今回は我が愛機を楽しむことにしました。
平成22年式ダイハツ ハイゼット クルーズターボ 5MT 2WDに新車時から乗り続けています。
現在22万5千kmほどの距離になっていますが、故障などは一回もなくターボチャージャーの異常もなくターボらしい加速は健在で、バン型なので室内も広くとても気に入っております。
せっかく後輪駆動車なので、走行1万kmくらいの時に純正シャフトの回転バランス修正作業を行いましたが室内騒音がかなり静かになり、高速走行時の加速がとてもスムーズで感動をしたものでした。
昨今は5MT仕様が非常に少なくなかなか中古シャフトが見つかりませんでしたが、ついに発見して不人気部品なのかとても安価で購入できました。
このシャフトをリビルドして新品状態に戻して装着していこうと思います。
まずは外観観察です。特に外観やジョイントの動きに異常はありませんでした。ジョイントの首振りに抵抗感を少し感じますが、あまり軽すぎるのも不安なのでこんなものでしょう。
ハイゼットの軸部はφ50くらいで細めですが、軽自動車のエンジントルクだったら十分なのでしょう。φ20くらいのスパイダーの新品在庫があったので使えるのではないかと出してみました。
非分解式ですが迷いなく分解していきます。
新品在庫のスパイダーを組んでみたところ0.1mmくらい径が小さくて、ヨークの穴内でスルスルと動いてしまうことが判明したため、せっかく新品にしたかったのですが使うのをやめることにしました。
非分解方式のジョイントは、新品交換が前提のため分解できるスペースになっておらず抜き取りの際に破損させてしまうことがほとんどですが、今回ラッキーなことに破損は最小限で抜き取ることができたので、スパイダーを洗浄し高性能グリスを詰め替えてオーバーホールすることにしました。これで新品の機能が戻ってきます。
すべて組みつけて回転中心出しを0.02mmくらいまで時間をかけて詰め、回転バランス修正を行って完成しました。
ミッション側1.2g、デフ側0.2gあたりまでアンバランスを低減できてとても良好なバランスとできました。
デフ側のジョイントの動きが固い部分が出てしまいましたが、これ以上は軽い首振りにできないので、試乗時に問題起きなければ良しとすることにします。
取り外した純正装着軸と並べてみました。
車の下にもぐって取り付けしていきます。
意外と長めに感じます。UJ中心間は約650mmほどでした。
早速試乗して、まずは低速から様子を見ながら通常運行へと移行していきます。
70km/hほどまでは今までとあまり大きな変化は感じられませんでしたがそれでも室内騒音が若干低下し、加速感がスムーズな気がしました。特に変化したのは80km/hから100km/hほどへの加速感はエンジン音だけ上昇していきしかも急速な速度上昇していく妙な感覚があり、ちょっと驚きました。100km/hもの速度なのに60km/hくらいで走っているのと大差なかったのでびっくりさせられました。
軽バンや貨物車では振動と騒音が大きいのが普通だと思いますので、こんなにコンフォートに走れる貨物用途の軽バンは多くないだろうと思います。
今回のリビルドは大成功でした。
遠方まで高速走行を含む出張がとても楽になりそうです。
Posted at 2022/08/29 22:37:01 | |
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