エンジンマウントラバー交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
少し前からエンジン始動時にガダゴト、カタカタなどの異音を感じるようになりました。放っておいても音が消える事もない為、エンジンマウントのラバーを交換します。
まずはジャッキアップ、先にホイールナットは緩めてます。
2
色々な方が脱着、交換の記事をあげてますので、細かな説明は端折って、ポイントだけ記載しておきます。
3
まずは工具ですが、通常に使用する工具以外に長いエクステンションバーが必要となります。
エクステンションバーの長さは、皆さんが仰る通り、確かに600mmは必要でした。
私は、モノタロウさんで、250mmの長さのバーを2本購入、手持ちの150mmを繋いで使用しました。
600mmのエクステンションバーは持っていても、そうそう使用する機会がないと思うし価格が高価だった為、250mmを2本購入で(1,318円)正解でした。
4
メンバー側のマウントボルト14ミリを緩めて、助手席側のブラケットボルトを緩めて行きます。
エキマニ側は(私のは)ブラケットが固定されている14ミリのボルトまでの間、エクステンションバーがエキマニで遮られて、上手くブラケットのボルトにボックスが嵌りませんでした。
なので、首振りのアダプターを使い、エンジンを上げたり下げたり、バーの向きを上下左右に微調整して、ボルトが見える良い位置を探りながら緩めました。
エキマニ側(助手席側)のボルト3本は、全て同じ長さでした。
5
続いて助手席側のブラケットとマウントを摘出ですが、
エンジンルーム内から車外へ摘出するのには、少しコツがあって、メンバー側に固定されるブラケット(四角い箱のような形)をエンジンルーム内で先に分離して、そのブラケットだけを先に車外へ抜き取らないと残りのエンジン側ブラケット+マウントラバーを車体から抜き出す事が容易にできません。
隙間が足らない為、知恵の輪状態で向きを変えたりしながらかなり苦労しました。
※画像はネットより借用してます。
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運転席側はブラケット赤丸4箇所、セルモーター上部にステーが固定されている為、そのナットも緩めました。(外す時は問題ないのですが、ブラケットを復元さる際、ステーが邪魔になります。
マウント+ブラケットは助手席側よりは摘出し易く、前方向へ抜き取り出来ました。
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外したエンジン側ブラケット&マウントラバー
マウントラバーを外すのにブラケット本体を固定しないと14ミリのナットが簡単には緩みません。
私の手持ち工具、設備にはバイス台なども無い為、フェンスの隙間にマウント側を差し込み固定して緩めました。
先人の方々もそうされてました…
締め付けも同じようにブラケットを固定して行いました。
8
助手席は破断寸前、亀裂が入ってました。
9
マウントとエンジン側ブラケットは合うようにしか付きません。
四角の切り欠きガイド(穴)がブラケット側にありますので、マウント側の四角いヘソをブラケット側の穴に合わせて組み付けます。
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エンジンルーム上部前からエキマニの隙間越しにブラケットの固定ボルトを見た画
※ボルトが緩んでますが…
手を突っ込んでボルトを締め付けたまでは良かったのですが、上からも下から工具を使って締め込むのは困難でした。
タイヤハウス側からエクステンションバーを使って締め付けするか、場合によっては、エキマニを外した方が作業はしやすいかと思います。
11
ジャッキポイントはオイルパンの後ろあたりのミッションケース側へ当て木をして掛けました。
この位置の方がオイルパンを痛めずに済みそうだったのでジャッキを掛ける位置には気を使いました。
ジャッキアップする際、合わせてタワーバーは外しておきました。
※エンジンのジャッキアップの際、ヘッドカバーとタワーバーが接触する可能性もあるので…
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エキマニ1番の溶接箇所の亀裂が発生してました。
エンジンマウントの劣化の影響によって、エンジン本体の振れが大きくなり、エキマニからマフラーまでの間、ヨレが発生するようで力の掛かる箇所に負担が行ってしまうようです。
もちろんマフラーパイプにはジャバラが有るんですが…
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マウントラバー交換後は、始動時/走行時の異音は無くなり、室内への振動もかなり軽減されました。
残すはエキマニの修理となります。
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