
本州最東端を目指した岩手県ツーリング、文字制限(30000字以内)に引っかかり仕方なく
前編と後編に分かれてしまう模様。
2泊3日程度のツーリングブログで文字制限に引っかかってしまうのは非常に癪ではありますが、画像データ1枚が300字以上と無駄に文字数を使うので、実際の文字数は少ないですよ。写真を10枚載せただけで3000字。
さて、車で行くことのできない本州最東端まで頑張るお話、
総走行距離1720km、総走行時間33時間かかった岩手県ツーリング後編です。
7/14(日)岩手県ツーリング2日目、早朝の「八幡平アスピーテライン」を満喫したあと、すぐ近くの「岩手山パノラマライン」に突入。
岩手県のシンボル、岩手山を横目に走ることのできる快走道路です。
しかし岩手山を眺められるタイミングは少ない。
近くの駐車場で岩手山をバックになんとか撮影することはできました。
パノラマラインの終端で「焼き走り溶岩流」という看板を発見。
・・・溶岩流!?
"溶岩"という言葉に弱い我々はノーマークであった看板を頼りに現地に向かってみます。
おお!!!
すっごい。
日本でこんな景色を拝められるとは。
ハワイに来ているような感覚です。
あたり一面に溶岩流が広がっています。
去年行った御岳山の「日本一の溶岩流」は、草木が生い茂っており”溶岩”という雰囲気を味わうにはほど遠い風景でしたが、これはすごいですねぇ。
ほかにも国内に似たような景色はあるのかな?
しかし、ここ、あっつい。
周囲と比較しても2,3度は気温上がってるんじゃないですかね。
近くに自衛隊の演習場もあるようで、戦車の発砲音のような音も定期的に聞こえます。
こういうのが好きな人、おすすめです。
さて、ついに今回のツーリング最大の目的地、本州最東端のある魹ヶ崎(とどがさき)へ向かいます。
ここから東へ向かって150km、海岸部を目指してひたすら走ります。
しかし。。。昨日からうすうす感じてはいたんですが。
岩手県、車おっそい。
全体的にすっごい遅い。
流れが、とかではなく個々のスピードが遅いんですよね。
制限速度もでていない車をよく見ます。
おそらくチンタラ走るジジババが多すぎるせいでそれに慣れてしまった若者県民もそのような運転になってしまっているのでしょう。
茨城県民からしたらストレスでしかない。
まぁしかし、だいたいそのような車を先頭に渋滞ができているので、全員が全員というわけでもなさそうだ。
3時間ほどで湾岸部の宮古市に到着。時刻は13時頃。
海鮮丼が食べたいので探します。
が、どこもすごい人。
魚市場も大渋滞で、道の駅「みやこシートピアなあど」に行くもそこのレストランも大行列、次に寄った定食屋も待ち時間長し。
道の駅に3.11被災時の津波高さの表記がありました。
ここもすごいですね。
どこもダメそうなので海鮮丼はあきらめ、ラーメン屋へ。
普通に美味しい。
30分ほどで「魹ヶ崎駐車場」へ到着。
さて、、、歩くか。
そう、本州最東端は車でさくっと行ける場所ではなく、
1時間弱の登山道を歩いていく必要があります。
なんとまぁ、、、登山自体は好きですが、疲れるのは好きではないので山登りは10年以上やっていません。
とはいえ、それを理由に諦めるのもなんかダサいので、
普段運動をしていない漢二人、登山やる気満々でやってきました。
数か月前に近くで熊の目撃情報があることも調査済みなので、
きちんと鈴やスプレー、警棒(?)なども用意し熊対策も準備万端です。
最初に傾斜のある道を登った以降はハイキングような感覚で歩いていけたので思っていたよりキツくはありませんでした。
何名かすれ違う程度で全然人はいませんでしたが、ほぼ全員クマ避け対策しているのはさすが。
熊に警戒しながらひたすら歩く。
1時間かからずして森を抜けます。
本州最東端、制覇!!
達成感半端ない。
ここまでやったらもう本州最西端も行かざるを得ないでしょう。
二人目の子供も生まれるので当分行けなさそうですが。
周辺は何もない崖。
数人ほかの登山客もいました。
灯台もあります。
自動化になる前は職員が家族と住んでいたようで、映画にもなっているそうですね。
どんな生活だったのか少し気になる。
最大の目的は達成したので、また1時間かけて戻ります。
帰り道は割と気分的にもスムーズ。
そして愛車FK2が見えてきた時の安心感。
熊に遭遇しなくて良かったです。
この日のツーリングは終了。
近くの町に行き、夕食と温泉に入ります。
夜飯を探すのも満席ばかりで非常に苦労しましたが、温泉は「うみねこ温泉 湯らっくす」で、夕食はその近くにあった小さな居酒屋にしました。
夜の国道がガッラガラで車ほとんど走っていなかったので、明日のことを考慮し空いているうちに行けるところまで北上。
結局暗い道を50kmほど走り、寝床は「熊の鼻展望台」で。
明日の「龍泉洞」に備えます。
7/14(日)岩手県ツーリング2日目、総走行距離は360km、総走行時間12時間でした。
7/15(月)岩手県ツーリング最終日、朝7時。
天気は曇り時々晴れ。
「熊の鼻展望台」で朝ごはんを食べ・・・
ん?
