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ゼク塩.のブログ一覧

2017年10月26日 イイね!

郷義弘(ごうのよしひろ)について考える。

御刀には俗に『名物〇〇』というものがよくあります。
「名物」という言葉自体は、室町以前から使用されていますが、「名物」という呼称が確立したのは江戸期の享保年間(1716年~1736年)、八代将軍徳川吉宗が本阿弥家十三代光忠に命じて編纂させた「享保名物帳」からといわれています。

「享保名物帳」とは、吉宗の命を受けた本阿弥家が、将軍家所蔵の刀剣や本阿弥家が代々研磨や手入れの際に記録を採ってきた作品を中心に編纂したもので、平安期以降に製作された約二百五十口が掲載されています。
しかし、当時の全ての名刀が収められているわけではなく、自家の所蔵する名刀の内容が知られることで将軍家に召し上げられるのを嫌い、掲載を拒否した大名家が多かったともいわれています。

さて、前置きはこのくらいにしまして本題に入ります。

享保名物帳でいう名物三作とは、相州正宗、粟田口吉光、郷義弘の三作であることは言うまでもありませんが、自分は勉強不足のためにいままでは郷義弘については、よく知りませんでした。(相州正宗、粟田口吉光についても名前を知っている程度ですが…)

ところが今年になって、立て続けに3口の郷義弘を見ることになって、がぜん興味が沸き、少々「郷義弘』ついて調べてみました。

まずは、写真撮影ができなかった六本木の『泉屋博古館』で見た脇差の『名物 籠手切り郷』の写真をご覧ください。

なにやらコマーシャルを見ていたら、かのゲームの新キャラになったとか・・・(興味ありませんがw)






こちらは『泉屋博古館』で購入した、ある研究所の所蔵品選集からの借用です。
時代は鎌倉時代、長さ 47.6cm 中反りがつき中鋒の姿です。

地鐵は小板目やや肌立ち、よく詰んで地沸つき、刃文は湾れに互の目交じり沸出来で金筋入る。鋒はほぼ全体に焼が入り一枚と思います。
この解説は自分の見立てですが、所蔵品選集の説明文もほぼ同じ事が書いてあります。
ちなみに後から知った特徴と自分の見立てが合っていると、テストで良い点取ったくらい嬉しいです
茎には表に「コテ切義弘 本阿弥 花押」の金象嵌、裏に「稲葉丹波守所持之」の銀象嵌がが入っています。
花王は本阿弥家十一代当主光温の物だそうです。

郷義弘(ごうのよしひろ)は南北朝時代の越中の刀工(現在の富山県)。「郷」または代字の「江」と称し、越中国新川郡松倉郷に住みした事から郷と呼ばれたという。
27歳の若さで没したと伝わり、師は岡崎正宗または越中則重と云われ相州正宗の流れを汲む刀工。
郷義弘は磨上により在銘はなく、すべて本阿弥家の極めによるものである。
もっとも、他の刀工でも鎌倉時代からの物は磨上により無銘になった物は多いです。

以上、ざっと調べた限りですがこれはネット調べればわかる程度の内容で、郷義弘について上っ面を知ったに過ぎません。
それでも興味を持つまでは『郷義弘』と聞いてもピンと来なかったので、いくらかの進歩だと自分では思います(笑)

それにしても、刀工ってものすごく多いですよね。
地元の相模国である相州伝の刀工も有名どころしか知りません。
まぁ、刀剣歴3年程度の素人愛刀家ではすから、まだまだ道は長く険しいようです(笑)

ちなみに実家のあるところは昔の住所だと「鎌倉郡本郷村」と言うところなので相模国ですが、生まれと5歳までは東京都大田区なので武蔵国になります(笑)
相模国の名刀はほとんど鎌倉時代、武蔵国の名刀はほぼ江戸時代ですから、名刀を手に入れようと思うとどちらも高価だと思います…(^^;)

Posted at 2017/10/26 10:20:43 | コメント(1) | 御刀 | 日記
2017年10月24日 イイね!

