターセンター」の建物にこんな貼り紙が。
やはり現れたか。
今回の車中泊旅で一番気をつけねばならない宿敵ですね。
再度来た道を戻り、岩手県に戻ります。
八幡平山頂の交差点で来た道とは違う方向へ。
「八幡平樹海ライン」方面に行きます。
こちらも良い景色。温泉もあります。
ただし、「八幡平樹海ライン」は通行止め。
7/4から道路陥没による影響でとのことですが、ちょうど最近まで開通してたんですねぇ。
ここも非常に評判の良い道なのですが、残念です。
再度来た道に戻り、岩手県側の麓にある「松尾八幡平ビジターセンター」で軽い朝ごはん。時刻もまだ9時頃で、レストランも開いていなかったのでお団子などで腹ごしらえ。
次は岩手山寄ってからついに本州最東端へ向かい・・・たいところですが、
文字制限(30000字)の関係で後編に続く。