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2010年08月28日 イイね!

マスターシリンダー

さて、今回の悪い虫は

いえね、ちょっと考えてるコトが上手く行くかどうかの検証の意味もあって

156V6マスター
156V6マスター posted by (C)@監督

156V6用のマスタシリンダ(手前)が登場ですね。
興味がある人が、北の方にいる気がする(はは
貧乏なくせに、スグコーユー無駄使いをする(笑
中の寸法が知りたいんですけれど、何処にも乗っていないですしね。
現物があったほうが早い。
刻印はBOSCHですけど、どー見ても145のBENDIXの兄弟に見える。
ま、BANDIXはBOSCHに買収されてまったからコーユー現象が起きる訳で。
MarelliのオルタネーターにDENSOのブラシが入っているヨーなものですか(笑
今や部品業界は再編や統廃合の嵐が吹き荒れているけれど、次世代動力車などに対応し生き残ってゆくには、必要な流れなんでせうね。

は置いといて
中身を抜いてみるです。

ブレーキピストン
ブレーキピストン posted by (C)@監督

左がプライマリで右がセカンダリピストン。
それぞれ左側が145用のBENDIXで右が156のBOSCHですね。
156のマスタはピストン径が大きいコトを期待していたんですけれど、プライマリシリンダの内径はどちらも22.2φで同じでした。
156の方が車重があるからと、大きいかな〜と目論んでいたのにチョットがっかり。
不思議なのはセカンダリ。

これ145
P
P posted by (C)@監督

ちとボケ写真ですけれど。
そして156
S
S posted by (C)@監督

何故かこちらの方が小さい?
145って高速度からフルブレーキングをすると、リアの加重が抜けて挙動が危うくなる傾向が。
147とかも同じ傾向があって、一方通行路を走るのがお好きな人はリアのパッドを削ったりしてるのを見かけます。 と言うコトは…

は、また置いとて。。。
これらのマスタシリンダがお亡くなりになる原因に「坑蝕」があります。
異種金属を液に浸すとイオン化傾向の差により電池になる。
理科で習いましたよね(笑
マスタシリンダに使われている材料(ピストン真鍮、シリンダ鉄)の間でこの反応が起きると、鉄がFe+となってフルードの中に溶け出してシリンダ内壁に穴が開いてまう。
酷い時は段差がついていたりしまんな。
慴動の摩耗だけで段差は出来る訳じゃありませんよ。
悪い事にこれは電極が最も接近している箇所/シール部分で起きるから出来た穴によってシールが削られてゆく。
溶けだした鉄イオンは酸化鉄になりますから、ブレーキ液が変色したりラインに汚れが付着していたらシリンダに抗蝕が出来ている証拠ですわ。
クラッチレリーズから抜いたフルードが黒いのはコノせいですよ。
別に焦げて黒くなった訳じゃないの(核瀑
坑蝕があったら、いくらシールを交換したって抜けるのは時間の問題なので、新品に交換するしか無い訳で。
これ意外と皆んな(整備士も)知らなかったりする。

ま、今回僕は貧民なんで「次、抜けたら交換」と穴は見てない、見てない。

145ブレーキマスタシリンダ付近で一番の問題と思えるのは(除くP4
この配管

舐めてる配管
舐めてる配管 posted by (C)@監督

左がマスタで右がリザーブタンクに繋がります。
問題はマスタ側。
シリンダの下を潜って上がるこの取り回し。
どーやって空気抜くんねん

だ、駄目だ、が、我慢出来ん、、
とてもこのまま元には戻せない(瀑
Posted at 2010/08/28 15:11:52 | コメント(7) | トラックバック(0) | 145 | クルマ
2010年08月26日 イイね!

