
そういえば、新型メガーヌRSトロフィーRがシビックタイプR FK8のニュルFF最速タイムを更新したという話が流れていますが、正確にはスタートとフィニッシュラインが別な全長20.6kmのコースで叩き出したタイムであり、FK8が7.43秒の最速タイムを叩き出したコースは20.8kmで、メガーヌはそちらでは7.45秒ですので、更新してません。
ヤフーニュースやら一部メディアではシビックタイプRを超える!みたいな書き方で、勘違いさせるような記事が多いですが、超えてませんのでお気を付けください。
かくいう僕もヤフーニュースに騙された一人ですが、その割にはネットであんまり盛り上がってないなぁと思っていたところ、みん友さんに教えてもらいました。
※追記
と思ってたのですが、実際に動画みたらスタートゴールライン同じでした。
失礼しました。FK8も20.6kmのタイムっぽいですね。
前から思ってましたし、世間からも言われてますが、メガーヌもゴルフも2シーターで専用にカスタム・軽量化して限定で販売してますが、それはちょっとセコいと思うのです。
FK8も2シーターにして専用カスタムしてタイム更新してやろうぜ!
そしてニュルタイムアタックverとして限定販売。僕は買わないけど。
まぁ、とはいえ、このタイムってメチャクチャ速いです。
FK2も改修後のコースでアタックすれば40秒台行けると思うんですよね。誰かやってくれ。
ちなみに、僕はグランツーリスモで8分前半。
筑波サーキットでのゲームと現実の比較を見るに、現実でも同じくらいは余裕でいけるんじゃないだろうか!(←2周に1回は壁にぶつける人)
さて、前置きが長くなりましたが、本題です。
GW、9泊10泊車中泊 九州の旅、中編。
前編で「湯布院日田往還」の森の中で車中泊し、4/28(日)3日目の朝、5:30に出発。
朝一の為、車通りはほぼなし。
早朝ツーリングの特権、走り放題です。
メインである県道を外れたところに、丘を登っていく狭い道がありまして、
ここから見える景色は、非常に絶景。由布岳やその周辺道路全てを見渡せます。
ここににきたら必ず寄るべき場所です。
マイナーなのか、朝一だからなのかわかりませんが、
僕たちがいた1時間弱の間に登ってくる車はゼロでした。
2時間以上ここにおり、まだまだ行けましたが、
これは九州ツーリングのほんの序盤。
我々には行かねばならぬところがたくさんあります。
名残惜しさを胸に、次の目的地へ。
日本百名道の一つ、かの有名な「やまなみハイウェイ」を走ります。
湯布院町から少し狭い1.5車線程度の峠道を走り、
そこを抜けたら見晴らしの良い快走道路。
先には「九重連山」が見えます。
「やまないハイウェイ」はそのまま「九重連山」を超えていきますが、
その前に「泉水グリーンロード」に寄り道します。
道の長さこそそこまで長くはありませんが、
丘の上を走る非常に気持ちの良い道です。
「やまなみハイウェイ」は車通りが多いですが、
少し外れたこの道は車が少なく、
景色も非常に良いので立ち寄るのをオススメします。
ところどころ、温泉の湯気が湧いてました。
「やまなみハイウェイ」に戻り、長者原の「レストハウスやまなみ」にて朝食。
ボク、レヴォーグ友人に触発されそこにあった「モンベルくじゅう長者原店」にて、登山用のサンダルを購入。
靴下の上にサンダルを履いて九重連山を背に紅茶を飲みご満悦。

これ、スゴイ。滑らない。スゴイ。
九重連山を超えると、今度は大草原が広がります。
これがまた、なかなかの衝撃。
「阿蘇くじゅう国立公園」という看板あり。
大昔の火山活動によって形成された勾配の激しい地形です。
全体的に牧場のようです。RPGのマップにでてきそう。
奥には、阿蘇五岳が見えます。雲が増えてきたのが残念ですが。
この大草原は走らねばならない衝動に駆られる。
「やまなみハイウェイ」最南端側の峠道にある「城山展望所」では、
阿蘇市と「阿蘇五岳」を見渡せます。
阿蘇山は4月に噴火したばかりなので、煙ふいています。
左の根子岳の形状はRPGのラスボスが潜んでそうな形状ですね。
少し引き返し、「やまなみハイウェイ」を外れて広域農道を走ります。
道の名前は忘れてしまいましたが、車通りの多い「やまなみハイウェイ」と比べ車がまったく走っておらず、快走快走。
少し行ったところにある「うぶやま牧場」で昼食です。
そして、その駐車場から見える、ある建物に目が行く。
廃墟?目の前に道があるので、いけそうな予感。
マップを見ながら道を探します。
・・・。
え?まじですか。
マップを見ると、確かにこの先のようだ。
バイオハザードやジュラシックパークを思い起こさせるゲート。
