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2017年10月30日 イイね!

MT考 1

MT考 1にわか車好きなりに少しでも経験を積もうと、節操なく試乗を繰り返しております。販促目的で試乗の機会を設けている各ディーラーの方々にはなんとも迷惑な輩ですね。
ほとんど目に留まることのない拙ブログではありますが、少しは情報を発信してご恩返しになれかしと思う次第です。

そんな中で、私自身は所有したことのないAT(トルコン、CVT、DCT様々ですがここでは便宜上ATと呼びます)に乗る機会が増えました。正直技術的なことは私の手に余りますが、良く出来ていると感心しきりでも、今のところ非MTの車を欲しいとは思いません。

何故でしょう?
もちろん好きだからなわけですが、ではMTのなにが私の琴線に触れ、離れがたくさせているのか?

今回はFLAT6さんの投稿に触発されてMT考です。

正直、特に新機軸の考察もない、ごくごく個人的な定義づけです。
「今や非MTの方が速い、といったことに代表される機能的優位性を云々する文脈は私のMT嗜好とはそもそも論点が異なる」
という単純な結論に向けてダラダラと書いていく予定です。よろしければお付き合いください。

○原体験による習慣化
トランスミッション、ギアボックス、言い方や含む範囲は様々ですが、私がここで言うトランスミッションはつまるところギア比の変更、あるいはそれに類する変換が可能な内燃機関の出力を回転運動に変換する機構のことです。
混合気の燃焼でピストンが吹き飛び、シャフトが回り、歯車の回転を生む。1トンを超える鉄の馬が駆ける。そこにはMTもATもありません。3000rpmなら1秒間に50回もの爆発のカタルシスがあるわけです。
車を思う時に、私はいつも自分には決して出すことが叶わない速度で駆けるこの機械に対する畏敬の念を覚えます。

でも、そうやって敬愛する鉄の馬を眺めるのではなく、自分が乗るということをイメージする場合、それは何故かMTなのです。ATでは馬に乗っているとは思えません。そもそも私は根本的な部分で車=MTと思っている節があります。それがつまるところ、原体験による訳です。

私はつい最近まで、車にまったく興味がありませんでした。
その上、私は2000年代以降の車乗りです。キャブレターも知らないし、スロットルやカムだって電子制御された車しか知りません。

個人的な話ですが、父は大の車好きでした。交通事故で他界したのですが、その時乗っていたのはs2000。実家の近所に借りていたガレージにはTTとヨタハチ、117クーペ、古いアルピナの5シリーズ、型式不明のセブン(マツダではなく)が残っていました。....今思うと宝の山ですね。

全く車に興味がない私は、綺羅星の如き名車達が処分されるのを止めもしませんでした。あろうことか、ふーん、そうなんだ、ぐらいのノリ。阿保過ぎる....チクショウ。当時の自分が呪われますように....しくしく(泣

....それはともかく、エアコンもなく、エンジンの始動にすらコツがいる車はやはり今でも二の足を踏みます。所詮私は今時の車乗りなのです。

いみじくもFLAT6さんが最近のエントリーで述べておられる、「どこかに行きたいから運転する」と「運転がしたいからどこかに行く」という対比で言うと、私は長く前者として過ごしてきました。

にも関わらず移動の過程でTT8Nを運転するのは好きだったのです。

次はもう少しシフトショックを減らして変速しよう
クラッチを切っている時間を縮めてみよう
シフトフィールが回転数で変わる気がする
加減速や荷重で舵角が変わるような....
ブレーキとアクセルって同時に踏んだらどうなるんだろ?(左足です。事故りかけました)

そういった発見は本当に車の知識がゼロの私がTTを運転しつつ得たものです。

自分語りが長くなりましたが、ここまで言わんとしていることは、クルマ好きでない私のクルマ原体験には無自覚のうちに四肢によるエンジン・車との対話があったということです。

....すみませんがもう少し自分語りです(汗

私は車で音楽を聞きません。BGMなしで車の発する音を聞きながら走るのですが、これもTTの影響だと思います。私はクラシック好きなのです。
クラシックを車内でかけるには、TT8Nは吸排気音やロードノイズが喧し過ぎる車でした。結果的に、運転中はアクセルペダルを踏み込んだ時に高まるノートに耳を傾け、左足を踏み込むタイミングをはかる作業に没頭するようになりました。

これもまた、耳で車と対話する習慣を私に植え付けた訳です。

もし最初に所有した車が燃費と静寂性に重きをおく非MTの車だったとしたら、私は音楽をかけつつ目的地まで漫然と移動してくれる箱に乗り換えていたかもしれません。
あるいはAMGあたりだったなら、DVTの車でもエンジンとの対話が出来ると思えたのかも。

しかし現実には、私は左足で内燃機関のカタルシスを切り離し、また車に命を吹き込むように繋ぐ幻想と分かち難く同化してしまっています。

すべて、無自覚のうちにTTが(私のクルマ原体験が)私に強いた習慣、経験が決定したものです。

....長くなり過ぎました。
まとめると今回は、「四肢と知覚によって対話する」ということが、私の「車」という認知に原体験によって紐付けされているというお話でした。

次回は話が変わって脳の構造についてです。
今回以上にめんどくさいです。ごめんなさい。
よろしければ次回もお付き合いください。

続く。
Posted at 2017/10/30 21:13:12 | コメント(4) | トラックバック(0) | 車徒然 | 日記

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「時代人として省みれば「今年がなんの年であった」かは明らかだが、次世紀の星間ウーバーイーツ長者となる杉本哲太の曾孫が「チキンナゲットが初めて成層圏に達した年であった」と振り返る年になるのを僕たちはまだ知らない...」
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