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よーつの愛車 [トヨタ アルテッツァ]

整備手帳

作業日:2017年11月12日

20セルシオキャリパー 取り付け準備

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 30分以内
1
いよいよ取り付けの準備にかかります。
検証と並行しての実施です。

一連の準備が終わってしまえばあとは取り付けだけなんで、この準備が一番のキモであり、また面倒なところでもあります。

やることは以下の三つです。

①オーバーホール
②偏芯ナットの取り付け
③塗装

①〜③の順に作業しますが、
①のオーバーホールは最初に分解・洗浄をし、②③の後に新しいシールキットを使って組み立てをします。

塗装をする方は、面倒ですが塗装前に偏芯ナットの取り付けと車体に組み込んでの位置調整をやった方がいいです。
というのも、何度も何度もキャリパーをつけたり外したりするので、せっかくの塗装に傷がついてしまいます。


OHについては多数のみんカラ先輩が実施されてるのでそちらを参照しつつ行います。

分解は四つのピストンを同時に押し出すさえできれば楽勝です。
コンプレッサーが無いので、自転車の空気入れで代用しました。

洗浄はお湯で溶いたサンエスK1に全パーツをドブ漬け。
三時間ほど放置した後に、金属ブラシで汚れを落とします。


あ、忘れてましたが、ローターが大きくなるのでバックプレートを切ったり曲げたりしなきゃいけません。
現物合わせでやります。
あと、ロールセンターアダプターを入れないとキャリパーとナックルが当たります。
私は以前から装着済みでした。
確か20mm。
2
②偏芯ナットの取り付け

何はともあれ、まずは純正のナットを大きめの金槌を使って打ち抜きます。
ボルトを入れて、ガーンとやります。
この時、ボルトの頭が潰れるので、代わりを用意するか、いらないボルトを使います。
キャリパーに傷がつかないよう、下に柔らかめのものを敷いて作業します。

画像は右側用ですが、角度的にはこんな感じでバッチリでした。
後述しますが、個体差や歪みがあるので左右が同じ様になるとは限りません。
あくまで現物合わせです。

で、偏芯ナットですが、キャリパー固定ボルトを使って圧入するんですが、これがまた硬くて苦労します。
なので、ひと工夫。
私は風間オート製の偏芯ナットを使用しましたが、これは黒く塗装されています。
その黒の塗膜が苦労(?)のもとです。
なので、とりあえず位置出しも何も考えずにインパクトでガーッと奥まで入れてしまいます。
この時はナックルに取り付けることはせず、キャリパー単体で作業します。
その後、一旦ナットを打ち抜きます。
すると塗膜が取れるので、次は割とすんなり圧入でき、後の微調整も楽にできます。
3
一番の難所。
偏芯ナットの位置調整。

ここでは二つのことに注意して調整します。

まずは当然ながら、❶ナックルに取り付けができる位置関係であること。
当たり前ですね。
でも、ただ付くだけではダメなんですよね。
偏芯なので、うまく付きもしますし、変な風にも付いてしまいます。
変な風というのは、ローターとの位置関係についてです。
❷ローターのベルとキャリパーとのクリアランスが一定になるように調整が必要です。
画像の黄色の線で表した部分のことです。
この隙間が一定でないと、パッドの当たり面に影響が出るでしょうし、何よりも見た目がよろしくありません。
ビッグキャリパー化はブレーキ性能の向上は勿論ですが、見た目の向上も大きな要素ですので、しっかり手間暇かけてグッドルッキンな状態にしましょう。

上側と下側の偏芯ナットの向きをうまいこと調整して一定になるようにします。
私の場合、右側は一発でうまくいきましたが、左側は10回以上調整しました。
「また今度やればいいや」で終わらせると、二度と触らないでしょうから、面倒でしたが根気よく調整しました。
4
調整についてはローターを外してやったり、外さずにやったりします。

だいたいの調整方向を見定めて、画像の状態でモンキーレンチで偏芯ナットの角度調整を行います。
前述の通り、ナットの塗膜が剥がれてるので割とスムーズに動きます。
調整したらローターを取り付けて、隙間の具合を確認します。
納得いくまでこの繰り返しです。
私の場合、左右でナットの角度がだいぶ違ってました。
個体差なのか、キャリパーもしくはナックルの歪みなのかなんでしょうね。
5
③塗装

まずはマスキングです。
私はピストン等は外した状態で塗装します。

一旦、取り外したピストンシールを綺麗に洗浄、脱脂した上でキャリパーにとりつけます。
(ピストンは入れません)
その上で、ピストンが入る空間の部分をマスキングテープで塞ぎます。
そうです。古いピストンシールを曲線部のマスキングテープの代用とするんです。
これでバッチリでした。

あとはオイル経路とネジ山にも塗料が入り込まないようマスキングします。
6
さて、塗装です。

一応、耐熱塗料を使います。
KUREの耐熱ブラックです。
一本あれば左右キャリパーとローターベルを塗っても余ります。

あ、その前に、ロゴを入れようと思うので部分的に紙ヤスリでならします。
60→400で磨きます。

シリコンオフで脱脂→ミッチャクロンマルチで下地作り→ブラック塗装→ロゴステッカー貼り→クリアの順で作業します。

ヒートガンを使い、塗装と乾燥を繰り返します。
火傷に注意です。
風雨にさらされ、更に高温になる過酷な状況で使われるものなので、見た目的にあまり神経質にやらなくてもいいと思います。
とりあえず外から見えそうな部分は注意してやります。

塗ってすぐ他の作業はしない方がいいです。
いくらヒートガンで乾燥させたとは言え、塗膜は硬化してませんので、すぐに指紋がついたり剥がれたりします。
はやる気持ちを抑えて、最低丸一日はそっとしておきましょう。
7
キャリパーに入れたロゴです。

カタログに記載の ALTEZZA の文字をイメージしてロゴを作成してもらいました。

今回のお気に入りポイントのひとつです。


で、新品のシールキットを使ってキャリパーを組み上げます。
特に難しいことはありません。
付属のグリスをしっかり塗りましょう。

詳細は諸先輩の記事を参考に。
8
OHのポイントととして、ブレーキホース接続用のユニオンボルトをSUBARUの物にします。


ジャストフィットなのは当然として、ボルトの横に空いているオイル経路の穴が大きくて具合がいいそうです。
品番は112925161で単価270円。
どうせならリヤ用もという事で4本。
ガスケットになる金属ワッシャーは品番40637433。
単価50円、8枚。

モノタロウで購入。




残すは取り付けだけです。
整備手帳は次回へ持ち越しです。
しっかりエア抜きをして組むだけですので、たぶん途中画像は無しになると思います。
完成形の結果報告として紹介します。

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