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Ameotokoのブログ一覧

2019年11月09日 イイね!

長いお別れ

Partir, c’est mourir un peu,

Edmond Haraucourt



この一年間、MEG3RSで10000km。Clio2RSで12000kmを走りました。

ずいぶん走ったな。



また少しMEG3RSのことがわかった1年だっだでしょうか。

もちろん、私程度の腕前で知り尽くせるはずもない車です。

そして知り尽くす時間を持たぬまま、不動車になるまで乗ろうと決めていたこの車を手放すことを決めました。


理由はあります。もちろんある。それについてずいぶん長い文章を書いてもみました。だけど結局は語らないことにします。レイモンド・カーヴァーが言うように、ある種の事柄は、決して口にすべきではないのですから。

幸い、心あるかたに引き継いでいただけることになり安堵しています。



素晴らしい車でした。文句のつけようのない、最高の車です。

いろんな方々の、こちらまで嬉しくなるような車との接し方を垣間見る機会も、SNSで心底馬鹿馬鹿しいやりとりをする方々と出会う縁も、アクセルペダルを踏み抜く魔力とブレーキングの恐怖も、みんなMEG3RSが私にもたらしてくれました。

さよならを言うことは、少し死ぬことです。

ありがとう、MEG3RS。




Posted at 2019/11/09 11:54:33 | コメント(10) | トラックバック(0) | MEG3RS と日常
2019年05月19日 イイね!

タイムマシン

時間は私を押し流す川であるが、川は私だ。
時間は私を引き裂く虎であるが、虎は私だ。
時間は私を焼き尽くす火であるが、火は私だ。
不幸にも世界は現実であり
不幸にも、
私はボルヘスである。

J. L. ボルヘス 「新時間否認論」



ネオクラッシックカーの祭典に、昨年に引き続き顔を出してきました。ヒャッホウ。

お誘いくださったXGさん。
準備万端、動線まで修羅道を歩いて確認する修羅の幹事sakosさん
快く受け入れてくださったAstina 1800DOHC さん
興味の尽きないお話をしてくださったN さん

本当にありがとうございますm(__)m



私は車好き歴2年。それ以前はTOYOTAとMazdaのエンブレムの見分けもつきませんでした。そんな私にとって80〜90年代の車たちはそれぞれ一つの点であり、先代や後代、同時期にどんな車たちがいたかという線や面のイメージがありません。



そういうのがわかってきたらもっと楽しめそう。


へへ


今回お会いした方々はAstina/ユーノス100 フリークの方々。この週末の愉しみはXGさんや皆さんのお話や振る舞いに触れることでした。

Mazda ユーノス100
販売期間 1989年-1994年
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドア ハッチバッククーペ
エンジン
B5-DE型 1.498L 直列4気筒
BP-ZE型 1.839L 直列4気筒
駆動方式 FF
最高出力
81kW(110PS)/6,500rpm
99kW(135PS)/7,000rpm
最大トルク
126Nm(12.9kgm)/5,500rpm
156Nm(16.0kgm)/4,500rpm
変速機
4AT/5MT
サスペンション 前後:ストラット
全長
4,260mm
全幅
1,675mm
全高
1,335mm
ホイールベース
2,500mm
車両重量
1,010kg-1,060kg
トレッド
前:1,430mm
後:1,435mm
姉妹車
マツダ・ファミリアアスティナ



sakos さんはバイクも嗜まれるヘンt...ゲフンゲフン(咳)、趣味人で、なんと初めて購入した車であるAstinaにずっと乗り続けておいでです。

....なんじゃそら。

いやいや、だってスープラとかセリカとかシルビアとかインプとかエボとかロードスターとか沢山あるじゃないの。

私が思う出会ったが最期、離れられない車ってNSXとかセブンとか....なんというか、強烈に代えのきかない個性を持った車です。

でもAstinaは?



Astina 1800DOHC(以下、DOHC)さんはかつて所有して以来忘れられず、事あるごとに思い出して焦がれていたAstinaをついに購入されたとのこと。

....なんでよ?