「横須賀ナンバー」って、イイと思います。

「横須賀ナンバー」って、イイと思います。現在、横須賀は横浜ナンバーなんですがそこそこ横須賀市には台数が多いから以前から『横須賀ナンバー』を作ればいいのに・・・・・と思っていましたが、いよいよ実現されそうですね指でOK






横須賀市は、地域名と当地を象徴する図柄が入った自動車ナンバープレートの導入に向けた検討を始めた。会期中の9月議会補正予算案に、市民や事業者の意向を確認するアンケート調査費として約128万円を計上。議会の承認を得て、市民の合意を取り付けることができれば2020年度に「横須賀ナンバープレート」が発行される。

 ”ご当地ナンバー”と呼ばれるもので、2004年に国土交通省が独自の地域名表示を認めた。独自のナンバープレートが広告塔となって地域の魅力を発信できるとしている。これまでに29の自治体で導入、静岡県と山梨県の一部の地域で交付されている「富士山ナンバー」の人気は広く知られている。

 同省では現在、「新たな地域名表示」の追加募集を行っている。これまで対象地域内の登録自動車数を10万台以上と定めていたが、地域振興を目的に基準を緩和。「対象地域内に複数の自治体が存在し、かつ当該地域の登録自動車数が概ね5万台を超え、地域名の表儒が一定の知名度を持つ」とした。ただ、横須賀市の場合は、従来基準で条件を満たしている。

 導入のアイデアは、上地克明市長が先の市長選で示していた。地域活性と地元愛を醸成するための手段としており、これを実行に移した格好。加えて、新ナンバーを希望する自治体は、来年3月までに申し込みをしなければならないため、このタイミングとなった。

 一方で導入には、地域住民の合意形成が条件となっている。仮に「横須賀ナンバー」が導入された場合、新車購入時に旧ナンバーを選ぶことができなくなる。そのため、市は市民と市内事業者に対して賛否を確認するアンケートを実施する考え。結果に基づく判断は自治体に任せられており、2千人に聞き取りを行い11月中旬に方針を決定する。


一方でこんな意見も・・・・・

横須賀市会議員 小室たかえのブログ

『どうなの?ご当地ナンバー』

2017年9月22日 13時36分 | カテゴリー: 活動報告

ご当地ナンバーを知っていますか。

自動車のナンバープレートには、管轄する運輸支局または自動車検査登録事務所の名称が表示されています。横須賀市であれば、横浜ナンバーです。
国土交通省は2006年から、地域振興や観光振興の観点から新たな地域名表示によるナンバープレートを導入し、2017年8月現在において、富士山ナンバーや平泉ナンバーなど29のご当地ナンバーが交付されています。

さて、今議会において、横須賀復活の名の下にみんなで横須賀を盛り上げようと熱い上地市長は、横須賀ナンバー導入のためのアンケートを行う補正予算を提案(127万9千円)。
提案理由は、「横須賀ナンバーを装着した車両が国内各地を走行することで、横須賀の知名度の向上、観光振興につながる。併せて、横須賀への愛着が深まることを期待できる。」というもの。
ご当地ナンバー導入から10年余。効果はいかばかりなのか、定かではありません。
それよりも、ご当地ナンバーで横須賀への愛着を深める、深めたい、というのがどうも・・・。
もともと横須賀が好きな人は嬉しいでしょうが、人気の横浜ナンバーじゃないのかってことで市外転出もありうるかも。
私は当分ここで暮らす覚悟があるし、だから、もっと暮らしやすいまちになるように仕事をしたいと思っている。いろんな人とつながって、まちづくりをしていきたいと思っている。
でもそれは、市長の言う「協調と連帯」とか「全員野球」というのとは、違う。全体主義的なにおいがするのは気のせいか。言葉に対する感性が違うだけなのか。
ということで、そもそも必要がないと思うところから、本日の予算決算常任委員会では反対しました。反対は、私一人だけでした。

おいおい!横須賀市の市議が、「もともと横須賀が好きな人は嬉しいでしょうが」とか言うなよ!
だったらよそいけや!と、自分が横須賀市民ならそう言います。


イイと思うけどなぁ・・・・・横須賀ナンバー。

もっとも、自分はハイゼットに横浜ナンバー、クラウンは品川ナンバーですから関係ないんですけどね(笑)

それに、どこの地区だろうが、白だろうが黄色だろうがそもそものナンバープレートのデザインがダサいので、どこのナンバーでもカッコよくはなりませんよね(笑)


追伸

軽四輪の白ナンバーで、黄色がカッコ悪いから白に・・・と言う方は、白いナンバーはカッコいいと思っているのだろうか・・・・・?
Posted at 2017/10/24 10:54:01 | コメント(1) | トラックバック(0) | 普段の出来事 | 日記
2017年10月18日 イイね!

