四国に上陸して3日目の朝は昨日からの雨が少しだけ残ってはいましたが、快方に向かう予報、雲がかかった山の景色も悪くありません。
今日は今回の旅の主目的である、高知市の「高知県立牧野植物園」に行きました。天気予報では15時頃から小雨が降る可能性が示唆され、牧野植物園を見てまわる所要時間を3時間とすること、さらに駐車場の混み具合もわからないので、余裕をみて11時、できれば10時30分頃までには着きたいと考えました。
一方、仁淀ブルーをより感じられるスポットにも行きたく、いくつかあるうちから『にこ淵』に行くことにしました。にこ淵は仁淀川の支流、「枝川川」にあります。
宿を7時に出発し、にこ淵を目指して走ること小一時間で駐車場に到着しました。
到着時刻は8時頃で、駐車場はがらがら、というか、他には誰もいませんでした。
車道から階段を下り、にこ淵横に到着、仁淀ブルーが迎えてくれました。薄曇りで空は明るいと言えども太陽は顔を出していなく、それでもこの青さ、このきれいさです。少し経つとぽつぽつと人が来だしましたが、この仁淀ブルーなら人を惹きつけるのも納得です。
にこ淵を後にし、牧野植物園を目指す途中、仁淀川らしい風景を見つけました。このように蛇行する姿は四万十川が有名でしょうが、仁淀川でも下流域では同様の景色が見られます。
この風景が大好きです。
そこから牧野植物園まで、おおむね順調に走り、10時頃に到着しました。ゴールデンウィーク期間とは言え、カレンダー上では平日なので思ったほどは混んでいませんでした。
駐車場はまだまだ空いていたので、できるだけ安全な区画をと探し見つけたのがここです。
隣も区画ですが、『出口』方向を示す表示のために使われていますので、そちら側に寄せれば運転席側が広く空くため、右隣の車にドアパンチされる可能性はぐっと下がります。
念のため、ガードマンに「出口を示す掲示を撤去して車を停めるようにすることはない」ことを確認しておきました。
いよいよ、入園、正門に向かいました。
入園口までの通路にも様々な植物がたくさん、たくさん植えられ、紹介されていて、なかなか進みません。
やっとこさ入園口に着いて、今度こそ、入園です。
僕は素人なので見たことのない植物がたくさんあります。
乳ボーロのような形、表面正常がおもしろかったです。
関東でも有名なネモフィラ
昨日の牧野公園もそうでしたが、植えられた植物には名称と説明の表示があり、すべてを見て、読んでしていると絶対に1日では足りません。園の歴史と職員の方々の地道な作業の積み重ね、植物の維持も大変だと思います。
様々な植物のうち、やはり「バイカオウレン」と「スエコザサ」に惹かれました。
前者は博士の母が好きだった花で、博士が幼少の頃からこよなく愛した花でもあります。
花期は終わっていますが、僕にとっては見応え十分、この前で長らく眺めていました。
後者は博士が見つけた新種、最愛の妻の名を付けた笹です。
僕は自宅に梅、キンモクセイ、沈丁花等の植木、バラ2種類を植え、毎年ではないもののチューリップやひまわりを植える程度の植物好きなので、詳しいことやたくさんの種類も知りません。
博士のことも「らんまん」で知って興味を持った“にわか”ファンです。それでもこれだけ楽しめるのはこの園の成り立ち、維持の程度のよさ、広大で心が落ち着くこと、緑の心地よさと、もう言葉では表せません。
事前の調べでは一般的な滞在時間は「2時間から2時間30分程度」となっていましたが、なんのなんの、そんなことはなかったです。
今日は3時間で半分程度しか見られず、歩き疲れてきたのであと1時間でだいぶ巻きながらこなした感じでした。
牧野先生の若かりし頃です。
ミヤコワスレ“浜乙女”です。
可憐さがたまりません。
温室もあります。
今日は改めて牧野博士の偉大さと偉業を感じました。
昨日、今日で博士ゆかりの地、施設をいくつか訪問しましたが、見逃したところ、見ていない場所、施設がまだまだあります。大袈裟な表現をすれば、今回は“下見”(実際にはそうでありませんが)の位置付けとし、また、いつか来たいと思いました。
今回の旅で自宅を出てから今日、初めてガソリンを入れました。燃費は約10.5km/Lと、なかなかの好数値をマークしました。
いい走りと低燃費のスープラに感謝です。
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Posted at
2024/04/30 21:16:10