車検整備のはずが(笑

車検整備のはずが(笑車検きれて早や三月


イー加減、何とかせねばと準備を始める。
しばらく手ェかけていなかったから、汁物はホトンド全交換するですね(汗
ウチのカミさん、所帯持った時からエア抜きのためのペダル係りをやらされている。

そのために、最近はナカナカ上手くなってきて。
「三回ゆっくりで止めて」
「五回ポンポンで止めて」
「じわ〜っと踏み切り」などの注文もなんでも御座れ。
持つべきは
「諦めの境地に達した妻」なのか(笑えな…
まずはクラッチフルードを入れ替えてと。。。

お父さん、ペダルこないよ

怖い台詞である。
最初、ブリーダーから「真っ黒」なフルードが出てきた時に「嫌な予感」はしていた。
「この前換えたの、何時だったけか…」
少なくても3年は記憶に無い。
その間、他の車のフルードは何台も換えている(医者の不養生
恐る恐る、レリーズシリンダーのラバーブーツをばめくってみる。
「そこには真っ黒なゲル状の…」
レリーズシリンダー…逝ってました(核曝
ホントはこんなん書きたくないけれど。
ま、参考のために(苦笑
へたったシールを手助けしている汚れたフルードが、新油に押し流されて一気に噴出したと言う訳ですか(瀑
「ああ、はずかし」
かなり動揺したらしく写真、ありません。
手がフルードまみれで、携帯持てなかったと言うの…言い訳です。

買い置きのクラッチレリーズシリンダーインナーシール(長い)が有ったので、さっさっと交換。
でもシリンダーにはそれなりの摩耗があったから、次回交換は確実かな。

涼んでいたカミさんに頭を下げて、再度エア抜きを。
一瞬、伸びかけたレリーズロッドが不自然に引っ込んで行く。。。

「ペダル、こないよ」

聞きたくなかった、この言葉。

はい、減たった同士でバランスが取れていたそれまでの関係が、レリーズのシール性が復活したために関係が崩れた瞬間ですね。
今度はクラッチマスターが抜けた
こんなんアゲルのって、滅茶苦茶に恥だな(大汗

145のクラッチマスター。
基本設計は左ハンドルのレイアウトを右に持ってきた副作用なのか、そりゃあ〜外すのメンドクサイ。
背中がツリます。

バラしたCマスター
バラしたCマスター posted by (C)@監督

もはやシールラバーはゴムと言うよりプラスティックの仲間になってますね。
これもシールの在庫があったし、シリンダーとピストンに目立った傷や摩耗が無かったからサクッと入れ替えて。

三度、頭を下げてお願いする。
緊張の一瞬。

「あ、きたきた」

確かにレリズーロッドが動き始めた。
嬉し。

145のクラッチマスターシリンダーはコレクタータンクを外さないと取れません。
コレクターの脱着はスペースが無いトコロを知恵の輪で抜かなきゃいけないので、頻繁にやりたい作業じゃ無いことは確かでして。
ノーマルのP4(可変吸気)なんかは、あんまり外したくないのが本音。

取り敢えず一服しながら眺めるエンヂンルーム。

インマニ外した
インマニ外した posted by (C)@監督

前から気になっていたんだよなぁ。
この取り回し。
クラッチが逝ったと言うコトは…、ブレーキも。。。
クラッチは室内だけれどブレーキはエンヂンルームにむき出しだし。
基本的にゴムは熱に弱くて、比較的に耐熱性に高いニトリルだって良いトコ115度だしなぁ。
何回も外したくないよなぁ〜コレクタータンク。

ついでに…
イケナイ虫がムクムクと…。
Posted at 2010/08/26 11:09:56 | コメント(11) | トラックバック(0) | 145 | クルマ
2010年01月13日 イイね!

バランサーシャフトの一考察・番外編

バランサーシャフトの一考察・番外編写真のエンヂンは、新東京テクノ製作のRACING145のモノ。   (許・無断転載/爆)
リチャード・ロングマンチューン(だったと思う)に4気筒独立スロットルやら、シーケンシャルミッションをテクノがパッケージした逸品ですわ。
でも、今回の話題はダンパープーリーです(笑


クランクのバランスを取る時には、クランクとフライホイール、ダンパープーリーの3点セットで取るのがベストなわけで。
で、コヤツがalfaT/Sの純正ダンパープーリー。

