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ユイケのブログ一覧

2025年02月16日 イイね!

新型フリードehev乗りがガソリン仕様車に乗ってみた

新型フリードehev乗りがガソリン仕様車に乗ってみた先日ディーラーにフリードクロスターを預けた際の代車が同じ新型フリードのAirグレードのガソリン仕様車だったので半日乗りまわしてみました。






ベーシックタイプの新型フリード。
このフリードには安い順からAir、AirEX、クロスターの3つのグレードに、それぞれガソリンとehev(ハイブリッド)、FFと4WDを選択できるわけですが、
代車は一番安いグレードとなるガソリンのFFで、対して僕のフリードは一番高いグレードとなるクロスターehevのFF。

両方とも6人乗りで価格差はなんと90万円。




まぁそもそもAir&AirEXとクロスターでは見た目が全然違うので、僕にとってこの価格差はクロスター購入動機としてまったく気になるものでも無かったのですが、最近のホンダ車はガソリンとehevで走行性能がどれだけ違うのかは非常に気になります。



内装については、AirEXとクロスターはオプション含めて装備がほぼ同じ、Airのみ一部簡略化されています。
シートの色や質感も全然違います。
(AirEXとクロスターは同じなのでクロスター参照してください)

Air





クロスター






ステアリングやシフトレバーの質感もウレタン(Air)と本革(クロスター)でこれまた全く違う。

Air


クロスター



昔乗っていたプレオRSやR1はステアリングがウレタンだった記憶がありその時は特に気になりませんでしたが、ウレタンだと握っていて疲れますね。
実際比べてみると、本革すげぇってなります



クロスターはヒートシーター付き。
ボタンの数も違います。

Air


クロスター




そしてリヤクーラーもクロスターにはついていますがAirは無し。
リヤクーラーの有無はけっこうデカい。
あると全然効きが違います。

Air


クロスター


その他細かい装備の差はありますが、まぁこんなもんかという印象。




そしてガソリン車に乗ってすぐ、割と感動したのがタコメーター。
今時省かれることも少なくないエンジン回転数表示。
実際無いと支障があるのかと言われると全然無いですが、やっぱり車好きとしてはあると気分が違います。


ehevはハイブリッドなのでタコメーターは省略されています。


その代わりモーターやバッテリーの状態がリアルタイムで見れるパワーフローの表示画面があります。ハイブリッドの定番画面。
燃費画面と同時に表示出来ないので映すことはほぼ無いですが。
同画面に表示できないのはほんとクソ。





ガソリン仕様車で走り出してすぐ、驚いたのはエンジンレスポンス。
なんという反応の良さ。これはehevにない動き。
気持ちいいですね〜。
トルクもあって初速が良いので、街乗りではストレスをまったく感じません。

ehevと同じ感覚で踏み込むとエンジン音がそれなりにうるさいので快適性は微妙ですが、機敏に動いてくれます。
巡航していれば1200rpm程度で非常に静か。

ECOモードでも通常モードでも良い反応です。
ECOモードだとエンジンブレーキが非常に重くなるのと、中間加速からの伸びが弱まるか。

加速の伸びやスムーズさはehevの方が上ですが、ガソリン車の方が楽しいという人の気持ちもわかる。
ただエンジン音が微妙というか普通なので、ただの乗用車感が満載で気分が上がるようなことはないですが、走りは楽しい。

というかehevもそうですが、足回りがしっかりしていて反応も良いので、運転が楽しいんですよね。

NBOXもそうですが、ホンダの車はスポーツカーでなくとも運転を楽しむことができますね。



ehev車は非常に静かでスムーズなのもあり、高級車感を感じられるのと、燃費が圧倒的なところがメリットですかね。



Air、もしくはAirEXを買って見た目がカッコいいスーペリアスタイルのエアロオプションを付けてスポーティな姿にするならば、ガソリン仕様車も全然アリですね。

フリードのオプション、スーペリアスタイル。


ちなみに、こちらは無限スタイル。



ボクは無限仕様よりスーペリアスタイルの方が全然好み。
というか僕の初代マイカーはフル無限インサイトでしたが、FK2含め最近の無限仕様車はなんか好みじゃないんですよね。めちゃくちゃ高いし。
我が奥様や周りの友人たちも同じ感想。



とまぁ見た目の好みは人それぞれなので置いといて、
今回乗った新型フリードのAirガソリン仕様車、一番安いグレードとはいえ車の完成度は非常に高いので、車にこだわりがなくただ移動用のコンパクトミニバンがほしい人の選択肢としてはアリですね。
もちろん、少しでも快適性が欲しい人は装備が充実しているEXかクロスターにしたほうが良いですよ。


それにしても、さすが日本カー・オブ・ザ・イヤー。
改めて買って良かったと思える車でした。




Posted at 2025/02/17 21:01:06 | コメント(1) | トラックバック(0) | 乗ってみた | 日記
2022年12月17日 イイね!

新型シビックタイプR FL5 に乗ってみた

新型シビックタイプR FL5 に乗ってみた車好きの素人が乗った車を体感かつ適当にレビューする乗ってみたシリーズも第10弾!
ついに発売した新型シビックタイプR(型式FL5)を乗り回して来ました!

FK2を7年近く乗り、FK8も何度か運転しているこの僕が、
新型のタイプRがどれだけ進化しているか、徹底比較してやりますよ!


2022年モデル、新型シビックタイプR(以後FL5)のスペック。


型式:6BA-FL5
全長×全幅×全高:4595×1890×1405mm
ホイールベース:2735mm
トレッド前/後:1625/1615mm
車両重量:1430kg
駆動方式:FF
トランスミッション:6MT
エンジン:直列4気筒直噴ターボ
総排気量:1995cc
最高出力:330ps/6500rpm
最大トルク:42.8kgm/2600-4000rpm
パワーウエイトレシオ:4.33
タイヤサイズ:265/30ZR19
WLTCモード燃費:12.5km/L
燃料タンク容量:46L
サスペンション形式(前):マクファーソン式
サスペンション形式(後):マルチリンク式
最小回転半径:5.9m



そして2017年モデル、先代シビックタイプR(以後FK8)と、

(写真は2020年にマイナーチェンジした後期モデル)
前期型FK8のレビューはこちら。
前期型と後期型の比較はこちら。

先々代となる我が相棒2015年モデルのシビックタイプR(以後FK2)、




このVTECターボ3兄弟の主なスペックを比較するとこうなる。



型式:FL5 x FK8 x FK2
全長:4595 x 4560 x 4390mm
全幅:1890 x 1875 x 1880mm
全高:1405 x 1435 x 1465mm
ホイールベース:2735 x 2700 x 2600mm
トレッド前/後:1625/1615 x 1600/1595 x 1605/1530mm
車両重量:1430 x 1390 x 1380kg
最高出力:330 x 320 x 310ps/6500rpm
最大トルク:42.8 x 40.8 x 40.8 kgm/
      2600-4000(FL5) x 2500-4500(FK8,FK2)rpm
パワーウエイトレシオ:4.33 x 4.34 x 4.45
タイヤサイズ:265/30ZR19 x 245/30ZR20 x 235/35ZR19
JC08モード燃費:12.5 x 12.8 x 13.0km/L
燃料タンク容量:46 x 47 x 50L
航続距離:575 x 602 x 650km




FL5になって外観はだいぶ大人しめでオシャレなデザインになりましたが、
車幅のせいか、迫力はあります。
FK8のような攻撃的でスタイリッシュな派手さは無くなりましたが、
これはこれで好みな人も多いのでは。

