マスターシリンダを中古品に交換(点検窓)

minimotoのブレーキマスターはピストンの戻りが悪かったので、シールを加工した結果、ずいぶん良くなりました。

http://minkara.carview.co.jp/userid/274638/car/1477141/2814252/note.aspx

その後、もっと良くなるかも…とスケベ心を出したのが運の尽き。
圧が漏れてスカスカになってしまいました。
予定通りの行動ですが。

代わりの部品をオクサマで探していたら、格安中古が600円で見つかりました。
届いた部品を見ると、何となくオカシイ。
ホンダの250ccに付いていた聞いたのですが、調べてみると原付スクータの、
それもコピー品みたい。(^^;
まぁ、「ホンダの250ccから外した」と言うのがウソじゃないんでしょうねぇ。

オヤクソクどおり、フルードの点検窓が劣化してカピカピです。

劣化した表面にポリエステル樹脂でも盛る作戦。
傷んだ部分を軽く削ってやろうと、ドライバでコリコリ突っついていたら、レンズに穴が空いちゃいました。。。
数年でここまで劣化するのは、材質は同じでもグレードが低いということでしょう。

ハテどうしたものか。

レンズ径は18ミリ。
コピー商品なので、きっとこの辺りの寸法も、日本メーカーのものから写しているでしょう。
レンズ単品をオクサマで探してみると、1500円ほどの値を付けて売っている人がいます。
コピー品はマスターシリンダとレバーのアセンブリが、新品で2000円ですから、買うきになりません。
ネットで調べると、FT500か何かの純正品が18ミリらしく、値段も600円程度なので注文してみました。


左上は、取り外した古いOリング。
純正とはずいぶん太さが違います。

古いレンズの残骸は、ドライバでつついて取り出しました。
構造を見ると、穴の外周は金属環が圧入されるだけなので、小キズは気にしなくていいです。
Oリングのシール面を傷つけないよう、リザーバの内側から作業すると良いです。

念のため各部の寸法を測ったところ、Oリングの太さ違いは問題ありませんでした。

厚紙をあてがって、マスターの面まで叩き込みます。
圧入にはソケットレンチのソケットとプラスチックハンマを使いました。

せっかくなので、ピストン周りも分解。

摺動痕のある部分は、ダイヤモンドヤスリで磨いておきます。
シールを嵌めて仮組みしてみると、ピストンの動きはスムーズで問題なさそう。

そう言えば、ちゃんと油圧がかけられるかどうか、確認できていないんですよね。
ゴミになるかも？？

ＯＨは終わったので、ハンドルバーに合わせてみます。
何と、径が合わなくて嵌まりません。
こんな落とし穴があろうとは。
前のオーナーさんは、どうやって装着していたんでしょう？

バーの径に合わせて、ヤスリで削り込みます。

こちらはクランプ。
左が今回の中古品、右がこれまで使っていたminimoto品。
minimoto品は金型で角の面が付けてあります。
仕上げや部品の管理はひどいですが、設計はまともですね。

削って組んで、を数回繰り返して完成。
操作フィーリングは良好です。(^^)b
高いような安いような買い物になりましたが、楽しめたのでヨシとしましょう。