20101031056
20101031056 posted by (C)@監督

ダンパーと言うことは、何か減衰機構が備わっているわけで、外側のプーリー部がウエイトを兼ねていて内側のハブとの間にゴムがあるのが見えます。
このゴムが外側のウエイトとクランクの曲げ振動と捻り振動を運動エネルギーから熱に変換するダンパーとして働き、快適性の向上に一役買っているわけです。
バランス取りのための穴もありますね。
組み付けは凸っぱりが目印で、純正でバランスがとってあります。
4気筒の場合は2次、4次、8次に振動が出ます。
6気筒だと3次、6次、9次が入りますね。
中でも3次がグンと大きくて大体6000rpm近辺で出ますから、ここに合わせてダンパーをチューニングします。
4気筒は2次と4次、両方狙えますから間のゴムの量やプーリーの重さをセットしていく訳ですね。
4気筒のバイクに乗った経験者はわかると思いますけれど、3800〜4000rpmあたりで、妙な振動が出ませんでしたか?
これが4次ですから。
市販車ではエンヂンの振動はなるべく気にならない程度に押さえなければいけませんから、こう言った「曲げダンパー」や「捻りダンパー」で、快適性の向上を計るわけです。

いかんせん、現在の技術を持ってしても、高回転/高出力/全域に効くダンパーと言うのは存在しません。
また、ダンパープーリーは消耗品ですので、距離が出たものとか年数が経過したものは交換したほうがよいでしょう。

RACING ENGINEでは、こういった配慮は必要ないわけですからテクノ145のように、補機類ベルトを回すだけのものになってしまいます。
振動が出る回転域は通り過ぎていくだけな訳ですから問題はありません。
100%バランスの3点セットでしたら、純正のダンパーが付いているよりクランクのミソ摺り運動は起きにくくなりますし、オイルポンプの破損やステータがクランクと齧ったとかクランクキャップのボルトが緩んだなどのトラブルは出にくくなります。

6気筒やV8、V10の場合はもう少しややこしくなりますから、今回はパスしませう(笑

145/155/147/156のギア比ですと120km近辺がちょうど4000rpmあたりになりますから、純正以外のプーリーを付けている人は…気、付けましょうね(一部爆
簡単な対策は、その回転は使わない(核爆



Posted at 2010/01/13 06:08:56 | コメント(6) | トラックバック(0) | 145 | 日記
2009年12月22日 イイね!

バランサーシャフトの一考察 其の四

バランサーシャフトの一考察 其の四ここのトコロ、PVの数が凄い。
バランサーって単語に反応しているのでせうか。
でも流石に飽きられてきたみたい(笑
は、とにかく。



前回まででオイルラインやブロックの穴も塞がって目出たし、目出たし。

じゃないんですよね。
バランサーシャフトの回転偶力とクランクシャフトは、トータルマスで計算されています。
バランサーシャフト撤去=クランクの軽量化になるんじゃないのか?
そして「クランクの軽量化になって、吹け上がりか良くなるんじゃ?」
こう考えがちですけれど、昔のお兄ちゃんチューンじゃあるまいし(笑
そんな簡単なら、誰も苦労はしない(爆

むかし「カミソリクランク」なんて言うのがあったなぁ。
加工クランクの形状から、そう言う名前で呼ばれていたのですけどね。
凄いですよ〜クランクウエイトは削り落とすわ、ウェブはそろばん玉みたいに削るわでした。
あれは改造車業界黎明期に、ポルシェの3リッターとかのクランクを見た人間が、そのウエイトの薄さに驚いて自分の猿人に手ェ入れたのが始まりなんじゃないのかと(私見ですよ