僕個人の感性では、
FK2やFK8が発表された時のようなビビっと感がなかったので
僕はまだまだやんちゃな見た目の車が好みのようです。

FK2もFK8もまだまだ型落ちを感じさせないデザインなのは良いですね。
この感性はいつまで続くのでしょうか。
あと10年は続いてほしい。



さて、FL5では車重がついに1400㎏を超えてしまいましたが、
トルクと馬力はしっかりとアップしパワーウエイトレシオも過去最強の4.33。

世代が変わる度に
全長は長く、車幅は広く(FK8は縮んでますが)、全高が低くなり
よりレーシーなスタイルになっていますね。


車幅1880のFK2も随分でかいですが、FL5はそれを超える1890mm。
だいぶ大きいです。
ちなみに、NSXは1940mm。さらにデカい。

NSX(NC1)のレビューはこちら。




FK2より6cmも全高が低いのも羨ましい。
ベース車の差でもありますが、FK2は全高が高めです。
その分室内空間も高いですけども。


マフラーはFK8同様の中央3本出し。
ただし、FK8と違い中央1本が大きくなっています。
アクティブサウンドコントロール機能もFK8から引き継いでいます。

FK8同様、FK2にはないリヤワイパーもついていますね。
(写真はFK8リミテッドエディションなのでついていません)


ホイールベースとホイールトレッドもFK2と比べるとだいぶ広くなっています。
前輪の位置を合わせるとこんな感じ。
FK2のフロントガラスが寝そべった流線形スタイルが目立ちますね。


そして先代FK8から採用されたボンネットフードですが、
先代では冷却風を取り込む為、後方寄りの配置となっていましたが、
FL5では放熱を意識した配置に。
ここから熱気を抜くことで空気抵抗の軽減と冷却性能を両立しているとのこと。

また、後ろがだいぶ長くなっているFL5。
ウイングが黒になりましたが、あえて目立たない色にしたのでしょうか。


FK8についていた、特徴の一つでもあるボルテックスジェネレータ(渦発生器)も
FL5ではオミットされたことも興味深い。


空力の世界は本当に奥が深そうで、
エアロダイナミクスを設計するのは楽しそうですね。




ヘッドライト。
FK8ではオート時のみ、FK2は海外仕様のみとなっていた、
デイライトもFL5では標準装備。
最近の車はだいたい付いていますね。


ウインカーもFK8同様なスタイルのLEDです。





タイヤサイズは265/30ZR19。265とは、太くなりましたねぇ。
先代FK8の20インチよりあえてインチダウンしたことにホンダの本気を感じる。
FK8よりタイヤ&ホイール1本で約1㎏軽くなっているようです。


タイヤはミシュランのパイロットスポーツ4S(PS4S)。
ドライ/ウェット/寿命を高次元で両立した街乗り最強タイヤと僕が非常に気に入っているタイヤですね。
2022年モデルでサイドウォールのメーカーロゴもカップ2コネクトと同様、非常にかっこいいデザインになっています。たぶん中身も市販モデルとは別物。
「シビックタイプRの全て」になぜこのタイヤを選定したかの理由も書かれているので、興味ある方はぜひ。



先代FK8前期型のタイヤサイズは245/30ZR20。
タイヤはコンチネンタルのスポーツコンタクト6(SC6)。


FK8後期型。
サイズは前期型と同じですが、
ブレーキがプレーンローターの2ピースタイプになっています。
FL5のブレーキもこれを引き継いでいます。


おまけで、FK8リミテッドエディションのBBS製鍛造ホイール。
ノーマルより約2.5㎏程軽くなっています。
タイヤはミシュランのパイロットスポーツカップ2。
FK2とFK8がニュルのタイムアタックをした銘柄ですね。


純正でこいつを履かせなかった理由として、
市販モデルである以上ウェット性能やタイヤ寿命も考慮しなければいけない事情があるようです。(特に海外では)



FK2のタイヤサイズは235/35ZR19。
時代の流れではありますが、今見ると235は心もとないですね。
ですが、車重等との兼ね合いで太くしすぎても重くなるだけで無駄なので
僕は純正サイズ+10~20あたりがベストと考えています。
僕の好みは245。


ちなみに、FK2もFK8同様SC6が純正タイヤですが、
FK8のSC6とは別物とのこと。
性能自体は悪くなく非常に良いタイヤではあるのですが、
サーキットを走ると秒で摩耗する、との評判ですね。
僕はこのタイヤでサーキットを走っていないのでそういった評価はできませんが、一応2万キロは持ちました。
次期モデルスポーツコンタクト7が発売されているので、少し興味あります。


さらにおまけ。
英仕様FK8スポーツラインのホイール。タイヤサイズは245/35ZR19。
FK2ホイールの改良版だそうです。
裏の取付面に溝が追加されており、
それだけで乗り心地やハンドリングが良くなっているとのこと。


タイヤはFL5同様PS4Sですが、中身は別物かもしれませんね。
ちなみに、このホイールは日立製。



僕も昔は軽さこそ最強!と考えていた身ですが、
ホイールは軽ければ良いわけではなく、グリップを路面に伝える為の剛性も必要で、かつ足回りとのマッチングも重要です。
ホイール形状は空気抵抗やブレーキの冷却性能にも影響します。
僕は18インチへインチダウンした軽量鍛造ホイールを普段履いていますが、
軽やかになった分、ハンドリングがだいぶ変わって安定性が落ちました。

そういう意味では、タイプRのホイールはしっかりと専用設計されているので、
純正ホイールを履いたほうが確実なタイムを出すことができると思います。

もちろんサーキットとの相性もありますので、
そこを考えるのがカスタマイズの醍醐味ですね。




FL5のフロントフェンダー後方には、
明確にわかる形状のエアアウトレットが備えられています。
ホイールハウスの気圧を下げて揚力を減らす効果をもっているようです。



ちなみに、穴が小さいせいでよくダミーダクトだと勘違いされるFK2。
この上部にあるダクトもそうですが、穴を大きくすれば良いというわけではなく、冷却性能と空気抵抗のバランスを考えた設計となっています。
FL5とは明確に機能が違いますね。





エンジンルーム比較。
上からFL5、FK8、FK2。
FL5とFK8のエンジンカバーは同じですかね?





FL5の運転席です。
見事なまでに真っ赤っか!シートもマットも真っ赤っか。
控えめとなった外見に反し、内面は派手になっていますね。



先代FK8の運転席。

シートの写真はなかったのでネットの拾いものです。


先々代FK2の運転席。

(今はつけていないレーダー等がついています)




ステアリング周り。
FL5。


FK8前期型。
FL5同様デジタルメーターです。


後期型。
ステアリングがアルカンターラ、シフトノブが楕円形になり、
これらはFL5にも引き継がれています。


少し後付け部品がありますが、我が相棒FK2。
アナログメーターはこの代で最後になってしまいました。



FL5の内装はスポーツカー的な雰囲気は減りましたが、高級感がありますね。
しかし、ナビのダッシュボードから張り出した後付け感満載なレイアウトは非常にカッコ悪い。
商売戦略なのか、運転安全性を考慮されたのかはわかりませんが、もったいない。最近の車ほとんどが同じような配置なので、規格かなにかで制限されているのでしょうか。

あとやっぱりドライバーがコンソールに包まれたコックピット感のあるFK2の運転席はこうやって比べてみても最高ですね。
個人的にデジタルメーターはあまり好みではないので、
アナログ3連メーターってのも良いです。




後方視界の広さを比較。
上からFL5、FK8、FK2。


見た感じでは、FK2>FL5>FK8といった感じですが、
そこまで大きな差はないですね。




後部座席です。
ぱっと見広さはそんなに変わらなそうですが、
FL5>FK8>FK2と少しずつ広くなっているようです。


後部座席までマットが真っ赤っかなFL5はちょっと派手すぎな気もしますが、
座席中央のドリンクホルダーは非常にGOOD。
移設したいくらい。





トランクルーム。

FL5.
奥行920(後部座席倒すと1820) x 最小幅860mm


FK8.
奥行930(後部座席倒すと1810) x 最小幅1030mm


FK2.
奥行800(後部座席倒すと1680) x 最小幅870mm


広さはFK8>FL5>FK2といった感じでしょうか。
が、しかし、FK2にはこれがある。


サブトランク!!
これがまた大量に荷物を収納できるのです。

FL5(上)とFK8(下)はこう。


収納力は負ける気がしないFK2。




また、FL5では安全装備面でパーキングセンサーなどが標準装備。
パーキングセンサーのスイッチはココ。


いずれもFK8は海外仕様のGTグレードと日本仕様マイナーチェンジ後のOP装備、
FK2では海外仕様のGTグレードのみ装備されています。
下の写真はFK2のGT。



斜め後方の死角に車がいるのを検知してくれる「ブランドスポットインフォーメション」もFL5では標準装備になっています。
車がいると光り、その際にウインカーをだすと警告音で知らせてくれるアレ。


FK2とFK8では、GTのみ搭載されています。
写真はFK2.

