scroscioさんのMEG3ESTの写真に、改めて前期顔はいいなぁとしげしげと見入ってしまいました。
ネットで
サイクルオブライフの記事を見たりしながら。
メガーヌのphase3 の真正面では、このMEGESTがいちばん好きです。

(scroscio さんの写真をお借りしています。ありがとうございます)このグリルとライトがリンクしているのがイイ。さらにローアングルだとなお格好いい。
どこかで見たシンボルだなぁとずっと思っていたら、

Mac のこれだ。
中世北欧で用いられていたものがもとになっているそうです。

シンメトリで洗練されたシンボル。

RSの前期はライトの外側とラインが繋がっていてワイドに見えて上手いですね。
後期は単体としてのアッカーデザインは嫌いではないけど、やっぱり腰高に見えるし、少しうるさい気がします。
MEG3RSのリアのこのサイドウィンドウとリアウィンドウの横「8」の字ラインは秀逸です。ベルトラインがリアスポイラーに視線を誘導して、その視線を落とすとラインもボディも曲線でシンプルかつ奇抜です。流線的にリンクするデザイン言語は前期顔とやっぱり共通性があってイイ。
横から見てもラインがフロントからリアまで一貫しているのは前期だと思います。

(下は再びscroscio さんの愛娘)
MEGESTは本当に数あるワゴンの中で一番好きです。キャラクターに相応しく、線ではなく面で曲線のラインが繋がって、サイドからリアまでアッパーキャラクターラインが引き締めている感じが凄くイイ。
アッカーデザインはシンプルだけど個性が強くて単体でのカラーが出過ぎてしまうような気がします。
上記の記事では、ルノーが知られていない国でもすぐにルノーとわかるデザイン。と言っていますが、ルノーのエンブレムってアウディとかと同様、非常にわかりやすくて個性的な優れたエンブレムじゃないでしょうか。キャッチーでシンプル。BMWとかアルファロメオとかって、エンブレム単体では近づいて中が識別できるまでわからないけど、好き嫌いはさておき、アウディの輪っかはよく見えてすぐにわかります。
どんなデザインでも菱形が付いていればルノーです。
「サイクルオブライフ」はもともと社内にあった「どの年代、どんな人生にも、そのシーンに見合った車を揃えよう」というような意識をコピー化したものとのこと。
だとしたら、一人でドライブに出かけても、子育て時代に乗り換えても、改めて運転を楽しみたいと思う時にも、選ぶ車が同じ顔って本当にサイクルオブライフしているのかな?
人間もう少し飽きて新しい刺激が欲しくなったりするのでは?
右向け右が大嫌いな、本当に個人主義というか身勝手というか、なフランスらしくはない気がします。
先日、kindle でこの本を読んだのですが、難波氏は同じく「遠くから見てもすぐにスバルとわかる」デザインとして、スバルの星に因んだ6角形を取り入れることを選んだそうです。

グリルのペンタグラムの角から伸びていくラインやボンネットのプレスラインをスバルの星をデザイン言語に落とし込む試みでしょうか。
良し悪し好みはあれど、たしかに最近のスバルはどれもスバルの顔をしています。
アッカーデザインのルノーは、やっぱり個性が強すぎて車種毎の変化をつける遊びというか、変化の余地は乏しいような気がしますね。
そういえば、アッカーが起源のMAZDA、鼓動デザインも、強烈すぎて車種毎の個性の差は出すのが難しい印象です。
車に興味がある人が減っていると言われる昨今、商業的なストラテジーとしては車種名がわかるより、社名がわかる方が有益なんでしょうか。
私がルノーで最も好きなのはMEG3RSとMEG3ESTのデザインですが、乏しい車知識の中で好きなデザインの車は

ビート 全方位で好き。いつか所有してみたい

ランチア 所有は修羅の道

Citroën ax なんか好き。
と、ある程度車名を想起させる車なんですけどね。
デザインでは和田智氏の
このインタビューも面白かった。
つくづくデザインって難しいですね。詳しくなったら通りで車を眺めているだけで楽しいんだろうな。
Posted at 2017/12/14 18:02:39 | |
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車徒然 | 日記