あの頃は、情熱はあるけれど◎とお金が無いわけで。
「デフのホーシング」と言う言葉を聞いたコトってありませんか?
あれ、実は「housing(ハウジング)」を、ローマ字読みしてた(汗
スプロケットなどで「40丁から38丁に換える」って…あれだって「歯( tooth )」のTを漢字の丁と読んでいたみたい。
皆んな、頭が◎かったからなぁ。
ポルシェのクランクウエイトが薄いのは、最初2リッターで始まり後に段々ボアが広がっていくにつれてコンロッドのジャーナルをずらさなければならず、ケースは基本的に使い回しだったためにウエイト部にしわよせが来たのが一因ですね。
でも、お兄ちゃん達はアノ「ワッと吹けてストンと下がる」のに感動し、自分の車にもとセッセト削る。。。
結果は…雰囲気は出るものの時計は出ない(笑
そりゃそーです。
クランクウエイトはピストンの上下運動を回転運動に変換する時、下死点や上死点でスムーズに方向転換させる様ウエイト形状や重量配分が考えられています。
闇雲にあんな形状をしている訳じゃありません。

alfatT/Sのクランクは、一応鍛造のフルカウンター形状です。
イタリア車って、昔からこの辺りにはコストが掛かっているんですよね。
ブチ回して乗られるコトが多いからなのか(笑
トータルマスで設計されているバランサーシャフトを外してしまうと、クランクウエイトのマスだけでは当然不足することに。
それがドー言う結果になるのかが、皆さん一番興味があるのでは?。
停車〜全開〜5速サチュレートするまで。を10本くらいやってからメタルを見てみる。
下方向に叩かれて薄くなっているかも。それと…(笑
特に1番と4番…
よくベルトを外した人が
「問題ないみたい」とか「変わらない」って言っているのを聞きますけれど、壊れるの心配しながらや,変わらないなら外す意味は無いかも…。
シャフトを抜けば、最低10kgの軽量化にはなりますけれど、シャフトを抜いたらシャフト用のオイル穴を3つ程埋めないと、エンヂン内部でオイルダダ漏れに(笑)

じゃあ対策はと言うと、まずフライホイールとトーショナルダンパーの3点セットでダイナミックバランスを取りましょう。
そしてバランスを取る時、通常はウエイトの重い部分に穴を開けるなどで削って合わせていくのですけれど、それをやるともっとウエイトが軽くなってしまう。
ここではタングステンなどの鉄より比重の重い金属でデカイ芋ネジみたいな物を拵えて、そやつをウェブに捩じ込んでやります。
重さを増やす方向でバランスと取るわけです。
レース用の米V8などでは、クランクに溶接肉漏りしたりしてました。

これで目出たく、バランサーシャフトが取り外せて…
なに?期待したほど吹け上がりが良くならないって?
そりゃ、あと一捻り技が必要ですよ。
その辺りはフライホイールとトーショナルダンパーの仕事ですね。
そちらの方が、手を入れた場合に体感効果が大きいです。
じゃあアンタは何で外すのかい?
はいはい、それは趣味です(爆

あれ?まだ続くのか?もう終わりで良いですよね?







Posted at 2009/12/22 12:32:48 | コメント(7) | トラックバック(0) | 145 | 日記
2009年12月21日 イイね!

バランサーシャフトの一考察 其の参

バランサーシャフトの一考察 其の参さて、目出たくオイルラインを殺した次は、バランサーシャフトを外した後の
    穴。。。
これをナントカせにゃーなりません。


純正ではベルト側にこんなモノが付いていて、ココにバランサーシャフトドライブプーリー(長げーっ)が付くわけで。
根元にはO-リング。
これでシールをするわけです。
テンショナーの取り付けもこれに付いていますね。
反対側は、ラバーコートされた椀型プラグ(?)で、メクラ栓をします。
そう、あのオイルが漏れるのが有名なトコロですね。
シャフトが無いので、このサポートは不要。
さ〜て、どないしよ(笑
チョッと計ってみようか。。。
なーんだ、簡単に何とかなりそうな。
でも待てよ。タイミングベルトカバーの形状と造作が合わなくなるなぁ。

あれ、穴の写真を撮り忘れてら。
Posted at 2009/12/21 15:43:00 | コメント(3) | トラックバック(0) | 145 | 日記

プロフィール

「@ありゃマア。
ウチも娘に代筆させようかな…あ、オラの方が暇だった(笑)

何シテル?   04/21 13:36
採れたのはレース村のエンジン畑。 当時のメインはDFV。 でも今は只のおじさんです。 死ぬまでにシングルプレーンのV8にorz 車趣味は不治の病い。 ...
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