皆さま如何カーライフをお過ごしでしょうか。
真夏の青空のような660とか、やっぱりチャーミングだなぁと目で追ってしまうMAZDA のお尻とか、懐古趣味的観念論者には浪漫の代名詞ドイツとか、実は気になるライオンと歯車とか、結局贔屓してしまうLosange とか、みんカラの自分のページを繰ると色とりどりで見入ってしまいます。
どなたにとっても世界一の相棒たちだと思うと、改めて車が好きだな、と何故か思う次第です。
8月に相棒としてうちに来たMEG3RSですが、思えば出会いは一年前の今頃だったなぁと思い返していました。本当に偶々ネットで見かけた気が付いたらプジョーさんの
Lutecia RS と
MEG3RSの試乗ブログでRenault なるメーカーと車種を知り(思えばトヨタのエンブレムすら怪しかったな)、ネットで画像を見て直感的に買い換えるならこの車になるだろうとすぐに思ったのでした。
イメージカラーのジョーヌかな、と思いつつディーラーに実車を見に行ったところ、試乗車はルージュ、展示車はジョーヌでしたが、目を奪われたのは偶々居合わせたどなたかのブランのほうです。無難でシックなはずの白は全く穏やかには見えず、黒いホイールと挿し色の赤、エレガントなその曲線はひたすら妖しい雰囲気を醸し出していました。
小泉八雲の品と百閒の洒脱。落語なら文楽より圓生、いや、円喬の鰍沢かな(唯の言い伝えだけど)。いずれにせよ怪談話の妖しさです。お願いして納車の時にはデカールを剥がして頂き、シンプルな姿にしてもらいました。相棒にはそれが似つかわしく思えたからです。余計なものはいらない(もちろん私にはです汗)。
凶々しくも美しい、日常の「彼方(あちら)側」にいる妖し。時に交わるも決して御せず、触れれば容易く祟る。それでも行き逢うものは魅入られるもの故に逢ってしまう。まさに私のMEG3RS像です。レヴィ・ストロースより柳田國男ですよね、MEG3RSって。
....訳わかりませんね、すみません。
でもそう、猿の手、黒猫、茶碗の中。洋の東西を問わず妖しに逢えば身を滅ぼすものです。私はMEG3RSのステアリングを切っている時に、もう帰っては来られないような不安と魅力を感じます。私の車に対する憧憬と魅入られる理由の最たるところなんでしょうね。そんなに破滅型の人間ではないので、あくまでイメージですけども。
帰りに薄闇で見た愛車が、ぼんやり白く浮かび上がっていて「あぁ、幽霊みたいで綺麗だな」と思ったら、納車の時の印象を思い出してしまいました。美しい前期顔に比べると大きすぎるフロントの菱形も、シラノ・ド・ベルジュラックの末裔だと思えば騎士の中の騎士の証なのです。
理詰めの知識づけも楽しいけど、こうして溺愛するRenault life を綴るのが私の本筋かな、と思います。
なんの情報も発信しない自分語りですが...。
皆さんの愛車との出会いと納車までや惚気なんか、微に入り細に入りつぶさに聞いてみたいものです。何気にみん友さんのブログを遡って拝見させて頂き、車愛ににやにやしています(キモくてすいません...
Posted at 2018/01/10 21:28:22 | |
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MEG3RS と日常 | 日記