FK8の欧州仕様カタログについてはこちら。

その他基本的なホンダセンシング機能は全て備えられています。


アイドリングストップ機能はオミット。
まぁ正直アイドリングストップは個人的には不要ですが、
それに伴いエンストした際のクラッチスタートもできなくなっています。
(これはけっこう便利でしたが、、、)
MT車の習わし通り、エンストした時はエンジンスタートボタンを押しましょう。




燃料キャップはFK2同様キャップ式。
FK8はキャップレスでしたが、まれにガソリン吹き返しの症状や
添加剤などを入れる際非常に手間だとオーナーから話をよく聞いていたのでそこら辺が考慮された結果なのでしょうかね。





あと、FL5でちょっと気になる標準装備が一つ。
リアドアに貼られた保護シール。
透明になっているのですが、これは絶対に汚れ線が目立つと思う。
もうすでに少し汚れています。


ここは飛び石が良く飛んでくる箇所なのでその対策だとは思いますが、
(FK2はリアフェンダーの同箇所にものすごい数の傷跡がある。)
案の定少し調べてみたら、やっぱりすぐ汚れが目立つようになるようですね。
飛び石傷を覚悟して剥がすか、はたまた汚れ線を覚悟するか。
僕ならあえて目立つようにカーボン調のテープを貼るとか、透明ではなく黒系のシールを貼りますかね。








さーて、乗り出しますよ~。
シフトレバーの位置が妙に近いですね。
FK8では角度の違いがありましたが、これもすぐ慣れます。

クラッチも非常に軽い。びっくりするほど軽い。
僕のFK2最初期は強化クラッチが入っているのではないかというレベルでクラッチが重く、それが普通だと思っていましたが、
乗り比べてみたら自分のだけだった、という経験があります。
ミッション交換したら軽くなって治りましたが、FL5はそんなレベルでなく軽い。

そういえば、先日FK8後期型も運転しましたが、
それも軽かったですね~。

もしやまたFK2のクラッチ重くなっている?
ミッション交換した直後の軽さを覚えていませんが、
FK8と同じくらいだったような。




エンジンのアイドリングも非常に静かですね~。
これはもうFK2と比較するのもおこがましいレベル。
FK8もだいぶ静かですが、FL5は防音性も良くなっておりほぼ何も感じません。
FK2はアイドリング時でも微振動が凄まじく、マジでお昼寝できません。
車中泊歴1ヶ月以上ある僕がいうのだから間違いない。




そして低速時のノッキングがほとんど起こらない!
これには驚きました。
FK2は低速時にギアが合っていないとノッキングしやすいのですが、
FL5は許容範囲が広いですね~。
クラッチミートもしやすいので、初心者にも優しく、
エンストしずらくて良いと思います。



シフトチェンジの感触は、カチカチと決まり非常に気持ちよく、
このフィーリングはタイプRの真骨頂とも考えていますが、
FK2と比べると少しずっしりと重めですね。




さて、FL5のドライブモードは「コンフォート」「スポーツ」「+R」「インヴィジュアル」の4つ。
FK8は「コンフォート」「スポーツ」「+R」の3つ、
FK2は「ノーマル」「+R」の2つです。

・「コンフォート」
取説曰く、「快適性を高めたモード」


・「スポーツ」
取説曰く、「運転操作に対しての応答性を高めたモード」


・「+R」
取説曰く、「運転操作に対しての応答性を最大化したモード」


そして新機能、「インビジュアル」。
取説曰く、「各カテゴリーを希望の設定に個別カスタマイズできるモード」



FL5の取説には本当にそれだけしか説明文が書かれていなかったので、
とあるFL5の説明資料から各モードの特徴がかかれたものを抜粋。




ちなみに、FK8の取説記載の各モード説明。


メーター画面。
上から「コンフォート」「スポーツ」「+R」。




FK2はこれだけ。


メーター画面。
上から「ノーマル」「+R」。





ここで僕は非常に感動しています。
まずは「+R」モードスイッチの独立化。
FL5(上)ではモード切替スイッチの内「+R」ボタンだけ単独となり、どのモードであってもすぐに「+R」に移行することが可能に。
FK8(下)はコンフォート⇔スポーツ⇔+R の変更は可能ですが、
スポーツを飛ばしてコンフォート⇔+Rの変更ができないのが地味に不便。
以前レビューしましたがしっかりと改善されています。


FK2はシフトレバー横には何もなく、
「+R」スイッチはメーターの横にあります。


また、「+R」メーターへの変化もFK8では多少赤い部分が増えるのみ、と地味でしたが、FL5ではタコメーター表示も大きく変わり、ギヤポジション表示が中央に。別物に変化し、その気にさせてくれます。
表示する情報も、FK2では複数情報表示できるのにFK8では表示できる情報が1項目のみ。
ですがFL5では、水温やブースト計等々、複数の情報を一度の画面上に表示してくれるようになりました。
ここも見事に指摘事項を改善。

書籍「シビックタイプRの全て」によると、
メーターデザイナーが当初出した案は必要な情報だけを見せるストイックな案だったそうなのですが、
そこで開発者の柿沼さんが「これではサーキット走るのに情報が足りない」「気持ちが上がらないと早く走れない」(⇐これほんと同意)と指摘してこうなったそうです。
素晴らしい。さすが柿沼さん。


ちなみに、これが「+R」メータの比較。
上からFL5、FK8、FK2。あなたはどれが好み?




そしてFL5から追加された新「インヴィジュアル」モード。
エンジン・ステアリング・サスペンション・エンジンサウンド・レブマッチ・メーターを各モードのレベルに好きな風にカスタマイズすることができます。

つまり、これまた前回指摘しましたが、+R時の足の硬さがキツければ、
サスの硬さだけコンフォート!といったモードにすることも可能に。
これは良いですね、非常に良いですね~。




また、純正ナビで使用できるホンダログRでは、ナビ(コンフォート、スポーツモード時メーターに表示することも可能)はもちろん、車両情報の表示やサーキットでのリミッター解除、タイム計測も可能です。
ただし実際使用したオーナーの情報によると、GPSの精度には若干不安があるとのことです。




コンフォート時の乗り心地は、スポーツカーにしては足回りも柔らかく、なにより非常に静かですね。
その辺のコンパクトカークラスの乗用車よりは全然良いです。
スポーツモードにして少しメリハリがでてくるかな、といった感じ。
ここら辺の性格は基本的にFK8と同じですね。

FK2はノーマルモードでもまぁまぁな硬さがあり、特に後ろ席は乗り心地が良いとは言えず。
まぁ慣れますし、車に興味がない方からも「別に悪くない」という感想を頂けるレベルにはありますが、FL5は格段に良くなっていますね。


街乗りだけでもここまでの進化にけっこう驚きましたが、
真髄はこれからでしょう。高速を走って筑波山へ。




「+R」にして峠道を走ります。

いやはや、曲がる曲がる。
これは素人でも違いを感じる。
FK8ではそこまで感じなかった、まさに「車がスムーズに曲がっていく」。
車が勝手に曲がっていく感覚とも言えますが、これは驚きです。
交差点ひとつ曲がるにも軽やかです。
重量が増えていることを感じさせない。

