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2016年01月27日 イイね!

東京国立博物館の日本刀

東京国立博物館の日本刀先日、客先での賀詞交換会がありましたが、早めに会社をでて、『東京国立博物館』へ日本刀を見に行ってきましたうれしい顔

昨年も行きましたが、こーゆー博物館って定期的に展示品が変ります。
前回は写真を撮れると思っていなかったので持ってませんでしたが、今回はコンデジを持って行きました指でOK

それでは例によって紹介していきます。
あ、先に言っておりますが、刀って写真に取るの難しいんですがまん顔
だから時々は写りが悪かったりします冷や汗

『国宝 太刀 粟田口久国(あわたぐちひさくに) 』 鎌倉時代 刃長二尺六寸五分(約80.3
cm)




茎と鎺
金無垢一重



地鉄と刃文
小板目の約つた地沸の深い映り。
刃文は小沸本位の中直刃に小乱交り小足よく入る。



切先
小切先。この時代の流行です。




『国宝 太刀 伯耆安綱(ほうきやすつな)』名物童子切安綱  平安時代 刃長二尺六寸四分(約80cm)



源頼光が丹波国の大江山で酒呑童子(しゅてんどうじ)を斬った太刀であるという伝説太刀である。


茎と鎺
これも金無垢一重



地鉄と刃文
変化に富む小乱れの刃文を焼く。



切先
この時代にしては大きな切先。




『重要文化財 太刀 銘一(めいいち)号 今荒波 (ごう いまあらなみ)』 鎌倉時代 刃長二尺二寸八分(約69.1cm) 




茎と鎺
少し磨り上げ。角止め樋を掻く。
一文字派は銘を『一』の一文字で書くが、個人名を書くこともある。




地鉄と刃文
板目肌がやや肌立って乱映りが鮮明に立っている。刃文は高低差のある丁子刃を焼き華やかである。「今荒波」の号は、荒波のように躍動的な刃文によるものと考えられる。



切先
猪首鋒(いくびきっさき)となり、力強い姿となる。




『刀 和泉守国虎(いずみにかみくにとら)』 江戸時代中期




茎と鎺
茎に菊紋あり。鎺は金無垢二重鎺



地鉄と刃文
刃文は沸の強い直刃調で匂口あかるく映る。



切先
中切先。美しい・・・



別角度で切先




『重要文化財 太刀 志津兼氏(しづかねうじ)』 南北朝時代



茎と鎺
二筋樋に見栄えのよい金無垢二重鎺。




地鉄と刃文
地鉄は板目に地沸が厚く付き、刃文は直刃調に互の目を交えて沸つく。



切先
迫力の大切先。




『国宝 刀 相州正宗(そうしゅうまさむね)』 鎌倉時代 刃長二尺三寸三分(約70.6cm)





茎と鎺
茎は無銘だが、金象嵌銘城和泉守所持 正宗磨上本阿(花押)があり、江戸時代初期の刀剣鑑定家、本阿弥光徳(ほんあみこうとく)が正宗作と鑑定したとある。



本阿弥家とは、代々刀剣のとぎ(磨研)・ぬぐい(浄拭)・めきき(鑑定)の三業を家職とした名家。


地鉄と刃文
よく詰んだ地鉄で、沸出来の大きな湾れ刃を焼く。



切先
さすが正宗。と唸りたくなるような整った中切先。




『重要文化財 古青江正恒(こあおえまさつね)』 鎌倉時代 刃長二尺三寸三分(70.7cm)



茎と鎺
磨り上げでもまだこれだけの刃長がある。



地鉄と刃文
地鉄は、板目肌に澄肌(すみはだ)と呼ばれる青江派独特の黒い斑のようなものが出て、鎬より映りが鮮明に立っている。刃文(はもん)は、高低差のあまりない小乱刃で、刃中には小沸がよくつき、足、葉が盛んに入って複雑な変化を見せている。



切先
良く伸びてややふくら枯れごころに思う。




『重要美術品 太刀 大和千手院(やまとせんじゅいん)』 鎌倉時代



茎と鎺



地鉄と刃文
よく練れた美しい精美な地鉄。



切先
小切先。長く細身の太刀には小切先が上品に見えます。




『太刀 長船真長(おさふねさねなが)』 鎌倉時代



茎と鎺
茎は磨り上げ、鎺は金無垢一重で菊紋入りの変り鎺。



地鉄と刃文
刃文は直刃に子丁子、小互の目が交じり刃縁しまって冴える。



切先
上品な直刃にスラリと伸びた切先。さすが名刀揃いの「備前長船」



『太刀 長船盛光(おさふねもりみつ)』 室町時代



茎と鎺
棒樋添樋。棒樋に添うように細い樋を掻く。
鎺は金無垢二重鎺で、見栄えのよい細工を施している。



地鉄と刃文
地鉄は映りの立った板目肌で、刃文は互の目丁子刃を焼く。



別な角度から。
地鉄、刃文の中の細かな働きがわかるでしょうか。



切先
室町らしい中切先に派手目の刃文で見栄えの良い刀です。




『重要文化財 刀 堀川国安(ほりかわくにやす)』 安土桃山時代 刃長2尺5寸(75.7cm)



茎と鎺
非常に状態の良いうぶ茎。鎺は金無垢二重鎺。



地鉄と刃文
地鉄は、板目肌に地沸がついて地景よく入り、刃文は湾れ刃に互の目刃を交えて焼く。




切先
身幅が広く、反りが浅く、鋒(きっさき)が大きく延びた姿は、江戸時代初期の典型的な形態。



切先の拡大
地鉄の美しさ、刃文中の働きも良く見えます。





以上、今年はじめの分の展示を紹介しました。
今回は色々とISO感度を変えて何枚も何枚も撮ったらバッテリーなくなりました(笑)

冒頭にも書きましたが、刀は写真に撮るのが難しくて思ったようには写せませんでした。
ISO感度を落とすときれいになるんですが、シャッタースピードが落ちるためボケてしまいます。
今回はISO100~800まで変えてみましたが、100と200ではブレまくりだし、800だとザラ付が気になります。
よって、東京国立博物館の刀剣展示場ではISO400(コンデジなら)が限界だと思います。

でも、やっぱり自分の目で見ないとわからないところが多いので機会があればぜひ見に行ってくださいうれしい顔
Posted at 2016/01/27 20:22:26 | コメント(0) | 御刀 | 日記

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ついに還暦突破して、人生残りのほうが少なくなってきましたが、気持ちだけは少しでも若く保ちたいと思います。 どうぞ、よろしくお願いします。
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