wilwood4podキャリパー装着 オーバーホール編
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
俺はある日の晩いつも通りアプガレを漁っていたんだ。
そしたら、MR-S用のかっこいいwilwoodキャリパーが出ているでは無いか。
これ買えばMR-Sにポン付け出来ちゃうのか。
ポチっ。
2
でブツが到着。
早速MR-Sに合わせてみる…
えっ!?全然合わないんですけど?
合わないっていうかブラケットのネジピッチがMR-Sと全然違うし、ローター径もこれじゃ全然違うんですけど…
これMR-S用じゃ無いだろ🥺
やられた…😇
3
まあ何はともあれせっかく6万近く払って買ったので取り付け無いワケにもいかない(いきたくない)ので
とりあえずバラしてオーバーホール
4
写真では分かりずらいがクラックが入ってるピストンがあったので、
5
TIGで盛って旋盤で慣らし加工。
6
あとパッドを保持する金具が左右で合計8個あるはずが3つしか付いてなかったので、ステンレス板で自作。
7
なかなかいい出来である。
上が自作。
いや下だったかもしれない
後半もう見分けが付かないくらい上達していた。
8
こんな感じ
9
腐食しまくっていたブリーダー他を新品購入。
wilwoodキャリパーはアメリカ製な為ネジピッチが全てインチである為かなり苦労した。
ブリーダーはハーレー用の物を買ったらピッタリ。
仕事でよく加工する1/4ptネジ 一般的に使われるテーパーネジである。
ホースに繋がるバンジョーのピッチはそれかと思っていた、しかしどうやらアメリカでは1/4NPTという規格らしく
サイズはほぼ一緒、しかしねじ山の角度が日本の規格と5度違う60°らしいので互換性が無い。
うーんネジ規格って難しい。
10
続いてローター選定
これまた苦労した。
MR-S用のフロントローターは255ミリ、
で今回購入したwilwoodの標準サイズは色々調べたら270〜280でよく使われている事が分かった。
結果4-100で275ミリのヴィッツrs用のローターが1番理想のサイズであった。
直径も理想 ただそれ以上にハット高さと言われるハブからディスク面のオフセット具合が、MR-S純正ローターより数ミリ内側に来ているサイズな為
キャリパーがホイールに干渉する事が無いだろうという判断でこれにした。
11
とりあえず装着 キャリパーはタイラップで仮止め バックプレートは削らないと無理そうだが他は問題無さそうだ。
12
次にキャリパーブラケットを自作するわけだが、
足回りなんかの穴と違いキャリパーはネジ径に対しての穴のガタがほとんど無く、かなりシビアな為芯ズレする訳にはいかない。そこで
芯出しツールを旋盤で作ってみた。
先端は焼き入れをした。
13
これで確実な位置のピッチが出せる。
14
先程出したピッチで穴を開け、
大体の形に削り、試作のブラケットを作った。
15
ここから本チャンの鋼材にポンチを打っていく。
これも芯ズレをさせたら試作を作った意味が無くなるので芯出しツールを作ってみた。
m5のタップは先端尖っているのでポンチに利用出来て便利です。
16
こんな感じで正確な位置にポンチを打った。
ちなみに素材はジュラルミンか迷ったが強度重視のSS400のt10にした。長く乗るので不安材料は減らしたい為。
17
会社へ持って行きネジを切る。
キャリパー側m10p1.25とナックル側はm12p1.25
18
続いてフライス盤で理想の形状に削っていく。
ファインピッチのエンドミルで荒削り。
19
段々めんどくさくなって来て、全部ファインピッチで仕上げた。
20
裏面も加工。
21
完成である。
我ながらいい完成度。
22
で装着。
寸法形がドンピシャで頑張った甲斐があった。
23
パッドとローターの外径位置、ローターとキャリパーの隙間全てが計算通りに完成して一安心です。
24
うーんやっぱりカッコいい。
25
ローターとブラケットのクリアがギリギリなのも計算通り。板厚をt12にしようかと思っていたが干渉するのでt10にして正解だった。
次回取り付け編。お楽しみに。
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連整備ピックアップ
関連リンク