また、パワーの違いも確かに感じました。
FK8はパワー面ではFK2と同じでしたが、
FL5では馬力に加えトルクも上がっているせいか、加速力の進化を感じます。
しかし、最大ブーストはなんと1.3。
FK2は1.4~1.5、FK8は1.5~1.6なので下がっています。

これには驚き。ターボが一新されているようですが、単純にブースト圧を上げるのではなく、エンジン含めた様々な箇所の改良の積み重ねでこのようなパワーアップを施すことができたのでしょう。

これはサーキット走ったら速いだろうなぁ。


アクセルレスポンスもFK8より良くなっています。
ただし、ここはさすがにFK2の「+R」のほうがレスポンスが良いですね。

サスの硬さもスポーツモード時と比べしっかりとメリハリがあります。
ただし、これもFK2のほうが圧倒的に硬い。

路面にグリップを最大限に伝えるためにはFK2はあれぐらい固くしないといけなかった、と開発者談。
FK8はそこまで固くする必要がなくなったと言っていたので、そこもFL5のグリップを最大限発揮する足回りセッティングの差なのでしょう。

全体的にFK8はマイルド、FK2はピーキー、FL5はその中間、といった印象です。
FL5は非常に「優等生」。


個人的に少しいただけないのは、「+R」時のエキゾースト音。
アクティブサウンドで非常にレーシーで甲高い音を室内に奏で上げてくれるのですが、なんか違う。
これは好みの範疇だとは思いますが、本物のVTECの音って感じがせず、作られた音感があり僕はあまりテンションが上がらない。

まぁ、そこは新機能「インヴィジュアル」モードでエンジンサウンドを「スポーツ」にカスタムすれば生のエンジン音を聴けるので、僕と同意見な方はそのようにするのが良いかもしれません。

FK2はエンジン音が非常に響く(防音性の違いともいえる)のでそこはGOOD。




そのまま筑波山を下り、いつものビーフライン・うぐいすラインへ。
走っていると、まさかの本物のFL5に遭遇。



僕がFL5を運転していると聞きつけたみん友さんが急遽合流してくれました!
にわかオーナーの僕と違い、正真正銘、納車されたばかりのFL5オーナー。


そしてこの人、FK8(フル無限)のオーナーでもあり、2台持ちです。
FL5は奥様用に購入したようですが、予想以上にFL5を気に入ったとのこと。

そして感想は基本的に僕とほぼ同じ。
FK8から非常に進化しています。

ヒール&トゥ不要となるレブマッチシステム(減速のギアチェンジ時に回転数を自動で合わせてくれる)も、FK8では2速→1速は非対応でしたが、FL5では対応。
地味にこれが便利だそうです。

もちろん、FK2にそんな機能ついていませんので、あまり使い慣れていない僕はうまく使いこなすことができず。
しかし、峠でコーナリング等に突入するとき、ブレーキ操作に集中できるので、あるとやっぱり便利ですね。



ちなみに、筑波サーキットで別のオーナーさんが純正タイヤで運転して5秒台安定、4秒台突入していましたので、非常にポテンシャルが高い車のようです。
プロの運転する純正タイム比較でいうと、FK8は5秒台、FK2で6秒台なので、プロがFL5を運転すればへたしたら3秒台でるかもしれませんね。さらにタイヤを変えたら1,2秒は変わります。

僕が良く走るもてぎサーキットはどのくらいなのでしょう。
ちなみに、僕はFL5純正タイヤと同じPS4Sを履いたノーマルFK2では現在のベストが2分18秒台。(タイヤ変えて16秒台)
FL5でうまい人なら14秒台くらいだしちゃいそうですね。


開発者曰く、走行性能面では完全にFL5>FK8>FK2であり、
旧型に劣っている箇所はどこもないと。と自信をもって断言していました。

7年の進化はすごいなぁ。ここまで変わるとは。



ただ一つ、一緒に走ったみん友さんと共通意見の不満点としてでたのは、
ドライブモードスイッチの位置。
パーキングスイッチの横なんですよ、コレ。
間違えて良く押してしまいます。
ちょっと危ないような。

FK8はドライブモードスイッチとパーキングスイッチはシフトレバーを挟んで反対側にありますので、間違いようがありません。
FK2はサイドレバーです。
慣れるんですかね、コレも。





満を持して発売された新型タイプRは、宣伝されていたとおり走行性能は史上最強であることを実感できたような気がします。

見た目は大人でオシャレな感じになっており、
内装は高級感があり、一言の感想でいうと「綺麗なデザイン」。

それに対し、真っ赤っかなシートやマットフロアはギャップがありますが、
そこもまたタイプRな雰囲気がでています。

FL5は最後の純正エンジンタイプRという噂もありますし、
値段もこのパフォーマンスで500万を切った価格でだせるのは今だけでしょう。
ライバルのメガーヌR.S.トロフィーRは世界500台限定(日本51台)で最高グレードは1000万ですよ。

これはもう間違いなく最強の車でしょう。


Posted at 2022/12/17 22:49:50 | コメント(4) | トラックバック(0) | 乗ってみた | 日記
2021年01月23日 イイね!

ノートe-powerに乗ってみた

ノートe-powerに乗ってみた久々に乗ってみたシリーズ。
今回乗ったのは日産のコンパクトカー、
ノートe-powerです!


・・・と言っても実際に乗ったのは2年前。
我が相棒シビックタイプR FK2がシンクロの故障で冬眠していた2019年1月~2月までの2か月間、
代車で乗っていました。

その期間中乗り回していたところ、この車のポテンシャルにけっこう感動しまして、
ブログのネタがないときにでも書くか。と温め、気づけばはや2年。
先月新型も発売され、型落ちとなってしまいました。


いやぁ、時がたつのは早いものです。
その間に競合車であるフィットやヴィッツ(現ヤリス)もモデルチェンジされ、
それには乗ったことありませんが、ノートに近い加速力があるとかないとか。

と、いうわけで少し古い感想になりますが、
新型ノートが世に出回る前にレビューを消化しておきますよ。





さて、言い方は悪いですが、この車、ただの大衆向けコンパクトカー。
これまでフィット、アクア、ヴィッツ、長い期間ではプジョー206(半年間)等
ちょびちょびコンパクトカーに乗ったことはありますが、
普段タイプRに乗っている身としては当たり前ですが、「普通の車」。

他の代車しかり、わざわざブログで感想を書こうとは
微塵も思ったことはないわけですね。



が、その概念を打ち崩したノートe-power。

コイツは僕の人生の中での貴重な3時間を割いてでも感想を書きたい、
と思わせた車です。
さすが、コンパクトカーカテゴリーで2017年から3年連続
販売台数1位になった車。



なにがすごいってその”加速力”
ノートe-power-に乗る理由のほぼ全てはこの一言に。




型式:DAA-HE12
全長×全幅×全高:4100x1695x1520mm
車両重量:1210kg(グレード:X)
駆動方式:FF
トランスミッション:AT
動力分類:ハイブリッド
総排気量:1198cc
エンジン最高出力:79ps/5400rpm
エンジン最大トルク:10.5kgf・m/3600rpm
モーター最高出力:109ps
モーター最大トルク:25.9kgf・m



他者のハイブリッドとは一味違い、
エンジンで発電し、モーターがホイールを駆動するシステムを持つe-power。

鉱山で稼働する超デカいダンプトラックと同じような駆動システムですね。
例として画像は日立のダンプトラック。
僕はこーゆーデカい機械が大好きで、少しばかり詳しいのです。


ついに車が時代に追いついてきたか。。。

まぁ、ノートe-powerが爆売れしたのは
このシステムがあったからこそでしょう。

横から。


後ろ。
まぁデザインは正直全く好みではなく、カッコいいとは微塵も思わない。




新型のデザイン。
アリと思います。けっこう好みです。





我が相棒FK2は死んでいた時期なので、同じ日産のGT-R R32と並べます。
ノートは競合コンパクトカーに比べ、一回り車体が大きいですね。






内装。
シートがおしゃれ。


タコメーターはありません。
まぁ、いらない、か・・・?


