
あけましておめでとうございます
皆さま如何様に2018年をお迎えでしょうか。
私は典型的な寝正月でございました。
本年も相棒ともども、よろしくお願いいたしますm(_ _)m
実家のC-HR は10000kmを超えて、いい具合に足回りもこなれているようです。
正月にあちこち運転していたら、また違った面が見えてきました。
我が家のC-HRはHVのFWDモデル。
72ps/16.6kgf・mのモーターが初期加速や巡行を担いつつ、1.8L 直4NA(98ps/14.5kgf・m)のエンジンが補助するような味付けです。
0kmからのスタートではかなりリニアな反応をしますが、MEG3RSのフィールに馴染むと、巡行からの加速はターボラグのように遅れます。加速は100km/h手前で頭打ち。
総じてスピード感は十分にあります。でもMEG3RS比で急加速でのトラクション抜けみたいなフィーリングが強い。サスストロークはあまりないように感じるのですが、実際はSUV相応のピッチは出ているんでしょうね。
ブレーキングの必要ない、Rの緩いコーナーでは、もともとロールはとても少ないので、転舵した時に素早く自転から車の公転が始まる様が小気味良くて楽しい。MEG3RSはロールしてから、しなるようにスリップアングルがついてくるので、如何にも重々しく感じます。
ただとても気になったのが3点。
まずリアタイヤの存在感が希薄で、とても脆く感じました。うーん、低い固有振動にボディも足も一緒に揺られてるみたいな気がします。剛性不足でしょうか....?
それから強めのブレーキングからコーナリングに入ると、まるで膝が崩れるようにズルズル前にピッチして、減衰も上手くいなし切れません。リアもなんかふわふわします。
ハードブレーキング時には、前への荷重移動と転舵のつなぎ目にかなり間を空けてやらないとタイヤの容量が対応し切れない感じです。普段軽快なので忘れていたけど、この車1440kgあるんですよね。しかもSUVですから、あまり高望みはできませんでした。
もう1点は舵角。一度舵角を決めて、荷重移動でコントロールしようとするのですが、前後荷重移動で軌跡が全く変化しません。なにこれ? あとで調べてもトルクベクタリングはついてない。タイムリーにMotor Fan の前輪駆動特集を読んでいたら、BMWのF45/46系2シリーズFWDで同じことが書いてありました。
曰く「サスペンションや操舵系のジオメトリーの組み合わせによって意図的にタイヤの仕事の変化をキャンセルさせている....」
そんなこと出来るの?
少しずつ自分で感じ取れるものが増えてきて嬉しいです。
我が家の170ps/31kgf・m のFWDは、この数値に高い重心と1440kgですから、いくら糊塗してもそりゃ限界がありますよね。
ある意味ではFFらしい欠点がわかりやすくて、いい先生をしてくれます。またいろいろ教えてもらおう。
Posted at 2018/01/03 21:05:52 | |
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車徒然 | 日記