2017年04月11日
昨日,アイサイトに燃費対決で負けた,と書いた。これはアイサイトの方がフォレスターの性能に添った加速をしてくれる,ということでもあると思う。もちろんある設定,状況下においては,という条件付きではあるけれど,その辺りは徐々に使用していて発見していけいいのだろうと思う。
アイサイトの性能に舌を巻いたところがあったので,僕の中ではこの利用法についての方向性が変わろうとしている。使用までは,自分の運転方法にアイサイトを合わせる,ということを考えていた。つまり加減速の最適なものは自分で見つけられるし,そのやり方の中で,アイサイトを入れ込んで良い部分を探すというものだった。通常言われている高速走行などでの疲労軽減を図る,といったことだ。しかし使ってみて,能力が思った以上だったので,アイサイトの性能に僕が合わせる,という方がいいところが出てきた,と考えている。過信する,というより,もちろんアイサイトの能力値を評価したうえで運転していく,ということだ。
そして今考えているのでは,運転方法が変化していく,という可能性が生まれている。今日も少し外に出たときに使用したが,ゼロ発進から加速していくのには,自分でアクセルを踏み込むよりもアイサイトのクルーズ・コントロールを使った方がいい。そして,ある程度そこでスピードを緩めたければ,アクセルを離すようにボタンを押してアイサイトを「Ready」状態に移行させる。するとフォレスターは割にスピードが落ちやすいので減速する。これはクルーズ・コントロールを40km/hに設定していてもそうだった。少しスピードを出したければ,スイッチを押して40km/hから45km/h,50km/hという風にコントロールする。そして落としたければ「Ready」状態に戻すか,車速を40km/hに落とすかの選択をする。急激に減速する必要があった場合はブレーキをいつものように踏めばいいだけ。ブレーキを踏めばクルーズ・コントロールは自動的に「Ready」状態に移行する。そこでまた加速する必要があれば「set」ボタンを押して,クルーズ・コントロール状態にする。
こういう使い方は,通常のアクセルワークではないために,慣れというか,訓練が必要になるように感じた。でもいつでもブレーキを踏めば「Ready」状態に移行できるアイサイトのクルーズ・コントロールは割と安心してこのような訓練ができるように感じた。車速のコントロールのほとんどボタン二つで行うなんて,乗るまでは考えていなかった。
しかし狭い路地を走るときなどは,もちろんこういうやり方は制限されるし,ほとんどスタートのみをクルーズ・コントロールにさせるくらいがいいだろう。また交差点で曲がったあとに再セットするタイミングも割と難しい。ただフォレスターはここまでアクセルワークをしてみて,加減速ともにもともと制御がやりやすい車だと思う。だから,面倒であれば自分でコントロールすればいい。
コンピューターが車にどんどん導入されて,今では日産の「プロパイロット」みたいな自動運転を謳うようなものまで出てきているが,運転者とこのようなコンピューターの融合が必要な今の時期って,実のところはこういう機器を使うための訓練が必要なのではないだろうか。謳い文句は売れるためのものだから結構すごいこと言われ,それでぱっと市販されてしまうから,「過信」とかも出てくるだろうし,実際の力をうまく使うことができずに終わるなどといったことも出てくるのだろうと思う。アイサイトは非常に優秀だと思うけれど,他のクルマのそれとの違いや,挙動の違いなどの特徴がもっともっと知られて,場合によっては訓練できるようなことをサービスとしてやった方がいいのではないか,と思った。まあ,そんなことはできないから,「高速以外は使用しないでください」とあるんだろうけれど。
Posted at 2017/04/11 14:00:48 | |
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