• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

Meriousのブログ一覧

2012年10月30日 イイね!

ハイゼット荷台 音響環境改善作業

ハイゼットカーゴの荷台に棚を作成し、二段ベッドのような感じにして収納と音響環境の両立をはかってきました。
やはり貨物は荷物が運べてなんぼですからね。
この棚は載ってもビクともしないので、キャンピングカーとして寝ることもできてとても便利です。
荷物は下に入れておけるので就寝スペースはとても広く取れ、大変具合がいいです。


棚はすぐにどけられるように荷台に置いてあるだけで、スピーカーを取り付けてある上部の板もただ載せてあるだけでした。
しかし、まったくフリーというのは音を発するものにはとても良くないなと思っていました。

そこで思い切って上部の板をがっしりと固定してしまい、バッフルの補強としてしまうことにしました。

最初の状態です。
棚の裏側ですが、アルミフレームが組んであり、板はまったく固定してありません。


使用しているユニットはベイマ 10AG/Nです。
25cmのユニットなので、さすがに窮屈そうです。
こんな大型のユニットを入れられるなんて、これが軽バンのメリットでしょうか。


今回とった方法は、裏側に桟をいれ、アルミフレームと上部のバッフル板を挟み込むようにしました。
アルミは音を伝達するスピードがとても早く、6420m/秒にも達するようです。
ちなみにお気に入りのステンレスは5790m/秒で、アルミには幾分劣るようです。
振動をスッと逃がしてスッと収束させる制御用補強材料としてアルミはなかなかいいんじゃないかと思います。

そこで、今回の狙いはアルミフレームをバッフル板に密着させてとても強い補強とし、板の振動を極力少なくしようというもくろみです。
スピーカーが取り付けてある板が振動してしまうと、出したい方向と反対方向の振動によって音が打ち消されてしまい、周波数の山と谷が激しく出てしまうのではないかという個人的な仮説によります。

ですから、板にできるだけ縦方向の補強を入れて振動をしにくくし、テンションもかけて自由振動できる余地をなくせないかという考えの元に作業をしました。
挟み込む棒は、ホームセンターの安価な下地用杉材です。
これを上からコーススレッドで下まで貫通させ、杉材でギュウギュウと挟み込みます。

できあがりました。
なんだかコタツみたいです。


車両後面から見ると挟み込み桟が見えていてちょっと格好悪くなってしまいました。
でもほとんど見ないところなので音のほうをとります。


板を浮き上げようとしてもまったく動かなくなりました。
このユニットは約50kgほどで固定をしないと振動板と反対方向に動こうとする力を抑制できない計算なので、十分に大きな力で固定ができたと思います。
今まではバッフルに重いものを載せていたので、これからはそんなことをしなくても良くなりました。

音質印象はだいぶ変わりました。
今までブカブカとした低音で全然制御されていない印象でしたが、低音がとてもタイトになり、出た音がいつまでも残らずきちんと収束するようになりました。
ドーンというバスドラムの音がドンという音に変化しました。
たぶん振動板のみが動ける環境がだいぶ整ったのか、とてもバランスのいい音になってきたのがよくわかります。
人の声がすごくよく通るようになりました。

20cmの8AG/Nのほうがいい印象が強いですが、今回の作業でだいぶ10AG/Nでもけっこういい音だと思えるようになりました。

振動の制御はとても大変な問題ですが、できるだけ抑えてやる方向にして、箱はガチガチの補強をしてあげたほうがいいように感じます。
どんどんバランスのいい音になり、この音を出したかったんだろうなという音が出てくるようです。

今後スピーカーボックス作る時も、がっちり補強の方向で設計するようにしたいと思います。


Posted at 2012/10/30 18:26:24 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマ
2012年10月30日 イイね!

VISATON アダプター製作、試聴

ONKYO D-062Aの音が聞けて今ひとつ好みの音ではなかったのでVISATON BG13Pの試聴箱にしてしまうふんぎりがつきました。
それで、箱に加工はしないでいつでも元に戻せるようにしておけるように加工をすることにしました。

近くにあったOSBボードの廃材でリング状のアダプターを作ります。
使ったのはジグソーとベルトサンダーです。


240番のベルトなので削るというよりは研磨するというイメージです。
これをかけると木口がツルツルになります。


ネットワーク配線、ツイーター配線は取り外し、BG13Pに直結します。
そして自宅の真空管アンプにつなぎます。
CDに入っていたのはマライア・キャリーでした。


うーん…
第一声の印象は、口径の小ささのおかげか、スコーカーかツイーターを鳴らしているような音質です。
マライアが金切り声をあげているような感じに聞こえます。
前後の揺動はなかなか激しいので低音はどんどん出そうと頑張っているとは思いますが今一歩です。

