最愛の友とのお別れ。。

２月５日（金）早朝。


１５年９ヶ月もの長い時間を一緒に過ごした、愛犬のグーさんが永眠しました。





正直、こんなにつらい事はないです。

覚悟はしてましたが、かつてない位へこんでいます・・・



今から約１６年前、私が３０歳になる年のこと。

『徘徊しているわんこが居て、やせ細ってふらふらになっている。
警察・役所他にも連絡したが、捜索願いも何も出ていないので、どうやら捨て犬らしい。。
近所の皆さんとお世話をしてきたが限界です。
もうすぐ保健所に連れて行かれしまうらしいのだけど、何とかならないかな！？』

との悲痛な相談が当時の彼女（現在の妻）からありました。

すぐに会いに行きました。
そこには“見た目のいかつさ”とは対照的に、とても人懐っこい目をした可愛いわんこが居ました。
確かにやせ細り、歩く事もままならないほど…
付けられていた緑色の首輪は、『ネームプレートの部分だけ』引きちぎられていました（怒）
何らかの理由で飼いきれなくなったワンコを捨てていく、非人道的かつ最低な人間が残念ながらこの世には居ます。
箱根という土地柄か、このようなケースはよくある話なのです・・・


“とりあえず一緒に家に行こう！”


不安で泣きそうな顔をしているグーを見てその場で決めました。
お世話をしてくれたご近所さんにお別れをし、用意した軽トラックの荷台に乗せて出発！！

ところが数分後・・・

なんと!?グーが走行中の軽トラから飛び降りてしまいました！（汗）

どうやら、クルマに乗せられてで箱根まで来て捨てられたようで、

クルマ＝捨てられる

というトラウマが彼の頭に焼き付いてしまったのでしょうね、軽トラの荷台に乗せられた瞬間に

「また捨てられる・・・」

そう思ってしまったんでしょう～

結局、狭い軽トラの室内に入れて帰る（笑）ことになりましたが、
道中、私のひざの上に必至にしがみついて“絶対に離れないぞ！”を猛アピールしていましたね。

子供のころから実家には犬がいて慣れていたので、グーを引き取ることにはなんら問題はありませんしたでした。
とはいえ、最初は軽い気持ちで引き取りに行きましたが、必至にしがみ付き震えるグーを見て、


“よし、うちの子にしよう！”


そう誓いました。。



そんなことがってあってからあっという間の１５年９ヶ月でしたね～
とにかく仲良く、家族として、友として一緒に暮らしてきました。




しかし寄る年波には勝てず、特に１月に入ってからは日に日に衰えが進んでしまいました。

ぐーは基本的に我が家の玄関を陣取り、『冷暖房完備の快適空間』で過ごしているのですが、
最後の数日は私の部屋に移し、同じ部屋の中で過ごしました。
枕をならべて一緒に寝ました。

１月下旬から風邪をこじらせてしまい、珍しく仕事を休んでいたのですが、これもグーが
「近くに居てよ～」と言っていたのかも知れませんね。。。



５日の早朝５時半、突然激しい痙攣を起こし、ほどなくして旅立ってしまいました・・・


私の見ている前で、しかも穏やかな表情で逝ってくれたのが救いです。
昨夜火葬も済ませ、今はお骨になって部屋で一緒に過ごしています。

彼の居ない家は、どこか物足らなく不自然な感じですが、我が家にたくさんの幸せをくれたぐーに、いまは感謝の言葉しかありませんね。


ほんとうにありがとう！
今度生まれ変わっても、絶対に家においでね。。