内外気切り替えモータ配線のタイマーリレー化 (失敗)
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エアコンの内外気切り替えモータは常に正/逆の回転の電気が流れています。だからギアが欠けるとモータが廻り続けて「ウィーン、カチッ」と音がなり続ける訳です。(これが間違いでした。後日談参照)
そこでタイマーリレーをかませて動作時だけ数秒電気が流れて自動オフになり、それ以外の時にはモータに電気が流れない様にしました。
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モータを分解した写真ですが、モータのピニオンはウォームギアなので、他のギアが欠けずに生きていれば、フラップ側から逆回転させようとしてもここで回転運動に変換されません。つまりモータ側からはフラップを動かせてもフラップ側からはモータは廻せない、一方通行なのです。よってフラップが全開もしくは全閉したらモータへの通電の必要がないことが判ります。モータへの配線は3本ありますがその一本は両モードで通電する線なのでそこにリレーをかませます。
次にどこにリレーを動作させるトリガスイッチを入れるかですが、内外気の切り替えスイッチは内気へのモータ信号、外気へのモータ信号、内気時のランプ点灯をひとつのスイッチで切り替えていますが、どのモードでも通電する配線が無いことが判りました。
つまり、このスイッチを利用してリレーをオンさせるには2個のリレーを使って、それぞれ外気/内気の信号線に各1個のリレーを作動させるしかないのです。これはナンセンス。
また、この方法のデメリットのひとつはエンジン始動時にそこに通電するのでリレーが作動してしまうことです。
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解決方法としては別途スイッチを増設してリレーを動作させる方法としました。これなら使うときのみ通電できます。スイッチは光軸調整の場所が使わなくなったので、その場所にインストールする予定です。
購入したタイマーキットはワンダーキットのタイマー基盤(TM-5553)です。これを使えばトリガスイッチを押した後任意の時間だけ通電させることができます。今回は10秒としました。
実際の動作はこんな感じです。内外気を押します。別途設けたトリガスイッチを押します。すると10秒だけ作動して電源が切れます。あせる必要はありません。トリガスイッチを押すまでは通電しない訳ですから。
これの良い点はエンジン始動時に通電しないことです。
使うときだけモータに電気を流すのでモータ、ギアの延命が見込めます。
従来はエンジンが掛かっている間中モータに通電していましたが、この方法であれば外気のままであれば切り替えるまで通電はありません。通電しても10秒です。
トリガースイッチはプッシュスイッチで、押した状態の時だけON作動して、離すとOFFするモメンタリーというタイプのスイッチが必要です。
ON状態を保持するタイプはオルタネイトというタイプでこの目的には向きません。ON状態からOFF状態の時に作動しないからです。
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今日は涼しかったので配線のほとんどは済ませて動作確認までしましたが、上記の動作は問題なくしています。スイッチのインパネへのインストールが未だなのでその写真はありません。
あとこの方法のメリットがもうひとつ。
ギアが壊れてもモータに通電しないので「ウィーン、カチッ」はいいません。配線を抜かなくても良いのです。どうでも良いか・・・・
モータを替えた時から気になっていた案件がひとつ解決しました。
うん、ビールが美味い。
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後日談)
モータの中に負荷を掛けると停止する装置が組み込まれていることが判明し、この装置の必要性がなくなりました。
近日取り外します。
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