目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
みん友の方にR160のリアナックルを戴いたので、走行12万キロ超のお疲れナックルを取り外して交換してみます。
まずはアクスルナット(32mm)を緩めまして、ブレーキキャリパーを外し(14mm×2)、ショックなどに宙吊りにし、サイドブレーキを解除してからローターを引き抜きます。
固着していたらM8のボルトをねじ込んで外します。
ナックルを外すにはサイドブレーキワイヤーとシューを分離する必要があるので、車体後方側のシューを外します。
最初に上側の固いバネを外します。かなり固いので、マイナスドライバーでこじって浮かし、ラジオペンチで挟んで外しました。
怪我注意です。
2
続いて下側のバネをラジオペンチなどでサクッと外し、アジャスターも取り外します。
アジャスターは向きがあり、左リアはネジ溝があるほうが車体前方。右リアは逆になります。
それから、車体後方の丸いブツをラジオペンチで掴んでバネを潰しながら90度回すとロックが解けて外せます。
中心のピンが共回りしないようにしっかり押し付けるか、ピンを押さえればうまくいきます。
3
ナックルの裏に回り、ABSセンサー(12mm)とサイドブレーキワイヤーのクリップを外します。クリップは簡単に取れます。
4
サイドブレーキワイヤーとシューを分離します。写真はワイヤーを取り付けてるところなので矢印が逆ですが(汗)
ワイヤーのバネを手で縮めながら外します。特に力はいらなかったです。
5
サイドブレーキの構造、覚書です。
各部品の向きや位置関係はこんな風になってます。
写真は左リアで、右リアでは左右対称になります。なので「○○が車体前方」という書き方をしてます。
ややこしいのが、下側のアジャスターです。右リアはネジ溝が車体後方になります。分からなくなってしまったら、黒字の「下に回すと伸びる」ように組めばOK。
その理由は、ナックル裏にゴムで覆われたサービスホールがあり、そこからこのアジャスターをマイナスドライバーで上方向に回すとアジャスターが伸びて(シューが広がる)サイドブレーキの遊びを少なくできます。つまり、タイヤ側から見て下側に回す方向でアジャスターが伸びればOKということです。
6
サイドブレーキシューとワイヤーを分離できたら、ラテラルリンク(19mm)、トレーリングアーム(17mm)、ショックのブラケット(19mm×2)を外し、アクスルナットを外してナックルを引き抜きます。
ドライブシャフトとナックルが固着している場合は、ショックのブラケットを外す前に、デフからドラシャを引き抜いて、ドラシャ先端をハンマー&ピンポンチで叩いて抜くといいと思います。
どのボルトもめちゃ固いので、ここで初めて外すと相当苦労すると思います(汗) 私は既にどれも着脱経験済みなのでハンドツールで簡単にいけました。
7
新しいナックルを取り付け、サイドブレーキのワイヤーとシューを組み付けます。3つ上の「4」の写真が、実はその時のものです。
ナックルはまずはドラシャを挿入して、それからショックのブラケットのボルトを通せば安定します。サイドブレーキを組む前に、キャリパー以外のすべての部品を組みつけてしまいます。ナックル裏のABSセンサーと、ワイヤーのクリップは忘れないうちに取り付けておきました。
ここからサイドブレーキ機構の取り付けになります。面倒とのウワサでしたが、コツを掴めばそんなに難しくはないと感じました。
順序として、まずはワイヤーとシューを組み、上側のバネが入った板を、バネが車体前方側、爪の長い方が手前側になるように組みます(Lの文字が上から読めればOK)。写真黒丸の部分は、ナックル裏から細いピンを通し、手前側からバネと丸い円盤でロックします。
黒丸部分は、助手がいれば裏からピンを指で押さえていてもらえると楽チンです。一人で作業の場合は、裏からガムテなどで固定し、ラジオペンチ二刀流で丸い金属板を押し付けてピンを通したら、ピン先端をもう一方のラジオペンチで掴んで回り止めし、金属板を90度回してロックでいけると思います。
8
例の固いバネを組みます。こいつの着脱は力がいるので、うまく力が入る方向を探りつつどうにか組みますf(^^;
三角形の銀色の金属板は尖がってるのが中心側。バネは車体後方側のが、手前に組まれていました。ここを組む際に、他の部品がずれないように注意です。
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