白河集古苑阿部家名品館『伝来の遺宝とゆかりの刀剣』拵え編

さて、本日は白河集古苑阿部家名品館『伝来の遺宝とゆかりの刀剣』拵え編となります。

まず、「ん?拵えってなんだ?」となる方もいるかと思いますのでざっくり説明します。
拵えとは、通常持ち歩くために用意した、まぁみなさんが良く知る御刀のカッコの事ですね。
侍とかが腰に差している、鍔とかが付いた状態です。

反対にルパン3世の石川五右衛門の斬鉄刀のようなカッコのものは白鞘といいます。
本来、白鞘は「休み鞘」と言って、保管用に使うものなんです。
御刀は鉄でできているため、極めて錆易い物です。
そのため、保管用には通気性のある朴ノ木で作った白鞘に入れておくものなのです。

拵えは通常、鞘は漆塗りでできているので通気性が悪く、いつまでも抜かないでそのままにしておくと錆びます。

ちなみに白鞘は保管用であって、切り合うために作られておりませんのでそのような使い方をすれば壊れます(笑)

それでは拵えをご紹介します。


『 金梨子地菊桐紋糸巻太刀拵(きんなしじきくきりもんいとまきたちこしらえ)』



こちらは阿部家六代当主正允が拝領したもので、皇室由来のものであることを示す菊と桐の御紋と金蒔絵があしらわれた豪華な太刀拵です。
儀式などの正装用ですから至極、豪華に造られています。


つぎはみなさんがテレビなどでよく見にする形の拵えです。
分類としては『打ち刀拵え』といいます。

『 黒漆塗金工金具打ち刀拵 』




柄部分のアップです。



こちらは脇差の柄部分。短い御刀なのですこし短めです。



通常、持ち歩いたり登城する場合はこのような地味な拵えが一般的なものです。


つぎは一風変わったように見える拵えですが、鎌倉時代はこのような形だったらしく、この手の拵えは現存しているものが少ないので大変貴重なものです。

『 国定重要文化財 長覆輪太刀(ながふくりんのたち) 』鎌倉時代

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古くから奥州一宮とされ信仰をあつめた棚倉町の馬場都々古別神社に伝来する宝刀だそうです。
戦国時代には陸奥国南部の白河地方を支配する戦国大名となった結城家が奉納したようです。

以上ですべて終了ですが、「白河」と言えば、戊辰戦争で激戦の地であった白河口でもあります。
白河口の攻防戦は、会津藩、仙台藩の両藩を主力とした奥羽列藩同盟軍と薩摩藩、長州藩を主力とした新政府軍との間で、およそ100日間にも渡って繰り広げられ、両軍合わせて800名を超える戦死者が出た、東北の戊辰戦争の中でも最大の激戦だそうです。
特に、慶応4年(1868)5月1日に行なわれた白河小峰城を巡る攻防戦は、両軍熾烈を極める戦いだったそうです。

今は静かに佇む小峰城もそうした歴史を知って眺めると、また違う見方もできると思います。(復元ではあるが…)
Posted at 2017/10/18 10:52:15 | コメント(0) | 御刀 | 日記
2017年10月18日 イイね!

先日のホールインワンで・・・

先日のホールインワンで・・・コースから写真のような証明書を頂きました~うれしい顔

1回目のベルビュー長尾の時は、コースからなにかゴルフグッズをもらったような気がするんですが、何もなくても初めてという事だけで嬉しかったです。


今回は2回目で、しかもまたセルフかぁ~という事で嬉しいよりがっかりの方が大きかったのが事実です冷や汗
でも、たった紙切れ一枚でもこのような記念になるようなものがあると、やっぱり嬉しい物ですよねウィンク

当日はどうせ、保険は使えないのだから思っていたところ、帰りにフロントでいちおう申告してくださいと言われ、状況を書き込む様式に記入して帰ってきましたが、このためだったとは思いもしませんでした。

2回目の・・・と言う実感は正直、あまりなかったのですが、形としてこのように証明されてやっと、

「ああ、そういえば2回目のホールインワンやったんだった」

と実感がわきました(笑)
Posted at 2017/10/18 09:27:30 | コメント(3) | トラックバック(0) | ゴルフ | 日記
2017年10月16日 イイね!

