サービスキャップの交換と改良

エアコンガスを入れる低圧側のサービスキャップの中に凸部があり、これが
バルブの先端を押してしまうトラブルがありました。

APRに行き部品取りの306の廃車からキャップをもらい内部の凸の量もバルブを押さないことを確認して暫定でそちらを使うことにしました。

何でもたまにあるトラブルらしく、バルブのムシが減ってきて前に出てきて本来当たらないキャップの凸に当たりガス漏れを起こしたり、製品によって凸量がまちまちで凸が多く出ているのはトラブルが出ることがあるなんて話も聞きました。
対策は凸の少ないものに換えるか、きつく締めないらしいですが、何だか納得行きませんｗ
写真は国産のキャップでネジ径が合わず使えなかったのですが、ちゃんとバルブ先端を押さないで良いように逃げてある所が素敵です。

なので改良を検討してみました。
これまで使っていた106に付いていたキャップの断面と寸法です。
凸量が6.2mmもあり、逆に車に付いているパイプ側のツラ位置とバルブ先端までは5mm位でした。1.2mmのオーバーラップがあるのでそりゃガス漏れしますよね。

ちなみにもらった306のキャップは凸量が3.5mmでした。なので問題ありません。

では、こんな風に同心円で逃げを作りましょうとφ5のドリルで挑戦しました。
凸部の外周にはバルブと同じM8×P1.0のネジが切られています。あまり薄くすると弱くなるので肉厚1ｍｍ強を狙いφ5の穴を開けます。

完成してやった～と思いエアを掛けたら貫通してしまいました。orz
計算では2mmの肉厚があった筈ですが裏の肉抜きの穴を忘れていました。

穴は接着剤で塞いで予備として持っていようと思います。

低圧側でキャップを緩めた際にシュッって音する場合は漏れています。バルブのムシを交換しても同様の方は私の様にキャップを疑っても良いと思います。

前回の対策以降はガス漏れは無くなった様で猛暑でもエアコンが効く106を何年かぶりに堪能しております。

接着剤で蓋完成。
接着剤はボンド　プレミアムソフトウルトラ多用途SUを使用。プラスチックにもがっちり喰いつきます。