エンジンが発電しているかどうかは、メーターに表示されます。


シフトノブ周りは最近良くありがちなよく分からないアレ。
慣れると従来の物よりやりやすく、誤操作も少ないです。
プリウスは知らん。



バックミラーはモニター式。
標準搭載なのかどうかは知りませんが、
このバックミラー、解像度が低くまったく使い物になりません。


車間距離が掴みずらいのは恐らく慣れるであろうからヨシとして、
夜などは後続車のヘッドライトが画面いっぱいに広がり、なにも見えず。
昼間でも日の強い日は反射して目視でナンバーを読み取ることは非常に難しい。

ほんとクソ。


ちなみに、バックするときはアラウンドビューモニターになります。
これはあるとけっこう便利。隣の車との距離がわかりやすい。
必須かどうかと言われると、別になくとも良いレベルですけども。






ちなみに、先日、ホンダeに試乗しましたが、
それはサイドミラーがカメラ式でした。
この通りノートのクソ解像度モニターのイメージがあったのですが、
そちらはさすが400万円越え、非常に高い解像度で見やすく、
全く問題なかったです。
車間距離が掴みづらいのは同じでしたが、これは使っていれば慣れるはず。

やっぱり試乗は大事ですね。




後部座席は、コンパクトカーにしては意外と広い。
足を入れるスペースは充分にあります。


トランクは普通。


トランクの下は、バッテリーと応急処置用具。
パンク修理キットがありますが、
標準搭載のキットはタイヤの中に液体を流し込むタイプが多く、
タイヤとホイールに悪影響なので、専用の棒を差し込んで
穴をふさぐ別売りキット積んでおくことをオススメします。






ドライブモードは「ノーマル」「S」「エコ」の3つ。
モードはこのようにメーターに表示されます。ノーマルは何も表示されません。




モードチェンジのボタンはサイドブレーキの横。
奥まったところにあり、非常に押しづらい。
設計したやつはこれが押し易いと思って配置したのだろうか。



メーターのモニタ操作スイッチも
ウインカー裏の死角に配置されており非常にわかりづらいし押しづらい。
素直にステアリングに配置してくれ。








さて、ところどころ不親切設計が目立ちますが、
Sモードにしてアクセルを踏み込むとそんな些細なことは全て吹き飛びます。


恐ろしい加速力。


コンパクトカーもついにこの次元に来たのか、という印象です。
踏むだけで楽しいとはこのことですね。


まさに


※勘違いする人がいるのもアレなので一応補足しておきますが、
あくまでコンパクトカーとしてですよ。



しかも静かなので、街乗りでも気を使うことなくスムーズに加速できます。
タイプRはアクセル踏みこむとすごいエンジン音がするので、
気を使う場面がちょいちょいあります。
ハイブリッド車のメリットですね。



そして足回りもホンダ車のように硬めではなく、
トヨタダイハツ車のように柔らかすぎず、程よい感じです。
ちょっとしたスピードで段差に突っ込んでも路面に吸い付くように跳ねません。
コーナリングも静かにスムーズに曲がれます。
日産車の足回りは、乗り心地も良く非常に僕の好みですね。


筑波山を走ると、すぐ熱が入りブレーキがダメになってしまったので、
そこはスポーツモデルのNISMOがカバーしていることでしょう。





さて、ノートe-powerの目玉の一つである「ワンペダルドライブ」ですが、
御存じのとおりアクセルを離すと回生ブレーキがかかります。
ブレーキランプも光りますね。

けっこう効きが良く、慣れないうちは実際に信号などで停まる際に
フットブレーキをかけると2重にブレーキがかかるせいか、
すごい勢いでがっくんとブレーキがかかります。ここは慣れが必要です。

回生ブレーキのみで停止することも可能で、
綺麗にすーっと停まることができます。



ワンペダルドライブも慣れると運転しやすく、楽で良いのですが、
これに慣れてしまうと他の車を運転しづらくなってしまうので、
逆に慣れない方が良い気がします。

ノーマルモードにすれば、回生ブレーキが弱まり従来のエンジンブレーキと
同様の感覚で運転することが可能です。





それと、燃費についてはお世辞にも良くはありません。
街乗りでリッター18行かないくらいですね。


ちなみに、加速力はあるのですが、最高速は150㎞/h前後で止まります。
燃費もさらに悪化するので高速道路の走行には向いていませんね。





新型は見た目も僕好みにかっこよくなり、トルクも上がっているそうですね。
正直、新型かNISMO Sをセカンドカーとしてめっっっっちゃほしいのですが、
「一人で普通車2台とかバカじゃないの?」と嫁の許可が下りず、
残念ながら夢のままで終わりそうです。


早く中古で\50万くらいにな~れ!




※2021/05/23追記
新型ノートe-power試乗しました。
が、先代程の加速感を感じられず。
ディーラーで見せてもらった社内用動画では、
先代との加速勝負では勝っていたので絶対的な速さは上がっているようですが、
足回りのセッティングか車体剛性の進化からかわかりませんが体感では遅くなったように感じました。
正直、これなら他のハイブリッドと変わらんなぁ、という印象。
見た目は好みになったのに非常に残念です。
NISMOに期待。
Posted at 2021/02/23 19:35:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | 乗ってみた | 日記
2019年07月27日 イイね!

S660とインテグラタイプRに乗ってみた

S660とインテグラタイプRに乗ってみた前回のNSXから、久々の乗ってみたシリーズ第8弾。

今回はホンダを代表する2台の車、S660とインテグラタイプRに乗ってみました!
・・・2か月前の話ですけども。



型式:DBA-JW5
全長×全幅×全高:3395x1475x1180mm
車両重量:830kg
駆動方式:MR
トランスミッション:6MT
エンジン:直列3気筒DOHCターボ
総排気量:660cc
最高出力:64ps/6000rpm
最大トルク:10.6kgf・m/2600rpm
パワーウエイトレシオ:13.0


ホンダの誇るミッドシップレイアウトの軽オープンスポーツカー、「S660」。
現行NSX NC1を小型化したようなデザインで、軽らしからぬカッコよさ。
お値段は200万円越えと高めです。

特に個人的には、リアのテールライト周りのデザインはけっこー好み。




運転席周り。二人乗りのオープンカーですよ。


メーター周り。タコメーターはアナログですが、速度メーターはデジタル。
6速マニュアルです。


センターコンソールに物置とドリンクホルダーがあります。
しかしドリンクは1本しか置けない。。。
助手席に彼女を乗せる(願望)時はどうすれば?


しかし、ご安心を。
そんなこともあろうかと助手席用にもしっかり用意しております!


・・・うーむ、こいつはどっかでみたことがあるな。
おお、これだ


軽自動車なのに、あのホンダが誇るスーパーカー、NSXと同じ!


・・・は?