白河集古苑阿部家名品館『伝来の遺宝とゆかりの刀剣』

白河集古苑阿部家名品館『伝来の遺宝とゆかりの刀剣』今年の夏の挨拶の出張で福島県の白河市に行きました。
仕事の合間の昼休みに時間が空いたので、白川市にある、『小峰城』に行きました。

小峰城は、南北朝時代の興国元年/暦応3年(1340年)に結城親朝が小峰ヶ岡に築城して小峰城と名づけたのが始まりとされます。

現存ではありませんが数少ない木造復元天守の1つです。
現在は東日本大震災により、三重櫓の崩壊には至らなかったものの数箇所の石垣・曲輪が崩壊、または積み重ねがゆるむ被害があって、曲輪上にあった白河バラ園や公園・石碑等も崩壊し、震災以後は本丸への立ち入り禁止となっています。

その小峰城近くに『白河集古苑』と言うところがあり、小さいながらも資料館になっていて、歴史的な資料が展示してあります。



去年、立ち寄ったときには御刀が3口ほど展示してあり、『名物 横須賀江』が展示してあるので今回も鑑賞しようと思い、行きました。

すると、、こんな素敵な企画展が・・・目がハート



主に阿部家の名品の展示です。
阿倍家は、江戸時代になって松平家の次の当主で、代々名君を輩出し、二代正次、三代重次、七代正右、八代正倫、九代正精、十一代正弘らが幕府老中となっています。
それほど大がかりではありませんがこんな感じです。↓



前回は3口でしたが、今回は6口と拵もあります。
展示の仕方もキチンと鑑賞に適した照明で素敵な物でした指でOK

しかも、今回は何と・・・・・・


撮影可能 d(*⌒▽⌒*)b



でも、知らなかったからデジカメを持っていませんでした・・・_| ̄|○ ガクッ

気を取り直してスマホで撮影の映りの悪い写真ですが、雰囲気だけでも伝わるよう御刀をご紹介します。


『 脇差 銘 奥白川住固山宗俊作 安政七年二月日(こやまむねとし)』江戸時代 長さ:45.9㎝ 反り:1.0㎝




地鐵は小板目詰んで無地風。鎬地は柾かかる感じです。
刃文は匂い出来の互の目小丁子交じり乱れる。小沸もついて足も入ります。
帽子は乱れ込んで小丸に返る、と思います。


『 脇差 銘 (表)島田住義助鍛之(よしすけこれをきたえる)(裏)出雲守藤原吉武焼之(よしたけこれをやく)』江戸時代 長さ:40.8㎝ 反り:1.5㎝




島田義助は駿河国の嶋田派で室町時代から江戸時代まで代々「義助」の名を継ぐ。読みは確実なところがわからず、「ぎすけ」と読んでも良いらしいです。
出雲守吉武は越前三代国次の三男で名を川手吉左衛門といい、堀川国武の子で「法哲入道吉武」と呼ばれた初代吉武の養子だそうです。
この御刀は、この二人の合作です。現代なら『ダブルネーム』ってやつですね(笑)

地鐵は小板目やや流れて地沸つき地景も見えます(単眼鏡でないとみえませんが)
刃文は沸出来の直刃、荒沸ついて金線がすこし入ってます。
帽子は直ぐに小丸に返って先が少し掃掛けてます。


『 脇差 銘 平安城三条住吉則作(よしのり)』室町時代 長さ:47.7㎝ 反り:1.6㎝





地鐵は小板目詰んで地沸つき地景入る(単眼鏡でないとみえませんが)
刃文は沸出来で匂口が深い中直刃。
帽子は直ぐに小丸に返る。

この脇差は、パッと見たときにすごくきれいな脇差だと感じました。
もちろん、丸く止めた樋や梵字も見事ですが、一枚目の全体写真で見てもらうと自分の言っている事がわかってもらえるのではないかと、勝手に思いました(笑)


