
6カ月点検でディーラーに伺うと、店長が乗って来ていいよ、とメガーヌ4の鍵を貸してくださいました。
おおっ、遂にキーレス!
「正直、気持ち悪いって人と、凄くいいって人と評価が別れています」と仰っていました。
早速近場の山道へ。やっほう。
Megane 4 GT
全長×全幅×全高:4,395×1,815×1,435mm
ホイールベース: 2670mm
トレッド: 1575/1575mm
エンジン:
ターボチャージャー付筒内直接噴射 直列4気筒DOHC16バルブ
総排気量:1.618L
最高出力(EEC): 151kW(205ps)/6,000rpm
最大トルク(EEC): 280N・m(28.6kgm)/2,400rpm
燃料供給装置:電子制御式マルチポイントインジェクション
エンジン型式:M5M
タイヤ 前・後:225/40R18
ブレーキ:前 ベンチレーテッドディスク / 後 ディスク
車両重量:1,430kg
エクステリア

実物は迫力があるかな、と思っていましたが、あまり個性は感じません。エンブレムを変えたら別のメーカーの車で違和感がないような...。いや、もちろん格好いいですけども。身内贔屓としては、プジョー308がドイツ車のような外観になってしまったいま、ルノーには違うデザインを提示して欲しかったです。ワガママですかね...。
インテリア
シートはアルカンターラ? MEG3RSの薄いファブリックと比べるとふかふかと沈み込むようにホールドしてくれて、特に下半身はこっちの方がいいんじゃないかな。
ただ全体的に狭く感じました。
メーターは液晶。ちぇっ。アナログの方が好きです。

こんな風にドアにライトがつきました。

スポーツモードにすると赤に。

.....ええと、うんまあ、ノーコメントです。
ビバRHD化!
走ってみて
オドメーターは1000kmと少し。MEG3RSは大きめのハーシュネスでは「ごきん」と硬質に突き上げますが、MEG4 は硬く踏ん張りつつ気持ちよくいなしてくれます。逞しい安心感があって乗り心地はとても好みです。
ラバーに当てているMEG3RSに対して、多分MEG4 はきちんとストロークがあるのではないでしょうか。
変速は....ATの評価は私には無理です汗
ただスポーツモードでは踏んだらしっかりと引っ張ってくれました。手元での変速は、それどころじゃなくて試せませんでした。
まず良かったのはエンジン。踏み込むとダイレクトに反応してくれて、3000rpmくらいから低く唸るような音と共に加速していきます。151kW(220ps)ですから充分速い。
エンジン音のドラマチックさでは、F4Rtよりもわかりやすく、その気になります。ボア×ストロークが79.7×81.1 で結構スクエアに近く、フリクションも少ないのか、回してもビビりのような振動が少ないように感じました。ただF4Rtの高回転時に聞こえる「コオォォン」という音はM5Mにはなかったな。直噴ですよね、コレ。大丈夫なんだろうか。
ググったらLutecia4 のエンジンかな? 軽い車に積んでMTで対話したならもっとわくわくするだろうなと思います。Lut4RS の2ペダルは本当に残念ですね。
そして4-control 。気に入った方は申し訳ありません。好き勝手書きますが、いつもながら素人の与太話です。
60km以下では逆位相、以上では同位相にリアタイヤが動きます。街中の十字路で少ししっかりタイヤを使おうとステアリングを切ると、目の前の景色が横にスライドして驚きました。独楽のようにその場で回るみたいに感じます。恐ろしい。
反対に高速域での同位相レーンチェンジでは、あまり違和感は感じません。確かMBの同機能ではステアリングにピーキーに反応し過ぎて、直進時にナーバスになるとどこかで見た記憶がありますが、そうした不安定さは見えませんでした。
ただ、私が慣れていないからなのかもしれませんが、ロールが感じられません。高速直進時に素早く左右に振っても、ワインディングでカーブを抜けても、荷重移動がよくわからない。だからなのか、タイヤの位置やグリップが感じ取れなくなってしまっています。ステアリングから何かを感じるのも難しいし、ラインもイメージと違う、というかイメージ出来ません。恐らくですが、私の慣れている五感の使い方ではインフォメーションを得られないのだと思います。この車は、4-control でのフィールの感受性を新たに磨かなければ信じることが難しいように感じました。
だから正直、結構踏んでワインディングを走っても、目視で鼻先が入っていくから大丈夫なんだろうな、という視覚情報だけを頼りに曲がっていかざるを得ませんでした。
楽しくない。
私はルノーのリアタイヤのグリップ感がとても好きです。何気ない曲がり角でもお尻の後ろにタイヤを感じると、本当にルノーって不思議だな、と思います。こんな車と出会えた多くのきっかけや、ルノーに関わる人たち、ルノー乗りの方々を思うと、にこにこしてしまう。
私にとってのロサンジュは、このロールとリアタイヤのフィーリングに分かち難く結びついています。
なのでMEG4 の合理的なメカニズムによる運動性能の最適化は、ちょっと寂しい味付けでした。
でも速くていい車です。見た目以上に小回りがきいて、スタイルもいいし、内装や装備もより洗練されています。利便性や快適性を諦めたりせずに乗れて、ドラマチックな加速もできるハッチバック。売れるといいな。
ちょっと感傷的になりつつ帰りに寄ったS.B.Tで、Clio3RS 前期顔LHDのサイドミラーが変なレバーで手動調整するオモシロ仕様で大興奮。すっかりご機嫌で帰途についたのでした。
Posted at 2018/01/15 21:28:46 | |
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