エンジンルームとトランクルームは運転席右下のスイッチを押すことで
開けることができます。


エンジンルーム。
NSX同様、MRなので運転席の真後ろにエンジンが配置されています。


トランクは車体前部。
トランクといってもソフトトップを収納する入れ物があるだけ。
全体的にこの車は収納スペースが皆無と言って良いでしょう。



そして、純正装着タイヤはなんと「ヨコハマADVAN NEOVA AD08R」!
こりゃまた贅沢な。。。

「軽自動車で軽く200万円超えだよ!」
「高っ!!」
「タイヤはAD08Rだよ!」
「・・・まぁしゃーないか」

と、このタイヤを純正で履いているというだけで
よく分からない妙な説得力を持たされるレベル。


フロントタイヤサイズは165/50R15、リアタイヤサイズは195/45R16と、
前後異径でこれまた(良い意味で)NSXを思わせます。


そして、地味に気に入ったのはここ。


サイドミラー付け根部分の形状です。
とても細く、視界向上を目的とした設計となっています。
これはNSXと同様のデザインで、これによる視界向上の恩恵は
意外と大きいです。NSXもこんな感じ。





続いて、「インテグラタイプR」。


型式:LA-DC5
全長×全幅×全高:4385x1725x1385mm
車両重量:1180kg
駆動方式:FF
トランスミッション:6MT
エンジン:直4DOHC16バルブ
総排気量:1998cc
最高出力:220ps/8000rpm
最大トルク:21.0kgf・m/7000rpm
パワーウエイトレシオ:5.36

2代目インテグラタイプRの前期型です。
6000rpmでハイカムに切り替わる知る人ぞ知るV-TECエンジン搭載。
僕の愛機シビックタイプR FK2の大先輩ですね。


運転席周り。
何年たってもぱっと見ただけでタイプRだとわかるこのオーラ。


ちなみに、現行シビックタイプR FK8の運転席。FK2もほぼ同じ。
何がすごいって20年近く前のタイプRから雰囲気が全く変わっていないこと。


メーター周り。
さすがにここらへんは時代を感じますね。


エンジンルーム。V-TECのロゴがあります。
車好きにFK2のエンジンルームを見せると、
誰しもがV-TECのロゴに関心を持ちます。
V-TECは一種のブランドになっており、
それはこの頃から培ってきた功績の賜物なのでしょうね~。


トランクルーム。


後部座席倒すとだいぶ広くなります。
これは・・・うまくやれば車中泊できるのでは!?




S660とインテグラタイプRを並べます。


まぁ、当然ですが、S660ちっちゃいですね。
本当にちっちゃい。見た目とのギャップがすごいです。




さて、まずはS660の乗り味です。

まぁ当然ですが、軽自動車とは思えないほどの加速感。
軽量化のプロフェッショナル、スズキの設計者も認める
我がセカンドカー、スバル R1といい勝負です。
アクアなどのコンパクトカーよりは全然速い。

そしてS660もR1と同じく、軽自動車では非常に珍しい四輪独立懸架ですが、
乗り心地はゴツゴツしてて固いです。お世辞にも良いとは言えない。
R1の乗り心地は非常に良い。

しかし、その硬めの足回りのせいか、
峠を走るには非常に安定していて、安心感を感じます。
R1はロールが激しく、スタビライザーでも取り付けてやろうかコノヤロウ、
って感じるレベル。
アルトワークスはその中間って印象ですかね、あんまり覚えてませんが。



ブレーキも良く効きます。が、だいぶ奥で効きますね。
峠を走る分には気になりませんが、街乗りでゆっくり停まろうとすると
軽く踏んでもブレーキが効かず、少し焦ります。深く踏む必要あり。
これは慣れの問題でしょうが、他の車では感じたことがないことでした。

しかし、ミッドシップレイアウトの重心位置による影響なのか、
フルブレーキ時も安定してスイ~と停まります。
NSXの時も感じたこの安定感。
FFのシビックタイプRはガツンッ!!と停まりますので
それに慣れていると少し違和感がありますね。


そして、なんと、押すとメーターが赤くなる+R・・じゃなかった
スポーツモードがあります。




こーゆーの大事。気分を盛り上げるために非常に大事。


・・・が、違いを全く感じず。レスポンスも硬さも変わらず。
僕が鈍感なだけか。
シビックタイプR FK2、FK8、NSXも全モードにて違いを感じましたが
S660だけは変化を全く感じず。

取説によると、
「高い応答性により、力強く伸びのある走行を可能にしているモードです。」



・・・(゜∀゜)?


ちょっと悔しいので、ネットで調べてみました。
CVTでパドルシフトを駆使したときに最大限の力を発揮するとかなんとか。
んじゃMTでは?
こーゆー車乗る人って、大半MTでは?
S660乗りの方、違いが判れば教えてください。



おお、そうそう。
クラッチとシフトレバーがFK2やFK8に比べて少し固めでしたね。
んまぁコイツらの軽さは異常だし、これは好みの範疇でしょう。


しかし、僕が許せないのはシート。

クラッチとブレーキに合わせて位置調整すると、両足の太ももが浮きます。
シートの座面が水平寄りであり、隙間が空くのです。
これ、すごく疲れます。スポーツカーのバケット系のシートは
けっこー急な角度がついており、太ももはしっかり接地されます。
これが普通だと思って気にしてませんでしたが、S660のシートはヒドい。
太ももが浮くことがこんなにも疲労蓄積を増速するとは。

これはシートの交換が急務です。レカロレカロ。


あと、まぁ、これは慣れでどうにでもなると思いますが、
後方視界が  最  悪 。

まったく、何も見えませんね、コレ。バックミラー全く役に立たず。
サイドミラーのみで停めることになります。
バックモニターあるとないとでは、天地の差でしょう。



さて、S660は、オープンカー。
S2000ロードスターとこれまで乗ってきました。

S660。。。風がスゴイwww
窓をだすと少しマシになりますが、スゴイ。

朝、時間をかけてしっかりとセットして決めてきたヘアスタイルは
一瞬で吹き飛びます。デートの際はオープンにしないほうが良いでしょう。

ロードスターではそこまで気にならず、S2000とS660はひどかったので、
これはマツダさんの技術の勝利ですな。


ちなみに、屋根を取り付けるとなると、、、











はい、ひじょーにめんどいです。
慣れれば1分程度とはいえ、
これは気軽にホイホイできるようなものではないですね。
価格を抑えるための影響がでてしまったようだ。

屋根を付けても風切音は多少しますが、気にはなりません。
しかし、席の後ろにエンジンがあるので、
エンジン音を身近で感じることができ、
ターボのプシューっという音が運転席に響きます。
僕は好きですが、人によってはうるさく感じるでしょう。

峠を走って、高速を流して燃費は18L。
非常に良いですね!


S660は利便性は犠牲にし、走りに全てをふった趣味車ですな。
良い意味で、オモチャのようなスポーツカーです。



次にインテグラタイプR。


こっちはS660程運転しませんでしたが、
未だに現役で乗り続ける人が多い理由がわかります。

非常に良い音、高回転まで回したくなります。
車体設計の古さはさすがに感じますが、これは運転が楽しい。

ターボ化した今では味わえない元祖V-TECエンジン。
僕はV-TECターボのあの、カアアァァァァァン!!という戦闘機のような
甲高い音も好きですが、けっこー違う音ですね、やっぱ。


ステアリングは少し重めです。
最近の電子制御が発達したステアリングは重いっちゃぁ思いですが、
ストレスを感じません。
インテグラタイプRは、もう少し機敏さがほしい、という重さ。
まぁ、当時のFF車はこんなもんでしょう。


FK2のような爆発的な加速はないですが、速いです。
インテグラタイプRとは何度かサーキットで一緒に走ったことがありまして、
もっと圧倒的な差があるかと思ってましたが、
想像以上に速かったのでびっくりしました。
実際に乗ってみると、これは納得の速さ。

排ガス規制などで技術的に厳しいでしょうが、
ぜひV-TECのNAエンジンを最新技術で復活させてほしいですね。



今回は筑波山、ビーフラインと走りましたが、
ちょいとヤボ用で近くまで来ていたみん友さんのFK2も途中から参戦。


ホンダ車3台で一緒にツーリングです。



それぞれ特徴があり、ホンダ車の良さを感じることができました。
あと、技術の進歩もすごいですね。
20年後は、いったいどんな車が走っているのだろうか。
400馬力は当たり前、になっていたりして。

さてさて。
インテグラタイプRに乗った後だと、
シビックタイプR FD2に乗ってみたくなりますねぇ。

Posted at 2019/07/27 22:54:32 | コメント(2) | トラックバック(0) | 乗ってみた | 日記
2018年09月24日 イイね!

NSXに乗ってみた

NSXに乗ってみた車好きの素人が乗った車を体感かつ適当にレビューする乗ってみたシリーズ第7弾。スペシャル編!
今回はなんと、「NSX」です!
お値段2500万円のホンダのスーパーカー!!