入ってすぐ先に車を停められそうなスペースがあったので、
そこに車は停め、徒歩で向かうことに。
装備を整え、さぁ、謎の廃墟を目指し探索開始だ。
と意気込んでいたら、上から人の声が聞こえます。
その方向をみると、
ゴルフカートに乗って移動するおじいちゃんおばあちゃんの姿が。
どうやらいつのまにかゴルフ場に潜入してしまったようだ。
ゴルフ場の中を手ぶらで歩く不審者2名。通報されなくて良かったですな。
ゴルフ場を抜けると、そこには例の廃墟が。
牧場から見えた時は、立派な車道に見えましたが、砂利道でした。。。
入口を探します。
廃墟に来るのは初めてですが、けっこう怖いですね。
ホテルか病院?のようです。1980年台に完成予定だったのが、何かしらの理由で中止になったようですね。
当時の新聞やら怪しげな資料やらが転がってました。
「医者の増加 急ピッチ」。
・・・。
ひえっ。
非常に怖かったのであまり奥まで行く気にはなれず、雨も降ってきたので撤収。
しかし、なんか楽しい。廃墟マニアがいる理由もわかりますな。
死体とか転がってたり、テロリストたちが籠っていたら
どうしようかと思いましたが無事脱出できて良かったです。
次は、広域農道「奥豊後グリーンロード」を走り、北上して由布市に戻ります。ひたすらに山道を走る快走道路。
この「奥豊後グリーンロード」、途中から入り60㎞程北上しましたがまだまだ南に続く道があるようで、非常に長い広域農道です。
途中、「ラムネ温泉」に寄り、近くのお店で夕食です。
大分県の郷土料理だんご汁。うまいです。
そのお店の張り紙にこんな格言が。
名言である。
「奥豊後グリーンロード」に戻り、真っ暗闇の中ひたすらに北上し、由布市へ。
そのまま次の目的地「平成パークライン」に入り、登り峠道途中の路肩で
今夜は車中泊です。PM9:00なり。
3日目の走行距離253km、総走行時間16時間でした。
4/29(月)、4日目。
本日より3日間、天気予報は「曇りのち雨」。
とゆーわけで朝早く出てもどうせ景色は見えないので、
本日はのんびり朝8:00起床。
朝ご飯はホットサンド。レヴォーグ友人の腕の見せ所である。
調理中、雨が降りだし始めます。
しかし、漢レヴォーグ友人、大雨の中、調理し続ける。
僕はその姿に感動し、せめてテーブルの食材が濡れないよう傘をセッティング。
なんて優しいボク。
腹ごしらえも済み、4日目ツーリングスタートです。
「平成パークライン」を走りますが、生憎の雨と霧の為、景色は全く見えず。
ひたすらに1.5車線の峠道を登っていきます。
晴れていれば、見晴らしの良い景色が見えるとかなんとか。
「平成パークライン」を降りた後、汚れた愛車をガソリンスタンドで洗車し、
「原尻の滝」に向かいます。
その道中。
雨も降っているので、のんびり流して走行中。
後ろのレヴォーグさん。
ボク「・・・」
ボク「!」
ボク「!?」
ボク「!!!」
セーフ!!!運よく路肩で停止。
こいつはガチモンですね。
運転者の証言
『雨の日でした。死んだと思いました。しかし、あの状態から復帰するレヴォーグは優秀な機体です。』
さすがレヴォーグ友人。
レヴォーグSTIの性能の高さを証明する為に体を張ってネタを提供してくれる
その心意気には盛大な賛辞を送りたい。
今回は幸いなことに車は無傷ですが、
雨の日の運転は非常に滑りやすいので気を付けましょう。(経験者談)
レヴォーグ友人さん、なぜか逆にテンションがあがり勢いづく。
その流れで「原尻の滝」に到着。
ちまたで「東洋のナイアガラ」と呼ばれる日本の滝百選のひとつです。
吊り橋もあり、上から見渡すことができます。
雨のせいで水量が増え迫力が増していることを期待して行きましたが、
この日は普通でした。
上流側にポツンとたつ鳥居が、良い雰囲気を醸し出してます。
荒廃した世界のようだ。
そして南下し、大分県を出て、宮崎県に入ります。
「日豊グリーンライン」→「尾鈴サンロード」→「中部グリーンロード」と100㎞以上続く広域農道をひたすらに南下し、走り続けます。
雨で景色を楽しむことはできないので、ならばと
広域農道で走りを楽しみながら移動することは非常に合理的だと思うのです。
夜になり、青島付近の「ホテルグランディア 健康ランド 華の湯」にて
さっぱりした後、ラーメンを食べて宿探し。
今夜は日本百名道のひとつ「日南フェニックスロード」手前の
「堀切峠」にて車中泊します。時間は22時過ぎ。
4日目総走行距離284㎞、総走行時間13時間でした。
5日目は、「日南フェニックスロード」を走り、鹿児島県に入ります。
後編に続く。