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イイね!
2020年03月26日

ミニバンヒエラルキーに震える

祖父と買い出しに出かけるときは昼前から外出し、出先にある食堂で昼食をとりながら買い物をするというのがここ数か月間の流れではあったんですけど
コロナウイルスの世界的な流行を境に、スーパーで弁当を買って車内で済ますという流れに切り替わってしまった


まぁそれは別に残念ではないのだけれど、でも車内でものを食べるときにカローラは狭いなぁというか不便だなぁと感じることが多くなった


そこで、というわけではないんだけれどこういうときミニバンみたいな車だったらもっと楽に車の中でご飯が食べられるんだろうなぁと思ったわけで
じゃぁちょっとこれまで見向きもしなかったミニバンについてちょっと調べてみようかなと思うようになった



基本的には

アルファード
ノア
シエンタ

というトヨタのミニバンの柱を中心に、シエンタのライバルであるフリード
ノアのライバルであるセレナ
そして孤高のデリカD:5を加えてアルファードは取り合えずお引き取り願います…



○シエンタ&フリード

シエンタはハイブリッドとガソリンがあり、またFFと4WDで乗員数が異なる
また2列シートの5人乗り(FFのみ)にしたモデルがあるのでちょっと複雑
北海道に住む人間としては4WDは外せないので結局はガソリンの4WDしか選択肢がない

となると乗員数は6人になるのだが、フリードと異なるのはフリードの2列目は完全に独立したキャプテンシートなのに対し、シエンタは形状はベンチシートなのに2人しか座れないという仕様なんですよね
なんじゃこりゃぁぁぁぁ

と思うでしょうがこれは3列目シートが2列目シートの下に格納されるというギミックのためなんだと思う


3列目シートは跳ね上げ式のほうが作りが大きく質感も高いものが作れる傾向にあるのでアルファードやノア、セレナやデリカもこの跳ね上げ式を用いているのだけれど
シエンタは床下格納を採用しているのでどうしても3列目シートの出来がちょっと物足りないと感じてしまう


一方で跳ね上げ式は跳ね上げたシートがどうしても室内に張り出してしまうことが多く、フロアは広がるけれど思ったよりも空間そのものが広く感じられないのがデメリットのように思う

だからシエンタって結構そういうところは凝ってるのよね
床下格納でできる隙間などはディーラーオプションでそれを埋めるためのデッキボードが用意されていたりするので考えられてるなと思う



シエンタのようなギミックでもっと大きなミニバンを作ればいいのにねって思ったらそれこそエスティマが似たようなことやってたんですよね
消えたけど…
ああいうちょっと複雑で凝った床下格納ギミックはトヨタのお家芸のように思う



ちなみにフリードはハイブリッドでも4WDが選べるのが強みよね
2列目はキャプテンシート、3列目は跳ね上げ式
メーカーオプションで2列目をベンチシートにすることができる(この場合7人乗りになる)

エンジンの出力としてはシエンタよりも全体的に高く、高いのに燃費がいいというのがすごいなぁ
(というかシエンタの4WD用エンジンがちょっと古いんだよなぁ…)


フリードはクロスターという新グレードが肝になると思う





○ノア&セレナ&デリカD:5

実はノアってそんなに興味がある車種じゃなかったので
こうしてまじまじとカタログを見るのは初めてだと思う

まず驚いたのが2列目シートのギミック
超ロングスライドに加えて横スライドの機能がある
2つあるシートをドア側にスライドしてセンターウォークスルーを可能にしたり
逆に2つのシートの隙間を詰めるようにスライドすると超ロングスライドができたり
フルフラットシート状態の際にも穴が空かずにきれいなフラット形状を可能にする

実は似たような機構をかつてマツダMPVがやっていたことがあった
MPVがすごかったのはシートを離してキャプテンシート状態にすると7人乗り
くっつけてベンチ状態にすると8人乗りになるというものだった
(昔は超ほしかったのよねぇMPV。何度もディーラーに見に行ったことがあった)


また、ノアがすごいのは3列目の跳ね上げ式シート
跳ね上げるだけならほかの車種と一緒なんですけど、跳ね上げたシートがリアゲートの開口部から張り出さないほどスリムに収まる
だから跳ね上げ式によくある、思ったよりも空間の広さを感じないというアレがないんです
これ地味にすごいことなんじゃないかなぁと思うんだけど、すごいことだと思われてるからミニバンで一番売れてるのかなとも思う