Astinaについて語り出したら止まらない様子は本当に印象的で、こんなに無邪気に愛車への思いを語れる人柄にこちらまで嬉しくなってしまいます。



Nさんはジムカーナなどもなさるスポーツマン。とても親切で行動力のある方で、もっとお話をお聞きして色々教えて頂きたかった。「モアパワー」と思いそうなのにAstinaとユーノス100を両方お持ちです。

XGさんはNさんにお譲りになったユーノス100に会いに一年に一度九州を訪れる。私の先生。

あのエンジンの化身に乗っておいでなのに。

...わからん。


そんなわけで、私なぞとは比ぶべくもない経験値をお持ちの方々が分かち難く思うこの車の魅力を知りたかった週末なのです。



ヘンt.....sako さんは論理的に理由を挙げてくださいました。
「ちょうど良いサイズなんだよ」
たしかに5ナンバーで取り回しが良い
「それでいて5ドア」
後ろに人を乗せる機会の多い方には重要よな。あとリアの座り心地と着座姿勢良いな、コレ!
「そしてリトラ。顔もお尻もスーパーカー世代のツボ」
確かに見れば見るほど無駄なラインがなくて、きちんと全てのラインが調和してる。
「過不足なくきちんと走るしね」
1800cc NA。油圧ステ。1000kgちょい。MT。うんうん。

「それらを全て備えている一台の車ってそうはないと思わない?」


DOHCさんは燃える瞳で止め処なく語ります。
「当時どうしてもこの車が欲しくてAstinaとユーノスと迷ったんだけど出力が少しAstinaのほうが高くて僕はその10psに賭けたんだ!そりゃスポーツカーとは違うけどしっかり底力はあってこのあいだ時間旅行号と走っていた時なんかこうやって踏み込んだらすごく力強く加速してねそれから足だって.....」

XGさんはNさんの手に渡ったユーノス100のシートに座って
「去年まではホッとしたんだよ、ここに座るとね」


抒情的な思い入れ。



....大型のネコ科動物を思わせるMEG3RSの佇まいと挙動が私は好きです。Renault sport のスタッフが「細けえこたぁいいんだよ」と言いながら真剣に悪ふざけしたような成り立ちも。

DASS
TBサスのリアセッティング
80年代祖型のフォンテエンジン
頑丈で邪魔なAピラー
アホみたいな後方視界
FWDなことすら萌えポイント

瑕疵も含めて愛することができる。
それを受け入れてくれるのは抒情的な側面を持つ車なのだと思います。

必ずしもそれぞれの時期にあって突出した性能や相対価値を備えている必要はないのでしょう。
ユーノス100は国内では1000台ほどしか売れなかったのだといいます。きっとそれも、この車に惹かれる人たちにとっては意味のあることでしょうが、重要なのはその先にあるものです。

「青年は完全なるものを愛さない。なぜなら、彼らの為すべき余地があまりにもわずかしか残っていないので、彼を怒らせるか退屈させるからである。」
ポール・ヴァレリー

そんなふうに魅入られてしまったのかもしれません。

魅入られた思いを受け止めてくれるだけの背景が、Astinaにはきちんと備わっているんですね、きっと。




ものの愛し方は様々です。

時を経て変わらぬものはありません。絶えず変化し続ける自己にとって、その曖昧で緊張を強いる時間の順列と連なりに疲れを覚える時、私は例えば地図のようなものを、羅針盤のようなものを夢想することがあります。

一目見れば自分がどこにいて、どこに向かっているのかを知り、安心させてくれるようなものがあったら素晴らしいと思いませんか?

愚かで傲慢な私は、そうした特別なものを、特別な自分はきっと手にできるはずだと信じて、ずいぶん長く世界中をふらついたりしました。
それは問いを問いのまま抱える老成した苛烈さと、それでも答えを真剣に望み続ける愚かしくも純粋な若さ。双方を持ち続ける精神がいかに価値あるものかを知る過程だったとも言えるかもしれません。そして世界中で生を営む人たちが如何に自然に、私の青臭い思考を実際に生きているかを知る機会でもありました。

同じ川に二度足を浸すことはない、そう言って時の順列を生み出したエペソスの哲学者がひやりとした水の感触を確かめるように、巡る人工衛星を見上げて円環と変化に思いを馳せるように、魅入られたAstinaは憧憬と時間の不可逆性を告げるシンボルなのでしょう。

Astinaとの繋がりは、この週末にお会いした方々だけの黄金で、「どうしてAstinaなの?」の答えを実感する資格は私にはないのです。

ええ車なんやな〜

そんな繋がりを生み出せる特別な車をつぶさに見せてくださり、特別な黄金を私にも垣間見せてくださったsakos さん、DOHCさん、Nさん、XGさん。本当にありがとうございました。

お話は全てとてもとても楽しかったです。

またご一緒させて頂けたら嬉しく思います!

Posted at 2019/05/19 22:42:59 | コメント(5) | トラックバック(0) | MEG3RS と日常 | 日記
2019年03月10日 イイね!

