
ついにフォレスターが納車されました。D型,エックスブレイク。色は赤。10時にスバルのディーラーに向かい,保険関係の書類に判を押したのち,車の場所に向かいました。フィット君を止めたすぐそば,小雨の中,フォレスターは屋根のあるところにたたずんでいました。いろいろと説明を受けたのちに,混んでいる中で無理を言ってフィット君と一緒に写真を撮らせてもらいました。
こうやって並べてみると,フィット君は結構頑張ってきたんだなあ,という感じがしました。色は少しくすみ,ヘッドライトは白内障を思わせるような感じになっている。そういえば最近夜は暗かったよなあ,と思ったり。。。僕自身は黒い山服の上下(上がモンベル,ズボンがミレー)に赤いモンベルのベストを着ていたのですが,それがちょうどフィットとフォレスターのあいだの色になっている気がしました。鮮血が徐々に落ち着いた色になっていくかのような。相当しんどかった11年前から,僕も少しは回復してきているんだろうかな。
納車で喜びがいっぱいになればいいのに,なんとなく複雑な気分でフィット君を見送りました。実際,フォレスターに乗ってディーラーを離れた後も,フィット君が「廃車になる」イメージが過ぎったりして,泣きたいような気持ちにもなりました。こういうおセンチな話はあまりよくないなあ,と思うけれど,大きなものって,やっぱり存在感があるし,思い入れもいつの間にか強くもっているので,辛いです。
それを振り払おうと,本当は家に帰って仕事をしなければならないのだけれど,宮ケ瀬の方まで水を汲みに出かけていきました。往復50㎞くらいは走っているのだと思う。乗りなれない感じがあって,神経がいろいろなところにいったようだ(それは後から,ひどくくたびれているのに気づいて分かった)。そして初めてのナビ。一応いったん家に帰って音楽をSDカードに入れたものの,よくわからない。これまでiPodを外部入力で聞いていたので,かなり勝手が違う。
音楽に関しては,とりあえず「鳴れば」いい,くらいで,途中から運転に集中することにした。いつもの感じでエコな運転。これまでに,嫌というほど,いろいろな人がD型NAのフォレスターのインプレッションをしているのを見てきたけれど,一番気になるらしいことが低速の加速。うまくコントロールできず,「踏み足す」と,グッと押される感じがするらしい。自分なりにはあの軽自動車を乗ったときの,なかなか加速しない感じのあれがあるのかな,と思っていたけれど,僕にはあまりわからなかった。これまでマニュアル車で,クラッチやエンジンの「あたり」みたいなものを探る感じでアクセルを踏んでいたからかもしれないけれど,ちゃんとリニアに加速する感じが強かった。
次に目にしたことが多かったのが,NAエンジンの非力感。しかしこれもフィット君との違いからかもしれないけれど,全く感じなかった。坂道でも踏めばグングン加速する。たぶん,加速が足りない,という人は相当なものを求めているのかな。スポーツカーのそれなのかもしれない。そういえばCX-5に試乗したときに,そういう楽しさを感じたところがあった。「トルク感」というのはこういうことなんだな,というのが体感できたし,本当にいい車だと感じた。乗っていて楽しい。そういうのがあって,最初
はCX-5が第一候補だったのだけれど,エンジンに煤がたまる画像を見て,「何年も乗ろうと考えるなら,これはいただけない」と候補から外れた。でも,ああいう骨太な加速感(たぶんXTだったら,それがあるのだろうな),癖になるのはわからなくはないし,はまったら抜けられなくなるのだろうな,とも思う。ただ僕個人は,かなり車と対話をしながら,というような運転をしている気がするし,普段は必要ないかな。時々,フィット君でも無駄な加速と,無駄なシフトチェンジをしていたけれど,それくらいで満足できるのだから。
フィット君を運転しているときには,マニュアルシフトで,惰性走行が多かった。それで今回フォレスターでもそれがどれだけできるか,と思っていたが,あまり長い距離を惰性では走れないことがわかった。もちろん走行中にニュートラルにするわけにはいかないので,一定以上スピードを上げて,どれくらいで,後続車に迷惑がかからない程度の惰性走行ができるかは,これから慣れていくしかないかな,と思う。この辺りの塩梅はまだまだこれからわかっていくのだろう。
今日は小雨が降っていたのだが,驚いたのはワイパーの大きさだった。アイサイト部分もカバーするためなのだとは思うけれど,ワイパーがかなり大きく動いて,はじめは「おわっ」と思った(笑)フロントガラスのかなりの部分を拭いてくれるから,視界が確保されて運転はしやすくなった。
運転は50㎞~70㎞くらいまで,結構静か。燃費が良くなるポイントはどれくらいか(一説ではオートクルーズの90㎞の定速走行らしいけれど)つかみかねている。そしてじわっと加速するのがいいのか,ぱっと加速してあとゆっくり流すのがいいのか。車重が結構あるので,通常のセオリーと違い,信号の少ない田舎道であればぱっと車速を上げてしまった方がいい感じで走るのかもしれないとも今日感じた。これも今後実験していく話だなあ。ちなみにフィット君の田舎道でのスウィートスポットは60㎞の定速走行。カタログ値は19.1㎞/lなのにリッター20㎞/lは軽く超えてくれた。
真ん中のメーターと連動させるパナソニックナビを付けたのだけれど,結局僕にはあの親切な表示はいらないということがわかった。まあ,そうだよなあ。これまでナビなんて使わないで勘であれこれしていたのだから。途中からナビがいろいろ警告してくれたり,教えてくれるのが面倒になってきた(苦笑)「好きなように運転したらダメかな?」と思ったり。アイサイトの警告も同じ。まあ,でも段々年齢もいってきているし,こういうのがあって命が救われることもあるのかも(いや,でもなあ(笑))
それからバックの駐車がまだうまくできなかった。スーパーの駐車場で左の白線に反応するらしく,ビビッと警告がなってびっくりした。そして少し右に寄せたけれど,そうすると,やっぱり右に寄りすぎで,画像と機械の認知と,僕の認知が一致しない。。。これも慣れだろうか。自分の勘一本だといけるだろうけれど,なんか機器の力も引き出せるようにしたいものだ。
休みで渋滞が多かったこともあって,結構くたびれてしまったけれど,スバルを出るとき,ODO燃費が4㎞/lだったに,9.9㎞/lくらいまでは上昇した。今日だけでいえば12.2㎞/lだったかな。できるなら,なんとか,このフォレスターの能力を引き出すような運転をやれるようにいろいろ試行錯誤してみたい。
オートクルーズもそのうちに試してみたいなあ。それはいつかのお楽しみ。とりあえず,今日のインプレッション。
追記:夜に,ライトを確認してみようと走ってみた。やっぱり照明が動くのは不思議な感じ。いつも照明の揺れで,交差点などで車がこないかに気を払っていたので,こういうところも慣れが必要だな,と感じました。
Posted at 2017/04/08 20:15:59 | |
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