泉巡査「こ....これは....趣味の世界だねえ....」
榊班長「とかいいながらわりと気に入ってるだろ」
ゆうきまさみ「機動警察パトレイバー」
お尻が好きです。
....ああっ、やめてください!
石を! 無言で石を投げるのはやめてくださいっ!!
眼鏡のお尻も好きですが、最近実物で見たClio3のお尻も官能的でした。こう....くびれがね...うへへへ。ルケマンさんはきっとドン引きするようなフェチズムをお持ちの変態なのではと疑っています。
国内だとMazdaのお尻が好きなのです。なかでもアクセラとデミオのが良い。そんなわけでこれの試乗に行ってきました、きゃっほう。
Mazda3
諸元書き起こすの挫折しました。
リンクです

伺ったディーラーさんには15S-TouringとXD L-package 4WD がありました。
実物はとにかくお尻が可愛い。

S8-DPTSは1.5Lのエンジンブロックを流用しつつボア×ストロークを拡大。
76.0*82.6
↓
79.0*89.6
トルクは1.5と変わっていないんですね。EGR同じだけ入れてもアップした300ccぶん空気が多く入る。ちゃんと燃えて綺麗。排ガス規制クリアの努力は本当に立派です。
インジェクターはピエゾ式。ソレノイドより噴射回数が多いけど高い。でもより精密な制御には必要。

エンジンの前。広い空間。

4-2-1配管がウニャウニャ。こういうの考えるの大変だろうな。ほんと凄い。
1.5Lガソリンは可変バルタイ。吸気は電動、排気は油圧。吸気バルブは110°の遅閉じ+排気も遅閉じで内部EGR。高負荷ではタイミングを早めて空気吸います。やりくり上手な出来た奥様さながらです。
肉抜きが素敵です。Mazdaは技術者の顔を彷彿とさせる情報提供のやり方が上手ですよね。こんなんされたら、メーカーと技術に愛着を持たざるを得ない。
よくってよ。

プリサイレンサーの位置で2500rpmあたりの負圧波による吸い出しアップ。トルクカーブがふたこぶラクダ。
内装は.....よいです(みんなよく見える)
後ろも広々ではないものの私の膝前は余裕があります。
頭上も圧迫というまではないのでキャパのうち。
以前Mazdaに乗ったのはいつだったっけか。あまり印象に残っていませんでしたが、今回座ってみるとペダルは下に踏むというより前に蹴り出す姿勢で確かに良い。
ステアリングはサラサラしたレザー。シートはファブリックの方がきっちり沈み込んで滑りませんが、好みの問題です。
走ってみると1.5Lはやっぱりパワー不足。1340kgを111ps/146Nmで引っ張るのはきついです。それ以上にエンジン自体にピリっとしたところがないというか、右肩上がりの出力線が緩やか過ぎる印象を受けます。上で回したら楽しそう。みたいな感じがしない。ひょっとしたら音のせいもあるかもしれません。先代アクセラ以降、排気音を作っているとのことで、ちょっといい音がするのですが、ガツンとその気になるというには軽い音。
その点1.8Dはトルクがあります。1470kgの116ps/270Nm。頭打ちは早そうですが、キビキビしていて街乗りやワインディングは楽しそう。室内の静寂性も高くディーゼル音も気になりません。

ブリヂストン。45のR18 突き上げがそこそこあります。車の性格的にかっ飛ばすことはないと思うのでR16の方がいいと思う。でも見た目も性能のうちだと思うと悩みますね。
ステアリングは軽い。もちろん電動のアシスト感などはありませんでしたが、キックバックが希薄すぎて違和感。狙ってなんでしょう。でもインフォメーション少ないのではなかろうか。
GVCは名前の通り、乗員が感じるGを制御する素晴らしい機能ですが、それは極端に言うとゲームセンターのレースゲームを操作している感覚に近づくようなものなのでしょうか? だとしたらpleasureは削がれてしまうのではないかなあ? まあ、この辺は詳しい方が散々議論されていますね。
私は体に伝わるインフォメーションが減って、ステアリングからの伝達もロール「感」の希薄さも違和感を感じました。早いレーンチェンジで車の現在の姿勢や荷重の状況がわからんです。あらゆる操作で目視による判断の比重が増す感じ。
シャシーはピチッと密閉された空間で剛性感がありましたが、GVCがどのくらい感覚に影響しているのか、判断しかねました。ハーシュネス越える時の突き上げはかなり硬質だったので、足もボディも引き締まっていると思います、たぶん。
ただブレーキが効き弱くない?
初代FITのほうがよっぽど効くような....。乗員がつんのめることがないように制御が入っているそうですが、それでかな? 思い切り踏み込めば違うのかもしれませんが、「物足りない」より「効かない」に近い印象。街乗りの踏み方では制動距離長いです。
なんだかネガティブな感想を書きましたが、それはこの車がはっきりと方向性を持って作られているからだと思います。評価しやすい。それっていい車ってことですよね?
私はMEGとサーキットユースに変えられたClioに乗っているわけで、結果、嗜好も豊富なインフォメーションや高い限界、余計なアシストの排除に偏っています。
かたやMazdaが見ているのは、動く箱を買いに来るお客さんかもしれません。
箱の装飾ではなく、経済性でもなく、「これは箱ではなくて楽しい車なんです。」という勝負をしている気がします。
だから法定速度で2時間かけて出かける過程を、移動からもう一度driveにする車を作っている。それってかなり素敵です。
今のところディーゼルモデルがこの車の本寸法で、コンセプトも一番よく体現している印象です。わかりやすくて鮮やかなメッセージ性のある車でした。
どなた様も一度、是非乗ってみてください。
ありがとうございました、Mazdaさん。
少し曖昧になってきている気がするSUBARUにも踏ん張ってもらいたいです。
Posted at 2019/06/09 18:34:00 | |
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