
(2017.5.5)
まず他のライバル車種を選ばなかった理由を書いてみる。ヴェゼルが内装のタッチパネルと,機械感。なんとなく機械に乗せられている感じがあったこと。CX-5は一番気に入っていたけれど,煤の問題と車幅が1840mmあったこと。アウトランダーPHEVは先進機能に目が行ったし,乗り心地も静粛性も申し分なかったが,その後のメンテナンスに心配があったこと。ハリアーは値段と,内外装が自分の好みではなかったこと。
この車は,総合的には非常に乗りやすい車ではあると思う。 性能も非常に良いし,アイサイトなどの先進技術もうまく使ってあるように思える。ただし燃費を気にし,短距離を乗るユーザーはハイブリッドを選ばないと,経済性に対する不満が必然的に出てくる(特に冬)。経済性は気にせずに,わくわくするような力強さとか加速感が欲しかったらXTを選ぶといいのかも。こういう話でいけば,CX-5も魅力的な車だった。さらなる内装に高級感が欲しければ,BMWやレクサスの方がずっといいだろうし,好みがあえばハリアーを選ぶのがいいだろうか。コンパクト性を追求すれば,ヴェゼルやハスラーのようなものになってくるのかな。
自分がどういう乗り味を求めているのかで,選ぶ車は違ってくると思うけれど,この車は(短距離の燃費が悪い)ということを除けば,ある程度オールラウンドに使える車なのだと感じている。少々維持費は高いかもしれないけれど,丈夫に安全に長く乗れるんじゃないかな(と期待したい)。