ただここまでできて、あと一歩惜しいなと思う部分も結構あるんですよね
まずシエンタ同様4WDを選べるのはガソリンモデルだけ

ガソリンモデルの最上位グレードであるSiというグレードではなぜかシートヒーターがつかない(ハイブリッドのSiと、中間グレードのGには装備される)

8インチナビと8スピーカーのメーカーオプションがあるんですけど8インチナビは解像度がまさかのVGAで
じゃぁカーナビはディーラーオプションで10インチを選ぼう!と思うと今度はスピーカーが4スピーカー(最上グレードのSiの場合)になってしまう
6スピーカーを装備するのは中間グレードのGだけ




結局ミニバンというのはそうやってちょっと足りないなぁと思う部分を作っておいて、足りなければ上位モデルを狙わせるという巧妙な手口だったりするわけです
ミニバンで音響にこだわるならつまるところアルファードを選べということになってしまうわけです

うーんこのさすがのトヨタの戦略



ただやっぱりきれいなスクエアボディであるノアはミニバンとしては最適解の1つと言えると思う
価格帯においてもね





一方ライバルであるセレナはノアとは違ったアプローチの仕方をしている
なんといっても1列目と2列目を行き来する「スマートマルチセンターシート」の存在が大きいと思う

1列目に移動してひじ掛けに
2列目に移動してベンチシートに
もちろんフルフラットシートの際にも効果を発揮する
3列目は跳ね上げ式で、しかもこのクラスでは珍しくスライド機能がある(ノアはスライド無し)

シートのギミックだけでも売れるのがわかる

パワートレーンはちょっと前だとガソリンモデルもあったと思ったんですけど
現在はe-POWERとS-ハイブリッドの2本立てに集約されてしまった
4WDがあるのはS-ハイブリッドのほうだけ


スピーカーに関しては最大でも6個かな
結局日産にしてもエルグランドという最上位モデルがあるのであまりセレナであれこれできないんでしょうね





そしてデリカD:5

ミニバン唯一のクリーンディーゼルエンジンを採用し、4WDオンリーという男気溢れるモデル

シートは購入時に7人乗りと8人乗りを選ばなくてはいけない
ノアやセレナみたいなシートアレンジができないので、例えば車中泊をメインに考えるとか、2列のシートで大体のことをまかなおうとするなら8人乗りを選ぶだろうし
3列目へのアクセスの容易さや、キャプテンシートがもたらす快適さを求めるなら7人乗りを選ぶ必要があるんですけど
実際どちらが売れてるかっていったら圧倒的に8人乗りのほうが売れてるんですってね…


2列目シートのスライド量もノアやセレナに比べると全然物足りないが
デリカは座面のチップアップ機能がある珍しい車なので
ラゲージスペースの拡大は結構得意だったりする
座面のチップアップは7人乗りも8人乗りもどちらもできる

3列目は跳ね上げ式でスライド機能付き
3列目には3人乗れるんですけどなぜか中央席にヘッドレストがつかない
跳ね上げたときの張り出しは結構大きいのがもったいない


スピーカーは6つ
ビッグマイナーチェンジ前のときはロックフォード製のスピーカーがメーカーオプションで選択できたのよねぇ
実は尿素タンクをリアに搭載したことでスペアタイヤを装着できなくなり、代わりにパンク修理キットを積載するようになったんですけど
この修理キットを積んだ場所が以前ロックフォード製スピーカーのサブウーファーを積んでいたところだったりするので
結局はクリーンディーゼルシステムを採用したことによってスピーカーを取り付けるスペースがなくなっちゃったのです

あと営業マンに聞いたらロックフォードスピーカーを選択する人がほとんどいなかったって言ってたなぁ


ミニバンに、というか少なくともデリカにはそういう部分が全然求められてなかったみたい


最低地上高が高いデリカは乗り降りが結構きついなぁと思うことがあったんですけど
先日紹介した電動ステップの採用(グレード別装備)が大きいなと思う
あれは非常に便利だった






で、こうやって書いてきて、じゃぁミニバンヒエラルキーの最上位に位置するアルファードはすごいのかと言えば、結局この子も価格帯がアホみたいに高いし
そもそもこんな豪勢な車の中で飯を食うのかと言われると…うーん

こう、使い倒すような感じにならないでしょアルファードって





私の中では結構シエンタが刺さってます
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2020/03/26 22:21:47

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愛車遍歴はいたってシンプル パジェロミニ(2003.3-2022.3)→ステージア(2024.3-) スープラ(2006.7-) これだけ ...
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