『 刀 銘 靏 円龍子義秀鍛之(つる えんりゅうしよしひでこれをきたえる)』江戸時代 長さ:70.2㎝ 反り:1.1㎝



地鐵は板目肌やや流れて柾かかる。添樋のある腰樋があります。
刃文はすこし沸出来に思います。すぐに焼きだして焼が高く、小乱れや小丁子交えて物打ち辺りは特に乱れる。
帽子は・・・鋒が長いんでよくわかりません(笑)たぶん乱れ込んで小丸かと思うんですが、鋒が長くてなが~い小丸になってるんで、これも何か言い方があるんでしょうか。

大鋒で迫力はあると思いますが、自分にはただそれだけしか感じることが出来ず、あまり好みではないように感じました。


『 太刀 銘 備洲長船盛景(びしゅうおさふねもりかげ)』南北朝時代 長さ:72.1㎝ 反り:1.6㎝



地鐵は小板目詰んで鎬地は板目流れ、地沸がついて映りも立ってます。。
刃文は互の目乱れ、小丁子も交じると思います。
帽子は乱れ込んで掃掛けと思いますが、返りは浅くて最初、焼詰かと思いました。

この長船は、藩主の阿部正允が拝領し、後でご紹介する金梨子菊紋桐色巻太刀拵の刀身で、備前刀らしいうっすら曇ったような平地に映りが立ち、良い御刀と感じました。

この日、ひとつ面白い事が・・・

自分が隣の御刀を鑑賞していた時、他の見学者のおばさんがなんでこれだけ反対向いてるの?って言ってました(笑)

自分も今なら笑ってしまうような事なんですが、興味のない人ならそうですよね。
自分が知ったかぶって、太刀だからですよって教えましたが、何で太刀だと反対なの?と聞かれたので説明しておきました(笑)


『 刀 無銘 伝行光(ゆきみつ)』鎌倉時代 長さ:67.7㎝ 反り:1.7㎝




地鐵は板目肌、地沸がついて地景入る。。
刃文は互の目乱れ、小丁子も交じると思います。
帽子は湾れ込んで先掃掛ける。

この御刀の解説には、元来は76㎝の太刀を大磨上したとありました。相州伝の御刀らしく美しい作りです。
自分の地元は横浜の外れ、鎌倉に近いところなので相州物の御刀は郷土刀と思っていますウィンク


さて、最後のご紹介はこの展示唯一の国宝です。

『 刀 無銘 名物横須賀江(よこすかごう)』南北朝時代 長さ:74.5㎝ 反り:2.3㎝




地鐵は小板目詰み、わずかに杢目交じる。地沸もつく。
刃文は広直刃調で小丁子に足が入り金線も入る。
帽子は小丸に掃掛ける。
ちなみに自分には金線と金筋の違いは大きめの沸の筋状が金筋、細目で小さな沸(匂いにちかいかも)が線状に付いたものが金線かな?と思います。

この御刀は越中の刀工、郷(江)義弘の作とされる。義弘作とされる刀はすべて大磨上で在銘がなく、所持者や地名などをとり「〇〇江」と称されるそうです。
この「横須賀江」は阿部家の祖、忠吉が一時養子となった大須賀家が領していた横須賀(現・静岡県掛川)からきているようです。
この御刀は八代将軍徳川吉宗の『刀剣名物帳』にも取り上げられている名刀だそうです。

武士が御刀を腰に差していた時代には、俗に「郷とお化けは見たことがない」などと言われていた貴重な御刀ですが、今年はこの「横須賀江」と関鍛冶伝承館で見た「江(郷義弘)」と泉屋博古館の「籠手切郷」と、立て続けに3口も見ました。

郷義弘についてはいずれ、なぜこのように言われているかをご説明します(笑)
それではこの辺で・・・手(パー)
Posted at 2017/10/16 16:47:07 | コメント(0) | 御刀 | 日記

プロフィール

「[整備] #アルファード 純正風にフットランプを付けました。 https://minkara.carview.co.jp/userid/283452/car/3360029/7597989/note.aspx
何シテル?   12/09 23:55
ついに還暦突破して、人生残りのほうが少なくなってきましたが、気持ちだけは少しでも若く保ちたいと思います。 どうぞ、よろしくお願いします。
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