ナンバープレートの色について調べてみました。

昨日のブログで、『軽自動車のナンバーが白くなる』ことについて疑問が沸き、色々と調べてみました。






そもそも今回のラグビーワールドカップ特別仕様ナンバープレートができた背景には、希望ナンバーにより枯渇することを危惧し、アルファベットをナンバーに入れるための改定があったためのようです。

平成 28 年 12 月 28 日 自動車局自動車情報課 整備課通達の「路運送車両法施行規則等の一部改正について」の資料の中にこんな一文がありました。


５）図柄入りナンバープレートについて
○道路運送車両法施行規則の一部改正
ナンバープレートの様式におけるその塗色に関する規定について、現行の「白 地に緑文字」等に「国土交通大臣が別に定める塗色」を追加する。



今回の軽自動車のナンバーが白くできるのも、この「国土交通大臣が別に定める塗色」ということなんでしょうかねぇ・・・・・




ちょっと待ってください！！




前述の通達の一文には【現行の「白 地に緑文字」等】とあります。黄色は？どうなの？と思いますが・・・

軽自動車検査協会のHPを見るとこんなことが書いてあります。


軽自動車のナンバープレート（車両番号標）の塗色については、「道路運送車両法施行規則第４５条」により、下記のとおり定められています。
自家用の軽自動車のナンバープレート（車両番号標）の塗色は、黄色地に黒字、事業用の軽自動車のナンバープレート（車両番号標）の塗色は、黒地に黄色字と区別されています。



このように、きちんと規則で決められています。

さらに、自動車登録規則第十三条には、自動車登録規則第十三条の図3　自動車登録番号表の表示内容（自動車登録規則第十三条規定内容）の中に検査対象軽自動車とあって、そこにハッキリと下記のように書いてあります。

塗色：自家用－黄色地・黒色文字
　　　　事業用－黒色地・黄色文字

以上のことから、自動車登録規則第十三条は改定されていないし、調べれば調べるほど今回の軽自動車のナンバーの処置について疑問が沸きます。

では、なぜ軽自動車はナンバーが黄色いのか？と言うと、下記のような理由があったからだそうです。

1. 高速道路の料金の違い

2. 速度違反取り締まりのため

3. 軽自動車は遅いから

といった理由だそうです。

1は、ほぼETCの利用率が全車に近い今では稀につけていない軽自動車が被害をこうむることがあるかな～程度でしょう。

2は、今では軽自動車の速度制限も80㎞/hから100㎞/hに引き上げられたので、ナンバーの色を区別する必要性も無いはずです。

3は、昔はそうだったかもしれませんが、いまやターボ車もあるし、NAの自分のハイゼットでもそんなにトロくはないので当てはまらないでしょう。

つまりは、以上のようなことから軽自動車は黄色のナンバーになった名残で今に至っているのだとわかりました。


もう一度話を戻しますが、そうは言っても規則で決められたこと勝手に無視することは絶対にあってはならないと思います。

もし、白くするなら普通車と軽自動車の見分けがつくようにすべきだったと自分は思います。


何だかチグハグなことをやっているな～今の日本は！と考える今日この頃です（笑）