FF神



後輪は添えるだけの人ドラポジ滅茶苦茶前です。
小柄なの差し引いてもMEG3RSでシフトノブがこの位置って相当前目ではなかろうか。

相変わらず満足なドラポジがわからないのです。
Posted at 2019/03/10 21:22:35 | コメント(4) | トラックバック(0) | MEG3RS と日常 | 日記
2018年12月18日 イイね!

師走

おひさっ☆(連休明けくらいのノリ

多忙を理由にしばらく記録をサボっておりました。

とはいえ溺愛する相棒は元気にしております。

サボっている間そこそこ走り回っていたり、1年でオイルパン表面にオイルが滲んでいたり。


ブレーキ、クラッチフルードを交換したり。



SACLAMさんに排気漏れ。。。
あまり気にしなくていいらしい。

イロイロありました。









イロイロありました。。。


S.B.Tで今年の8月に仕上がったClio2RSです。
とある粋人の方が資金をつぎ込んでオーダーしたS.B.Tコンプ仕様。
リフレッシュ中の個体はいつもしげしげと眺めていたのですが、



様々な事情から、ほとんど走っていない状態で私が引き継がせていただくことになりました。

転勤族の独り者で8輪体制。しかも菱形の3ドアハッチバックが2台。
訳が分からないでしょう?
ふふふ、私もです。

MEG3RSへの愛着は深まるばかりで、これから長く乗っていくことや、自動車がこれから遂げていくであろう変化を思うとき、あるいは今ある「車」という単語が喚起する独特の手触りや感覚のイメージを体現するような車を今後私が所有することはないのかもなぁ、と思っています。

そこに降って湧いた「この車どうよ?」という福岡県は今宿(遺跡と今宿人形の町)を拠点とする私のメフィストフェレス氏の囁き。

「ハハハ、いやだなあ、社長。2台持ちなんてボクには過ぎた話ですよ」

「NAのF4R。1070kg。5ナンバーやで」

「.......................。」



本意ない事情で手放さなくてはならなくなった前オーナーさんのためにも、大切にしたいと思います。

我が家の Clio2RSの感想などはまた改めて。
Posted at 2018/12/18 09:34:44 | コメント(8) | トラックバック(0) | MEG3RS と日常 | 日記
2018年08月11日 イイね!

もうすぐ一年

MEG3RSがうちに来てからもうすぐ一年です。

多くの縁や楽しみを運んで来てくれた綺麗な車への思いは色褪せることもなく、4月以来なかなか忙しさから抜け出せず、疲れて遅くに帰ってくるのですが、相変わらずふらふらとドライブには出かけている次第です。

いつの間にやら走行距離は15000kmに迫っています。人生でいちばん車に乗った一年でした。

溺愛している相棒ですので、基本的にすべてあばたもえくぼなのですが、こういうところは普通に考えたら問題かな、と思うところを挙げてみると、

まずはやはりこれ。
ずっと後ろに道を譲っているばかりなので、見ても仕方ない動画ですが、TOHMの時の車載動画です。ちらっと数秒、途中でも見てみてください。



カメラ位置が高過ぎてちょっと前は見辛いのですが、それはまた別の機会に。今回の話題はこのAピラー。ぶっといんですよね。かなり視界を遮ります。おかげで剛性・強度が向上しているわけで、フロントの足回りにも好影響でしょうし、個人的にはこのAピラーの邪魔さ加減にもニマニマしてしまうのですが、街中を走る時の死角が多い事実は否めません。
さらに、かなり寝かせたフロントガラスにあるルームミラーも座高の高い私には結構死角を作ります。山道での左カーブとかでたまに気になる。

ドアもやはりでっかい+セミバケシートの乗り込みは大きく屈むので、隣の車との距離は気を使います。でも私は九州の蛮族ですので、どこでも関東・関西の都市部よりは遥かに駐車場が広いため実は困った経験はなかったりします。

それとやっぱりシフトノブはもう少し後ろに…


でもそのくらいかなあ。



それにしても早く仕事落ち着いて植木等モードに入れないものか。
Posted at 2018/08/11 22:11:40 | コメント(4) | トラックバック(0) | MEG3RS と日常 | 日記

プロフィール

「時代人として省みれば「今年がなんの年であった」かは明らかだが、次世紀の星間ウーバーイーツ長者となる杉本哲太の曾孫が「チキンナゲットが初めて成層圏に達した年であった」と振り返る年になるのを僕たちはまだ知らない...」
何シテル?   12/19 14:28
車音痴の本の虫ですがRenault に巡りあい、たちまち魅了されてしまいました。 気楽にRenault Life を過ごすことが出来ればいいなと思います。
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