前回の異常に気合いの入った第6弾であるシビックタイプR FK2とFK8を徹底比較したレビューが巷でけっこう好評(?)だったようなので、
今回も僕の愛車FK2と比べてやりますよ、2500万円がナンボのもんじゃい!

あ、いつものなんとかレンタカーでは借りれませんのでお気をつけください。


今回乗った「NSX NC1」のスペック。

型式:CAA-NC1
全長×全幅×全高:4490×1940×1215mm
車両重量:1800kg
駆動方式:4WD
トランスミッション:9速DCT
エンジン:V型6気筒DOHCツインターボ
総排気量:3492cc
最高出力:507ps/6500-7500rpm
最大トルク:56.1kgm/2000-6000rpm
モーター:交流同期電動機
最高出力:(前)37ps/4000rpm ×2
       (後)48ps/3000rpm
最大トルク:(前)7.4kgm/0-2000rpm ×2
       (後)15.1kgm/500-2000rpm
システム最高出力:581ps
システム最大トルク:65.9kgm
パワーウエイトレシオ:3.10


対して、「シビックタイプR FK2」のスペック。

型式:DBA-FK2
全長×全幅×全高:4390×1880×1465mm
車両重量:1380kg
駆動方式:FF
トランスミッション:6MT
エンジン:水冷直列4気筒直噴ターボ
総排気量:1995cc
最高出力:310ps/6500rpm
最大トルク:40.8kgm/2500-4500rpm
パワーウエイトレシオ:4.45

車重はFK2に対し1.2倍(+400kg)ですが、馬力はFK2の約2倍、トルクは約1.6倍と
比較するのもおこがましいスペック差。
ちなみに値段は約5倍。


いつもの。・・・をしたかったのですが、訳あって違う場所。
車幅はFK2(1880mm)に対し、NSXは+60mm。FK2はフェンダー分がでているだけで
車格はそこまで大きくないですが、NSXは車格もワイド。
ちなみに、国産車でこれより幅が広いのは「レクサスLX」と「ランドクルーザー」のみだそうで。


後ろ。FK2のGT仕様と同じくパーキングセンサーが装備されているのがわかります。


マフラーは4本。



NSXのエンジンルーム。


おお、間違えた。こっちこっち。
ミッドシップレイアウトのハイブリッドなのでフロントにはラジエータやフロントモーター等が搭載、
エンジンは座席の後ろにあります。

メンテナンス性を考慮し、ワンタッチでカバーが外れるようになっています。

対して、FK2のエンジンルー・・・はいらないですね、
気になる人は前回のFK8の回(上のリンク)を見てください。


ヘッドライト、ハイビーム、サイドウインカーすべてLEDです。
FK8と違い、リアのサイドウインカーももちろんLED。フフ、さすがスーパーカー。
ちなみに、ロービームは外側4連、ハイビームは内側2連が点灯します。


サイドウインカーはこのように光ります。かっこいい。。。




NSXのトランクルーム。
まぁ、予想通りではありますが広くはないですね。



しかし、意外と側面の奥行きはあります。


トランクカバーはエンジンルームカバーと併用。
トランクの広さはこの際スーパーカーという名目で置いといて、欠点がひとつ。
この荷室、エンジンルームの熱の影響を受けます。
走り終わった暁には、荷室の中はサウナ状態。あっつあつです。
別途クーラーボックスを搭載しておくことをオススメします。


他社のミッドシップレイアウトのスーパーカーは、フロントにトランクを備えている車種が多いですが
NSXはモーター等のシステムを収めている為、荷物を積む余裕なんぞ無し。



さて、荷物と言えば、NSXは二人乗りで、後ろに席もないのであらゆる物の置き場に困ります。
室内にある主な収納部はグローブボックスとセンターコンソール後方にあるボックスのみ。


そして、みなさま当たり前のように使用しているドリンクホルダー。
NSXはこれ!


さらに、なんと、脱着可能!!


モーターファン発行冊子「NSXのすべて」によると、このような説明が↓。

「ここはドライバーからも比較的手が届きやすいのと同時に、
シフト操作時などに左手の動きの邪魔をしない位置となっている」

おおっ、なるほど!
FK2のセンターコンソール部のドリンクホルダーにペットボトルを置くと
シフト操作時に腕があたって邪魔になるという失敗した経験から生かされた最適解なんだ!


・・・は?



NSXの運転室。意外と大人しめです。
派手さはタイプRのほうがありますね。
インテリアの色はオプションで変えることができます。



メーター周り。FK8と同じく、タコメーターはデジタルです。
ハンドルの形状含め、視界を確保するための工夫が随所に施されています。



また、NSXには「QUIET」「SPORT」「SPORT+」「TRACK」の4種類のドライブモードがあります。
表示内容や、レブリミットが変化しているのが非常におもしろい。
乗り味の違いは後程。





取説によると、違いはこんな感じ。



まぁ、つまり簡単にいうと、こんな感じですね。
「QUIET」 ・・・エコモード
「SPORT」 ・・・標準モード
「SPORT+」 ・・・ワインディングモード
「TRACK」 ・・・サーキットモード


センターコンソール周り。
シフトセレクターはスイッチ式で、電動パーキングです。
モードチェンジのダイヤルも配置されてます。
「QUIET」⇔「SPORT」⇔「SPORT+」⇔(3秒長押し)「TRACK」への変更は可能ですが、
「SPORT」を飛ばして「QUIET」⇔「SPORT+」の変更ができないのが地味に不便。
これFK8でも書(以下略)



後ろ席。

・・・ありません。二人乗りですしおすし。


ホイールは前が「245/35/ZR19」、後は「305/30/ZR20」。
驚異の305。
ひえ~、300代に突入ですか。



もちろんキャッツアイ踏んだらアウトです。金銭的な意味でも。




さて、乗り出します。



まず感じたこと、FK2に対して「座面が低い」。
・・・当たり前や。


次に、「エンジン始動音がでかい」。
始動音がやたらでかい。これはあきらかに近所迷惑なレベル。
ランボルギーニウラカンオーナーが同じ理由で朝のエンジン始動はしないようにしている、
とのブログをみたことありますが、納得の爆音。

しかし、そこは最先端技術の詰め込まれたハイブリッドなNSX。
なんと「QUIET」モードで始動すると大人しくなります。
しかも設定で時間帯を決めることができます。
例えば、「AM0:00-AM8:00」に設定すれば朝の通勤時にも気を使わず優雅に発進可能。



次は、後方視界。
意外や意外、FK2やFK8より広く見やすいです。


と、思いきや、走行中、思わぬ弊害が発生。


反射して見えぬ!!!

エンジンカバーがリアガラスに映り込み、状況によってはほぼなにも見えない状態。
晴れの日は厄介です。・・・これなんとかならんかったんか。



しかし、サイドミラー周りの視界性は非常に良好。
このサイドミラーステー(付け根)の細さ。


こうすることで横方向の視界を確保、コーナーをギリギリで攻めやすい。
(by モーターファン NSXの全て)

実際に視てみると、この効果は凄まじく、前輪足回り付近が良く見えます。
ただし、そのせいか、ミラーの折り畳みは電動ではなく、
手動によるマニュアルである。

ある日、乗ろうとしたらサイドミラーが畳まれており
勝手な先入観で電動だと思って運転席周りのスイッチを探してもなにもなく、
ネットにもほとんど情報がなかったため、発進するまでに数十分と
サイドミラーを開くために四苦八苦格闘してました。

絶対に細くする。機能性を捨ててでも。というデザイナーの意地を感じる。




また、「マルチインフォメーションディスプレイ」の一度に表示できる情報量が少ない。
FK2では、ブースト圧、冷却水温度、エンジンオイル温度・圧力などを一画面で表示できます。
NSXはFK8と同様、一度に表示できる情報は1項目のみ。
しかもツインターボなのに、ブースト計は表示できず、
ハイブリッドなのにバッテリーのトルク配分は表示できず。
フロントモーターのトルクベクタリングをウリにしているクセにこの仕様はなぜなんだ。

「SPORT+」にしてワインディングをいざ攻めるぜ!と燃える気分の状態で、
メーターに表示している項目は「燃費計」。

これは走る時の気分やシチュエーションにこだわりたい僕としては超マイナスポイント。


が、しかし、メーターに表示できる項目で「おお?」と思った項目が。
上記写真にあるように方角と今走っている場所が表示されます。
また、ナビに連動して進む方向が表示されます。
メーターに「表筑波スカイライン」と表示され気分はアゲアゲ。

また、タイヤ空気圧をリアルタイムで確認することができます。


この二つの項目は非常に羨ましい。以後ホンダ車は標準装備してくれ。




さてさて、ついに走り出しますよ~。

・・・キイーン。

おお、すげえ静か。ハイブリッドや!!!!

