ディーラーさんからお誘いを頂き、いつもの厚顔で試乗させていただきました。対応してくださった日産スタッフの皆さま、どうもありがとうございました。
いつものど素人の戯言です。
眉に唾してお聞き流しください。
毎度長くなるので、書き方を試行錯誤中です。

見どころはなんといってもe-pedal 。アクセルを踏むと加速し、離していくとブレーキを踏み込んでいくように減速していきます。初めての感覚。大型モーターによる0kmから32.6kgf.mの大トルクとペダルの踏み替えなしで荷重を回しつつ、公道では楽しく走れる!これはEV始まったな!!
...とはいきませんでした。

見切りは凄くいいです。スタートはとても静か。我が家のC-HRもそうですし、最近この手の音のなさには慣れてしまいました。遮音性は....どうなんでしょう? 気にしたことがないのでうまく評価出来ません。ただ私は普段、車の中でほとんどBGMをかけずに車の発する音を聞きながら走るので、単調なロードノイズだけの空間はいかにも寂しい。

e-pedal の回生ブレーキは2速のエンブレくらいでしょうか。これが曲者で、速度や登り下りなどシチュエーションで効き方が変わります。ペダル操作で能動的にコントロールしようとすると、車側が停止までを予測して介入する制御とぶつかってぎくしゃくしてしまいます。慣れて特性を掴めばあるいは? そのあたりは未知数ですが、私が峠道を走るなら、offにすると思います。
言うまでもなく今後各社がEVを出してくる、その先駆け的一台ですね。e-pedal はチャレンジングな試みで、これまでの車とは運転の仕方がかなり異なります。出来にはまだ煮詰め切れていない部分が多く、買うならMCで洗練を重ねるのを待つのが良いなと個人的には思います。ただ、こうした新しいものを生み出していこうという姿勢は素晴らしいと思います。
EV化の大波は過去の遺産を食い潰すような後ろ向きの開発姿勢との訣別を否応無くメーカーに迫ることになるのでしょう。
座席下に数百kgのバッテリーを置く低重心と、それを支えるシャシーがもたらす高い剛性。モーターが生む低速からの大トルク。電気自動車は車の特性上多くの良い素質を秘めたサラブレッドではないかと思います。これから切り開かれていくEVの領域はたくさんの宝が眠るフロンティアです。
そこに分け入っていく各社の開発陣は次々に湧いてくる新たなアイディアにわくわくしているでしょうか。そうあって欲しいなと思います。楽しんで作られたもののほうが、きっといい車になってくれる気がする。
......帰り道、MEG3RSで少し遠回り。
4発の振動がシートからぶるぶる伝わってきます。
シフト操作の度にかしゃんかしゃんと喧しい。
お前はリーフと違ってうるさいなあ、とにやにや。
そうそう、車はこうでなくちゃあな。
フォンテ・エンジン。F4Rt。
内燃機関から離れられる気がしません。
Posted at 2017/10/10 19:27:54 | |
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