エレクトロタップ(通称カニ)は、手軽に配線分岐が行えるので便利です。ただし使い方を間違えると接触不良や断線をすることがあるので、なるべく使わないようにしていますが、分岐元のコード部分が短かったり、狭かったりではやむおえず使用しています。
エーモン製をよく使用するのですが、コードが0.5sqの場合では2タイプあります。
一般的にカニと呼ばれている#3336、3337(製品の入り数で品番が異なる)のタイプがよく使われますが、
自分は#3348を使用しています。
#3336、3337は、分岐元のコードと分岐用のコードを押さえるフタが別々で、フタと一緒にコードを端子部分にかぶせる時にコードがずれたりして位置の固定にコツがいります。
また、プライヤーで圧着してもフタがカチッと固定できない時もあり、しっかりコードが端子に食い込んでいるのか不安になることがあります。
それに対して、#3348の場合は、
分岐元のコードと分岐用のコードを同時に圧着するタイプです。
適合するコードも、
#3336、3337は、0.5〜0.85sq
#3348は、0.35〜1.25sq
と対応幅が広く、0.5sq線と1.25sq線の組み合わせの分岐にも使用可能です。
#3348の使用方法です
半分くらい締めた時に、分岐元のコードに端子が噛み合っているのが目で確認出来ます。
分岐用コードを差し込んだ状態でも、半固定されているのが目視で確認出来ます。
完全に圧着した状態です。
分岐元のコードも分岐用のコードもしっかり噛み合っていることが確認出来ます。
注意点は、金属部分をプライヤーで締めるときに、金属部分が斜めにならないように水平に押さえること。
完成状態です。
フタは絶縁のために閉めているだけで、圧着には関係ありません。
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整備 | クルマ
Posted at
2021/12/08 10:17:42