一時間ほどそこそこ大きめの音量で鳴らしながらほっておいたら少し落ち着いたようです。
オスカー・ピーターソンに替えてみたところ、ピアノの感じは悪くないです。
ドラムの打音もそこで叩いているように聞こえてなかなかいいですね。

能率が高いユニットのおかげで音量は大きく聞こえますので、闇雲に大きな出力のアンプはいらないように感じられました。
今接続している真空管アンプも10w×10wですが、半分もボリューム上げると苦情が出そうな大きな音が出ます。

中音付近はすごくはっきりと聞こえるので、アナウンスや放送の用途にもベストチョイスに思えます。
エッジがクロスタイプなので、劣化も最小限で安価にシステムが組めそうです。

でもやっぱり13cm以下のユニットはハイファイ用途としては無理してる感が否めないように感じるので、やはり車のドアにつけるくらいがちょうどいいかなと思いました。
近々ドア内に収めてあるケンウッドと交換作業をしようと思います。

Posted at 2012/10/30 17:33:25 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマ
2012年10月29日 イイね!

ONKYO D-062A ジャンク品を購入、音出し

VISATON BG13Pという130mmフルレンジユニットを入手したので、音質印象を聞きたくなりました。
箱を一から作成するのもいいのですが、なかなか忙しかったり材料買うのも高価だったりするので、出来合いの箱に収めてみるのが手っ取り早いです。

そこで、音の傾向を知るだけなら箱は適当なものでいいと思うので、メーカーもののスピーカーボックスをジャンク品で探すことにしました。
ハードオフのジャンク品を見回ってみましたが、ジャンクとはいっても意外と数千円するものが多く、決断できずにいました。

しかし、小型のブックシェルフタイプが目にとまり、手にとってみたところなんと840円という安さだったので、そのままお持ち帰りすることにしました。
高音ユニット(ソフトドーム型)にへこみがあり、サランネットがないというハンデはありますが、箱がほしいので状態はといません。
(いちおうセロテプでへこみ修正はしました。柔らかい素材なのですぐに戻せました)

ONKYO D-062A
高さは300mm、奥行き230mm、幅170mmほどの小型スピーカーです。






1998年頃の製品だそうで、18000円ほどで販売されていたそうです。
ボックスはMDFを使用しているようで、持ってみると小型のわりには重みを感じます。
再生周波数 50~35000Hz、4Ω、最大入力70W、低音13cmバイオクロスコーン使用、高音2.5cmソフトドーム型となっているようです。
能率は89dB/wとあまり良いほうではないようですが、この口径なら標準くらいかもしれません。

早速PC脇でネットラジオ(JAZZ専門局)をいつも流しているシステムにつないでみました。
うーん… 微妙ですね。
今までつなげていたBOSE101MM(フルレンジ登載)のほうがいい感じに聞こえます。
能率が低いせいか、音がスパッと飛んでくる印象がなく、トローンとした眠たい印象です。
優しい感じには聞こえるので、小さな音量で脇でのんびり流しておくにはまあいいんじゃないかという感想ですね。
高能率ユニットばかり聞いてくると、どうも物足りなく感じてしまうのは病気でしょうかね…

結局1時間ほど鳴らしてみてましたが、どうも今ひとつでBOSE101MMに戻してしまいました。
まだこちらのほうがフルレンジユニットということもあり、幾分疲れが少ないような音質に感じます。
音質の傾向はそんなに違いはないですが…
(能率86dB/Wですから動きの悪く反応遅い振動板なんでしょう)

ばらして別ユニットを収納してしまうにはもったいなくなってしまうことを期待していましたが、箱だけ使ってBG13Pをインストールしても惜しくなさそうです。

BG13Pは3.7L以上の容積がほしいようですが、この箱は7.2Lあるそうなので、十分試聴には使えそうです。

低音側にBG13Pを入れ込もうと思いますが穴のほうが大きいので、近々ドーナツ状のアダプタを製作してみたいと思います。


Posted at 2012/10/29 19:34:40 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマ
2012年10月25日 イイね!