また現れたか。
もう東北はどこにいても熊は出没するようですね。
まぁそんなことイチイチ気にしていては何もできないので朝ごはん。
気持ちのいい朝ですな。
小学生のころ地理で習った「リアス式海岸」が良く見えます。
「熊の鼻展望台」から30分ほどで「龍泉洞」へ到着。
日本三大鍾乳洞の一つ。
あと二つは山口県の「秋芳洞」と高知県の「龍河洞」です。
「秋吉台」は非常に素晴らしく感動したレベルでしたが、四国ツーリング行った際に「龍河洞」はスルーしていました。
しまった。また行く理由ができてしまった。
入口は割と派手。
中は気温11度と少し肌寒いくらい。
秋芳洞は横に大きな鍾乳洞でしたが、龍泉洞は縦に長いようです。
つまり非常に深い。
コウモリもたくさん生息しているようで。
昼間だったので見つけることはできませんでしたけども。
奥まで行くとひたすら上に登っていくルートがあります。
わざわざ警告まで書いてある。
上まで行くとすごい高さ。
プチ高所恐怖症疑惑のあるボクは少し怖いくらい。
まだまだ奥のほうには未開区域があるようで、
自然というのはすごいですね。
個人的には秋芳洞の感動には敵いませんが、これはこれでジャンルの違う凄さがある。
そして道路を挟んだ反対側には「龍泉新洞科学館」があります。
ただの博物館かと思ったら、こちらも鍾乳洞。
割と国内のいろんなところに鍾乳洞あるんですね。
中も立派な鍾乳洞。
せっかくなら寄ってみるのをオススメします。
ちなみに8/18(日)現在、先日の台風の影響で龍泉洞の内部が浸水してしまい水も濁ってしまったようで、再開未定の長期閉鎖となっています。
「龍泉洞」を出発し、すぐ近くの道「下閉伊グリーンロード」を走って海岸沿いに戻ります。
グリーンロードと名の付く道にハズレ無し。
車が全く走っていない2車線の快走ワインディング道路でした。
道の駅「たのはた 思惟の風」に到着。
時刻は11時を過ぎているのでここで昼食とします。
選んだのは一日10食限定のヒラメ刺身丼。
ヒラメの刺身ってめちゃくちゃ美味しいんですね。
山口県で本場のフグの刺身を食べた時のようなプリプリ感。
割と感動しました。
海岸部にでてすぐにあった震災遺構「明部海岸防潮堤」に立ち寄り。
置いてある遺構はほかの個所に比べると地味に見えますが、
看板の説明文を読むと波の破壊力の恐ろしさを実感できます。
ほかの震災遺構もたくさん見てきましたが、
やっぱり引き波の威力がすごいみたいですね。
岩手県ツーリング最後の目的地、「北山崎」へ。
震災遺構のすぐ近くにあります。
ここはリアス式海岸の景色が一望できる有名スポットの一つ。
中は結構大きな広場になっており、お店も多く子供を連れて遊びに来るには良さげですが、この時期はアブがけっこう飛んでいて少々身の危険を感じる。
展望台は奥にいくつかありますが、手前の広場からも少し覗くことができます。
国立公園一覧。
おお、割と制覇しているぞ。
さて、景色を堪能しに一番近い展望台に向かいます。
・・・。
さっきは見えたやん。
タイミング悪し。
10分程待っても全然見えそうにないのであきらめて撤収。
見晴らしがよいとこう見えるそうです。
残念ながら景色を拝むことはできませんでしたが、
まぁ似たような景色はこれまでも見てきたので悔いは無し。
時刻は14時頃、さらば岩手県。
高速道路に入りひたすら南下します。
夕飯は常磐道の南相馬鹿島SAで牛タン定食。
帰りは茨城県の日立市あたりで大雨にやられましたが、
我が相棒FK2と共に今回も無事故無違反で無事帰宅。
7/15(月)岩手県ツーリング3日目、
総走行距離610km、総走行時間8時間でした。
帰宅後、大谷翔平の故郷である花巻市で購入したお土産、
幻のめんつゆを感謝の気持ちを込めて我が奥様へプレゼント。
これがいかに超貴重なものであるかをレヴォーグ友人の受け売りで力説。
へぇ~そんなにすごいものなんだとスマホをポチポチする我が奥様。
「アマゾンにあるけど」
そういう問題じゃないんだぞ。