プリウス同様、モーター駆動しているので非常に静かな走り出しです。

スーパーカーは映画とかではもっとこう、ブルンッ!ブルンッ!と甲高いエンジン音を響き鳴らして
近所迷惑上等な感じで発進していたので、これは驚きです。
イメージぶち壊し。いい意味で。



そして、「乗り心地」。非常に素晴らしい。
硬くなく、ピーキーさもなく、ゆったりしており上品です。乗り心地の良いFK8よりゆったり。
スーパーカーというのは、極端な話、
速さにコストをかけまくって他の全てを犠牲にしているイメージがありますが、
今時のスーパーカーは乗り心地も良いのですね~。まぁ当然と言えば当然か。



さて、本題。
各モードごとの乗り味を確認します。
街乗りから、いつも走っている定番の北茨城ツーリングルートを走ります。

筑波山含め、タイヤが鳴かないレベルですがけっこう攻めました。


◆「QUIET」モード
・乗り心地良い。非常に良い。さすがにレクサスLSには敵いませんが相当なレベル。
・アクセルレスポンスは良くない。他のモードと比較し、ストレスを感じる。
しかし、このモードでもワインディングを攻めれば相当な速さを誇ります。
・住宅街や繁華街ではこれ。走行時もエンジン音が静かです。

◆「SPORT」モード
・乗り心地は「QUIET」と同じ。
・アクセルレスポンスも良好。ストレスはない。
・標準モードを謳っているのもあり、やはりバランスが良いです。通常時はコレ。

◆「SPORT+」モード
・乗り心地は良い。サスも固くなっているが、そこまで大きな変化は感じない。
・エンジン音がうるさくなる。街乗りでこれだと非常に気を使う。流している状態でもけっこうな爆音。
・「SPORT」より低速ギヤへのレスポンスやアクセルレスポンスが向上。

◆「TRACK」モード
・乗り心地は「SPORT+」と同じ。
・エンジン音も同じ。
・トルクベクタリング制御が「SPORT+」より弱くなっている為か、
ワインディングでは「SPORT+」のほうが走りやすい。



そして、やはり一番気になるのは「加速」ですね。
公式スペック0-100km/h「3.0秒」という、一生体験することがないと思っていた世界を体験しました。

・・・異次元の速さ。
シートに押し付けられるのは当然。
FK2で後ろについて、停止状態からの加速やローリングスタートにもついていきましたが、
「あ、加速した」と気付いてアクセル踏んだ頃には相当突き放されているという始末。

そしてなにより驚くべきはその安定性。
全く怖くないです。ステアリングもブレず、ただアクセルを踏むだけ。
FFのFK2は停止からのアクセル全開はものすごいホイールスピンをし
ステアリングも多少ブレますが、ホイールスピンまったくなし!!!
いやはや、すごい。
これが3秒の世界か。

さらに恐ろしいのが人間。この加速にすぐ慣れます。ぴょんぴょんアクセル踏みまくり。
楽しぃ~。


ちなみに「TRACK」モードには、「ローンチコントロールモード」というサーキットでロケットスタートが
可能なシステムが備わっています。どんなモードかというと、
停止時に、左足でブレーキを全開で踏み、右足でアクセルを全開で踏んだ状態で、
左足のブレーキを離すとドッカンと発進するモードです。ドラッグレースにも使えますねコレ。



また、ブレーキの安定性も大変驚いたところ。
ミッドシップレイアウトで、エンジン含めた至る部品が低重心設計なのもあり、
どんな速度域からのフルブレーキングでも「スイ~」と停まります。
100㎞/hでも「スイ~」。180km/hからでも「スイ~」。
FFレイアウトのFK2は100㎞/h程度ならある程度「スイ~」と停まりますが、
180㎞/h超えている状態でフルブレーキングするとステアリングが非常に暴れます。
車体も運転者も必死に停まろうとする。
その必死さがNSXからは感じません。設計者の努力の賜物ですね。

しかし、ブレーキ性能はFK2と対して変わりません。
FK2(FK8も同様)はフロント4ポッドキャリパー、リアフローティングキャリパーで、
NSXはフロント6、リア4ポッドキャリパーですが、
ブレーキは車重とタイヤの差が大きく影響するので、制動力に驚くほど大きな差はなかったです。




筑波山を何度か攻めてみました(もちろんだいぶ安全側で)が、
やはり運転感覚はFK2と結構違いますね。
ミッドシップの車を運転するのは初めてでしたが、コーナリングのターンインやターンアウト時の
感覚が違います。一番違いを感じたのは、ハンドリング。
FK2 と同じ感覚で操舵すると、思ったより切れ込んでインに早く付きすぎます。良く曲がるわけです。

また、FK2ではタイトなコーナリング前のフルブレーキング時は車体が「ガタガタ」しますが
NSXは前述したとおり「スイ~」と停まるので車体の安定感もあり、
「おお、曲がる、曲がるwww」と楽しい運転でした。


4つのモードでワインディングを攻めましたが、「SPORT+」が一番楽しく、走りやすかったです。
「QUIET」「SPORT」は専用ではないので置いといて、
「TRACK」モードと比較しても、電子制御がある程度介入してくる「SPORT+」のほうが
ワインディングでは曲がりやすく楽しかったですね。

ああ、コーナリングのことしか語っていませんが、直線の加速はいうまでもなくどのモードでも
”爆速”なので特に語ることがないのです。



ワインディングを攻めている際に気になった点が一つ。
懸念していた「車高の低さ」がモロに影響しました。

少し段差のある路面で跳ねるとバンパーをすぐ擦ります。
FK2(最低地上高125㎜)では一度も擦ったことがない道でしたが、
NSX(最低地上高110mm)では度々擦っていました。
まぁ、スーパーカーの宿命でしょうか。





さて、NSXで一日+α走りましたが、意外とFK2の完全上位互換というわけではなく、
人は乗らないわ、荷物は乗らないわ、後ろは反射して見えないわで
FK2の良さがなくなっている箇所も。


それ以外はすべて勝っています。圧勝です。

乗り心地も優れているのは驚きですね。


このNSXは初代のNA1からターボ・ハイブリッド化したりホンダの最先端技術の集大成ですが、
「スポーツカーにハイブリッドなんて」とか「GTRより遅い」とかいろいろ評判を聞きますが
そんなことホンダの設計陣もわかってて開発された車なんです。
開発経緯を知るとけっこうおもしろいですよ。

気になった方は関連URLを見て頂くとさらにNSXのことを知ることができますのでぜひ。

そしてさらに興味を持った方には一家に一台この車、オススメです。



ちなみに、燃費は、街乗り-ワインディング-高速含めた約300㎞走って約7km/Lちょっと。
筑波山のみだと4.6km/L、フルーツライン流して13km/L、高速110~140㎞/hで9.6㎞/L。

・・・うーむ、残念ながら通勤には使えない。

Posted at 2018/09/25 00:15:20 | コメント(2) | トラックバック(0) | 乗ってみた | 日記

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