大型トラック加工 改造申請書 出してきた

今年の春くらいに、トラックのホイールベース延長の加工をしたいということで、改造申請のご依頼をいただきました。
三菱ファイターという大型トラックを使う予定で計画段階からのご相談だったので、陸運局への相談もして、注意点なども聞いてお伝えして製作に入られました。

初めての加工だということだったので、試行錯誤が繰り返されたと思いますが、やっと完成に近づいたというご連絡があり、完成重量もほぼ決定したということでやっと数字が揃うことになりました。
計算書を作るには車両重量ってとても大事です。
それが決まらないと総重量、積載量、タイヤの負荷限度までの余裕、転覆角度など、なにも決まりません。

今回一番苦労したところは、フレームの応力計算(こちらは検査官と紆余曲折あり)と、アンダーリフトをバンパーとして利用することになるということで突入防止装置としての性能計算が必要だったことでした。
リフトは一般のバンパーとは全然違う形状だったので、どのように当てはめてよいか悩み、なかなかハードでした…。

なんとか申請書としてまとめて今日陸運局に提出してきました。


内容に問題なければ一週間ほどで「改造概要等審査結果通知書」という書類を受け取れます。
審査済み車両であることの証なので、これがあると全国どこの陸運局でも改造の検査が受けられます。
とても便利な書類です。

初めての計算も多かったので、通知書が出るまで緊張高まる一週間となりそうです。
通知書出た時の満足感とほっとした感はなかなかいいものです。


Posted at 2012/10/25 22:55:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2012年10月23日 イイね!

フルレンジスピーカーユニット 海外取り寄せ

栃木県のK様からBeyma 5G40Ndというローミッド用のスピーカーユニットの発注をいただいていましたが、ユニットがやっと到着しました。
海外からなので長くかかってしまいました。


5G40はかなり強力なユニットです。
5インチ(約130mm)の口径とこぶりではありますが、すごく強力なネオジウムマグネットが円周にずらりと並べられ、定格100wの耐入力があります。
93dB/2.83vの能率がありますが、口径からすると能率が高いといえるでしょう。


公表されている再生周波数は、90~17000Hzとありますが、実用的になる下限の周波数は200Hz以上のようです。
K様の試聴感想によると驚くほど低音が出ていなかったということでした。
無理に音量大きくしようとすると歪み感が大きくなり、ひどいという感想をいただきました。
スコーカーとしての用途が想定されているでしょうか、仕方のないことかもしれません。
固いエッジで振動板が支えられ、最大振幅Xmaxは±2mmとなっています。
クロスエッジがいい感じです。


Beyma 5G40Nd データシート

ホーム用への取付へと方針転換したというご連絡をいただいたので、どのような音が出るか楽しみです。
個人的にはウーハーとこのユニットの2wayでの組み合わせがいいと思っています。
試されたところ、女性ボーカルの厚みにゾクッとしたということでした。
楽しみなユニットです。

私自身も最初は再生周波数を見て、フロントドアに取り付ける車載のフルレンジとしてどうかと考えましたが、感想をお聞きしてフルレンジとして使用できるものではないようだと考え、別の機種に変更することにしました。

私が選んだ機種は、VISATONというドイツのメーカーのBG13Pというフルレンジユニットです。


5インチ(約130mm)の口径となっています。
すごく小さく感じるかわいい大きさです。
中央にサブコーンが取り付けられて高音再生を補強するようになっているようです。


定格入力は20w、ピーク40w、能率は92dB/wとなっているので、こちらも軽量コーンのメリットを生かした口径の割に高能率ユニットといえそうです。
エッジもゴムやウレタン系ではなく、波形クロスエッジとなっているので、寿命はほぼないと考えて良さそうな高耐久ユニットです。
資料にもPAまたはスモールモニターに良好みたいな文章があります。

ハイゼットのフロントドアに取付してあるケンウッド同軸2wayが調子悪く、ビビリ音がするので、こちらに取り替えていきたいと考えています。
それにしても純正スピーカーによく似ている…笑
意外と純正スピーカーで十分な気もします。

でも車に収める前に箱に入れてみて自宅の真空管アンプで鳴らしてみたいです。
意外と何の変哲もないユニットがすごい音を出してくるかもしれません。
そのためには今までつかんできた、良好な音響振動理論をフル投入しないとです。
小さい箱ならあまり大きな資金投入も必要ないでしょう。

最近音響ネタがなかったので、少しずつ進めていきたいと思います。


Posted at 2012/10/23 19:49:42 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマ

プロフィール

メリオス有限責任事業組合です。       https://merious.com/ 自動車等輸送機器の動力伝達装置及び、車体加工・改造に関連す...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2012/10 >>

  123456
7 8910111213
14151617181920
21 22 2324 252627
28 29 3031   

愛車一覧

ダイハツ その他 ダイハツ その他
車体加工車を主に業務としてます。強度試験、改造申請、特注部品などをメインに扱ってます。 ...

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation