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さまさま@愛知の"水色アイ" [三菱 アイ]

整備手帳

作業日:2009年10月10日

ATF交換(1回目)

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

中級

作業時間 3時間以内
1
個人では圧送方式は無理ですが、整解を読むと チェンジャが用意できない場合の交換方法が記載されています。

(1)ATF配管を外してエンジン始動→1.7L吐出
(2)オイルパンからドレン→1.0L排出
(3)2.7L継ぎ足し
(4)再度(1)→1.7L吐出
(5)1.7L継ぎ足し

総量4.7Lに対し、新油4.3L。
一部は残留分と混合してしまうので、単純に90%の入れ替えにはならないでしょうが、70~80%は
交換できるのではないでしょうか。
メーカーが10万無交換と言うぐらいなので、2万や3万キロのインターバルで交換する場合、何割か残留していたところで
支障はないと思います。

と言うことで、自分で交換することにしました。

購入したのはこのフルード。
2
ホース1本抜けばよいと甘く見ていました。。。(^^;

ホースのクリップを外そうとしても、このままではプライヤも入りません。
結局、タービンとインタークーラをつなぐ金属パイプを外すことになりました。
3
ペンで指しているのはパイプの下側固定ボルト。(既にパイプは外れています)
パイプと太いアース線が共締めになっていて、おそらくスタータの大電流を流すためのもの。
エンジン始動の必要があるので、仮締めし直しておきます。
忘れると、他の細い回路が焼き切れるかも知れないので、注意が必要です。

クリップを外し、ホースを抜いたら、金属パイプは再びインタークーラの経路に戻します。
アイドリングで回すだけなので、特にボルトで固定する必要はありません。
4
このままエンジンを掛けると、トランスミッションの上がATFの海になってしまうので、抜いたホースに適当なビニールホースをジョイントし、外へ落とすようにします。

<アイドル1回目>
エンジン始動してアイドル約1分。
約1.3kgが抜けました。
正確な計量ができる容器がないので、デジタル秤を使って抜けた質量を追加することにします。
1.3kgで約1.6Lなので、比重は0.8
5
<ドレン>
パンのドレンプラグを抜いて、ドレンします。
抜けたのは約0.3kg。
約0.4L。
整解の数値より かなり少なめですが、駐車場が緩やかな坂になっているせいで、問題ないでしょう。

ガスケットを新品にして、プラグを締め付けます。
6
ドレンプラグには特に気になるような汚れや金属粉はありませんでした。

整解には『最低4.0L交換すること』となっていたので、このあと<アイドル2回目><3回目>を行いました。

使用した総量は、4.5kgで約5.6Lです。
7
ATF交換が済んだら、各部締め忘れがないように点検しながら復元します。

アース線とボルトには、導通グリスを塗布しておきます。
アーシング…でしたっけ?
効果あるようなないような話は聞きますが、今の車はかなりの数 アースが落とされていますから、まずは既存の部位の導通確保をしないとね。
8
お約束で、使用後と新品のATF比較です。

ガソリンスタンドやカーショップで汚れたオイルと新油を比べた写真を見ることがありますが、
お口の中は雑菌でイッパイ!のような、不安を煽る売り方は感心しませんね。
個人で交換する人の中には、「20L使っちゃう」人もいるとか。(^^;
黒ずんでいるから、交換時期です!なんていう店は、個人的には信用できないですね。

今回もメタルチューニングを添加しておきました。
よって、素のATFのフィーリングは分かりません。m(_ _)m

この半月ほど、メンテハッチ上のサイレンサを外して、エンジンルームからの音が聞こえやすいようにしていますが、2・3・4速のギヤノイズに分かるほどの変化はありません。

シフトショックは、若干まろやかになった気がします。
3←→4速のハンチングが、少し軽減された感じ。

パイプ外しなどのことさえ知っていれば、1時間程度の作業です。

【12-Oct 2009】追記
先日は、10キロ足らずのレポでしたが、100キロほど走ったので改めて。

・トルコンストール感が軽減し、出だしが良くなった。
・変速時のクラッチ(ブレーキ)契合ショックが減った。

フィーリングは良くなり、交換した価値はありました。
他銘柄のATFではどうなるのかは分かりませんが、新車の時『よくコントロールされたA/Tだな』と思った時のコンディションに戻ったようです。

【18-Dec-2009追記】
4万キロ走った家内の軽自動車(メカニカル制御3A/T)のATFも交換しました。
「思うように前に進まなかったのが、スッと発進する。鈍感な私でも分かるゎ。」とのコメント。

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この記事へのコメント

2010年8月25日 4:56
レポート大変助かります!自分でやってみたくなりました!
そこでATFのオイル缶を購入するのですが何リッタ缶を購入すればよろしいでしょうか?
また純正のATFじゃないと粘性が違うのでトラブルの原因になると仲間から言われました。
本当でしょうか? あとATFのオイル注ぎ口はどこにあるのでしょうか?

素人いじりですがよろしくご教授くださいませ!
コメントへの返答
2010年8月25日 22:14
コメントありがとうございます。
私も個人でやっているだけの素人に変わりありませんので、「大丈夫か?」との問いには「ダメです」と答えるしかないのですが、、(^^ヾ

オカルトパーツは論外として、車自体や部品のメーカーが分かっている場合は、もっともらしいうわさ話を信じるより、まずはメーカーに問い合わせたほうが良いでしょうね。
個人の判断は『思い込み』もかなりありますし、常識は変わるものですから。
もっとも、問い合わせても『回答できません』という回答が多いですけれど。(^^;

エンジンオイルは、規格化された潤滑条件を満たし指定の粘度を使っていれば、大きな問題を起こさないと言えます。
ATFやCVTFはその名の通り潤滑だけが目的ではない点が難しさ。
昔はFORDとDEXRONぐらいしか種類がありませんでしたが、クラッチ契合時の摩擦特性など、各メーカー夫々に開発してきた経緯もあり、現在は『純正』『専用』を指定することが多いようです。
『純正またはDEXRONⅡ』と書かれたマニュアルを見たことがあります。
ある程度他銘柄を意識した車種もあるようです。
いずれにしても我々ユーザーが指定外の銘柄を使うのは、自己責任ですね。

添加剤などを入れるには、レベルゲージの口を使うのが一般的です。
ただゲージ自体が無い機種も見た記憶があります。


【まずは交換が可能かどうか】
特殊工具やリフトを必要とする作業を除けば、以下の3ケースが考えられます。
(1)ATFクーラーがラジエータに内蔵されているタイプ
 ⇒ホースからドレン、レベルゲージから補充
(2)ATFクーラーがATに装着されており、ATF配管が外に出ているタイプ
 ⇒ホースからドレン、レベルゲージから補充
(3)ATFクーラーがATに装着されており、ATF配管が見当たらないタイプ
 ⇒個人ではできない、または困難

【交換方法】
整備解説書に沿うのが無難です。
抜けた量を補充するしかないですが、整備工場でもチェンジャーを使うことが違うだけでやることは同じです。
「リットル」を測定するのは意外と面倒だったので、自分は質量で管理しました。
全量交換に執着しないなら、「ドレンして抜けた量を補充」⇒「エンジンかけてしばらく放置」⇒「ドレンして抜けた量を補充」で半分以上は入れ替わると思います。
DIYでやっている人もいますので、サイトを巡ってみてください。

【必要量】
ATFの容量はサービスマニュアルやオーナーズマニュアルに整備値が記載されていることもありますが、見当たらない車もあります。
ここら辺、環境問題で無交換化が進んでいる影響かも知れません。
知っている範囲では、5~8Lぐらいになると思いますが、お乗りの車の情報を調べるしかないですね。

私は整備解説書に沿い作業し、アイでは公称4.7Lに対し、実際使ったのは5.6Lでした。

 ・循環式させるので正確な容量は見当が付かない
 ・作業ミスでこぼす可能性がある
 ・まとめ買いが安い
 ・密閉しておけば傷まない
ことから、ペール缶を購入しました。
5Lや10L缶入手できるかどうかは分かりません。

ATの場合、構造上 単純にドレンで抜けるフルードの量は せいぜい半分ですが、ひどく劣化した状態でなければ、それで充分効果があると聞いたことはあります。
20Lも循環させる人もいるようですが、『気分がいい』以外のメリットはないでしょう。

【交換時期】
2万キロしかもたないと言う人も多いですが、何をもたないと言うのかはよく分かりません。
最近は10万キロ交換とかインターバルが伸びているようですから、一般使用で壊れることはないと思います。
摩擦調整剤の消耗などあるので、フィーリングという意味で『劣化』するでしょう。
早く交換すればメカ的にも良いのはそうですが、価値があるかどうかはまた別の話ですね。
個人的には、3万キロ程度で交換すれば 良好なコンディションを維持できて、忘れて4万キロ走ったからと言って、騒ぐほどのこともないかな・・・と。

【トラブル】
ATFによるトラブルに どういう症状があるのかは まるで分かりませんが、考えられるのは以下の2つ。
(1)破損
基本的は潤滑能力を備えているはずなので、ATFの銘柄違いでフレーキングなどメカ的な破損が起こることはないと思っています、たぶん。

(2)フィーリングの悪化(変化)
各メーカー夫々に摩擦調整剤を配合しているので、他メーカーのATFを使うと変速時のスリップ感が出たり、逆にショックが大きくなったりする可能性はあります。
ただ純正ATFであっても長距離乗った後の交換では『純正なのにフィーリングが悪化した!』なんて苦情を以前はよく耳にしました。
ここら辺、トラブルといえばトラブルですが、好き嫌いがかなり影響するとは思います。
今の車は大半が電子制御ATなので、インプット軸とアウトプット軸の回転差を検知して契合ショックを和らげているだろうと思われます。
C/Uが学習機能を備えていれば、どのATFを使っても差を感じないかも知れません。
粘度については、銘柄による差は大きくないと思います、たぶん。
2010年8月26日 14:51
ありがとうございました
アイのリヤエンジンユニット構造など久しぶりの三菱らしいマニアックなつくりに購入意欲がわき家内の車にしました。

リアエンジンならではのフロント冷却配管などでDIYをためらっていましたが逆にたのしそうに感じてきました。

ATF20Lの交換による体感は『気分がいい』以外のメリットはないでしょう。
なるほど!所詮油圧用OILの交換なんだなぁ と再確認しました

率直で実直なコメントまた良く分かりやすいフィーリングなど楽しく拝見させていただきました
感謝!感謝!です
ちょっとアイをいじくってみようと思い始めました。
暑く厚く御礼申し上げます 
コメントへの返答
2010年8月26日 22:39
奥様がアイをお使いなのですね。
こういう記事はどんな人が読んでいるか ちょっと心配なところもありますが、宇和島BASEさんは『フルード』を理解しておられるので安心しました。

アイのATF交換は、N/Aならそれほど難しくはないと思いますよ。

参考にして頂けたようで良かったです。
あまりコメントの付かない地味な記事ばかりですが、気軽に見ていって下さい。

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