炎尾「1本や2本駄作を出しちまっても.....自分を許してやれる大きさを持て!!」
「自分を許す大きさ!?」
炎尾「3回のうち.....1回いいものができればOK!」
「3回に1回!?」
炎尾「3回ともいいものを出そうなんて欲張りは........
おれが許しても天が許さん!!!」
島本和彦「吼えろペン」
そんなわけで、三菱車のいい車率が1/3かどうかは知りませんが、話題の車を見に行ってきました。
興味がないのにSUVの試乗を繰り返す自分がよくわかりません。
エンジンは4B40
ボア×ストローク 75.0×84.8
IHI製シングルスクロールターボはエキマニ一体型
VVTは吸排気に付きます。
ポート噴射と直噴併用。
目一杯流行り物ですね。
インジェクターはデンソー製ですか。
sky-activeでのピエゾ式が話題になりましたが、三菱のこのエンジンではどうなんでしょう?
そんなに多段燃焼は要らなさそう。
PFI+DI は低速ではPFIできちんと混合気作って、高負荷では併用。
トヨタのものですが、イメージ的には
こういうものなのか?
ノッキングと燃費。
EGRはなし。
何かで見ましたが、新たな主力エンジンとして、より高負荷にも耐えられるようにベースとして作ってあるのだとか。
いずれはスポーツモデルにも積んでいくんですかね。

見た感じどうかなぁ、ピストン間の距離とか余裕あるんだろか?
1.5Lのエボじゃ寂しい気がする。
相変わらずの無知で、MITSUBISHI のカラーってわかりません。どんな傾向のメーカーなんでしょう。
よく引き合いに出されているCHRは母の車で割とよく知っています。
サイズを比べてみると
エクリプスクロス
4405×1805×1685 mm
ホイールベース2670 mm
1550kg
CHR
4360×1795×1550 mm
ホイールベース2640 mm
1440kg
....重いな。
ちなみにAWDのヴェゼルは1300kg台、CX-5は1550〜1600kg、JUKE の1.5Lはたぶん1200kg(FWD)
全高もCHRより130mm高い。
正直CHRは走破性なにそれ美味しいのってくらい最低地上高が低い(でもロール中心は当然高い)という、私にはわからない価値観の車なので、SUVとしては普通かな?
ヴェゼル1605mm
CX-5 1705mm
JUKE 1565mm
ですってよ。
CHRは私がルーフの洗車が出来るぎりぎりなので、エクリプスクロスは踏み台が要るでしょう。
外観は結構スタイリッシュ
画像で見るとアウトランダーと似過ぎじゃなかろか。
スポーティなイメージならエボXみたいな悪どい顔に....と思ったけど沢山売りたい車でしたそうでした。
でももうちょっと差別化しても良かったんでないかな?
内装はいつものヤツです。
わかりません。
CVTもいつものヤツでお願いします。
わかりません。
巷での好評価の要因はシャシー剛性だとのこと。

ドアの厚みも見るからにしっかりしていそうで、開閉時の音もバフンッと重厚。ルーフの内張は前席と後席の間で盛り上がっており、太いフレームが入っているようです。
室内の広さは普通。
いざ試乗。
乗ってみると動き出しから格の違う剛性感が!
.....なんてことはなく、まあ普通です。
始動からのエンジン音は、遮音性はあるものの聞こえてきます。そんなに沢山のエンジンの音を知っているわけではないですが、普通の直4の音ではないでしょうか。
MEG4 のM5Mのようなその気になる音でもなく、といってTOYOTAのような軽い音でもなし。
ただ3000、4000rpmと回していくときの音は線が細い印象で、あまり回してみたくなるエンジンではありません。
しかし過給がかかる前の出だしからきちんと車が前に進みます。1.5Lのレギュラーガソリンエンジンで、1550kgをきちんとスタートから引っ張るって実は凄いんじゃなかろうか?
小さなシングルスクロールターボを早めに回して下からパワーが乗るセッティングはこれまたダウンサイジングの本寸法で、1800rpmから最大トルクが出ます。ぐいと踏み込むと、目視で2000rpmを少し超えたところからターボな加速。

高負荷では遅角して直噴併用で潜熱気化も狙えて安定。
傘中空ナトリウム封入排気バルブも使って排気を冷やしています。だからEGRないのかな?
目新しいものはないけれど、過給ダウンサイジングのキモは全てきちんと高次元でやっているという感じ。
よりハイレベルなチューニングを見越して全体的にマージンがとってあることが、このなんとも余裕のあるエンジンのフィーリングを担保しているのかもしれないですね。
足回りは....正直、接地感はあまり感じません。
駆動配分は基本F/R 8:2 で、状況に応じて配分変更+ブレーキ制御によるコントロールだそうです。
こうなると所有して振り回してみないと私にはわからない。

ハーシュネスは本当に小さくて、225/55 R18 は伊達で履いているわけではないと思います。

PROXES R44。タイヤの評価できないです。
スミマセン。
でもR16のタイヤにも乗ってみたい。
話題の剛性感は....私はあまり感じませんでした。ただ「剛性感がないなあ」と思ったわけではなく、なにも感じなかった。
午前に2時間ほどMEG3RSでワインディングを走った午後の試乗だったので、ロールの重心の高さに意識がいってしまいました。
むしろ印象に残ったのは、CHR比での速度を上げていった時のフィーリングの違いでした。
CHRは結構踏ん張る足で、コーナリングでは「突っ張ってる」と感じます。スポーティの謳い文句に異論はないのですが、そこはSUV。キャパを超えるブレーキングやコーナリングではガクガクといきなり安定性が失われます。
対してエクリプスクロスは結構ロールする。ステア操作から一拍遅れてロールが起こる感覚はとても素直で、挙動もイメージ通り。雑味がないです。試乗なのでこの辺りまでしか私にはわかりませんでした。
総じて素性が良い車だな。という印象です。
付加価値的な部分でなく基本的なところで、きちんとダウンサイジングして、シャシー作って、セッティング決めて。質実剛健。開発インタビューの記事通りで、日常域での楽しみにフォーカスしてきちんと作ってあるなあ、と感心しました。
....でもFORESTERに優っている部分はあるかな?
シャシー?
CVT?
そのほか動力性能はあちらに軍配が上がりそうです。
私の抱いた感想は、ハッチバックやセダン車でこのシャシーとエンジンに乗ってみたい、でした。
そう思ってラインナップ見たら、それっぽいのはミラージュだけですね。
蜃気楼かぁ(意味深