先日、Facebookのアルファロメオのグループで私のジュリアの画像の投稿をしたところ、「何という?車種ですか? 白くて国産っぽいw」と言うコメントが寄せられました。
なんと失礼なコメントと思いつつも本人には悪気がないことも考慮して、大人の対応をさせてコメントさせていただきましたが、調べると4Cのオーナーさんでありその失礼なコメント内容よりもアルファロメオ乗りでありながら初代ジュリアを知らないという世代ギャップにショックを受けたのでした・・・。
また、私は行きませんでしが、先週行われたALFAROMEO DAYの投稿を徘徊しながら読んでいるのですが、初代ジュリアシリーズの車種の画像が出てきた途端、車種名も書かれず「旧いアルファもいい味出してました〜」とか車種名が間違っている投稿も見受けられました。
確かに初代ジュリアシリーズは多岐に渡っており、わかりずらいと思います。
なので、どれだけ見ていいただけるかわかりませんが、初代ジュリアシリーズについて紹介して行きたいと思います。
多分忘れてしまうでしょうから製造年などは割愛して、車種名と拾い物の画像と見分け方などについて書きたいと思います。
タイトル通りWikipediaよりわかりやすいと思いますが、Wikipediaより正確ではありません(笑)
が、OFF会等で仲間が車種を答えられずにいるところを、スマホでググらずに言い当てられたら尊敬の眼差し間違いなしです!
Giuliettaシリーズ
そもそも初代ジュリアシリーズは50年代のアルファロメオの中核を担った初代ジュリエッタシリーズの後継機種です。
ジュリアとは「ロミオとジュリエット」のジュリエッタのお姉さんと言うことでジュリアシリーズになったと言われています。
フレームやエンジン、足回りはジュリアなのにボディだけはジュリエッタと言う車種が3車種ほどあります。
つまり、ボディは159なのに、中身は新型ジュリアでFRみたいな事です。
ですからこの3車種については、遠目で見ただけは判断できず、サイドエンブレムやエンジンを見てでないとジュリアかジュリエッタか判断できない車種です。
ジュリア・スプリントスペチアーレ
ベルトーネのフランコ・スカリオーネのデザインとなる流麗なデザインの車です。
ALFAROMEO DAYでも黄色い個体が特別展示車両として出ていたようですね。
ジュリア・スプリント
こちらもフランコ・スカリオーネの作品。
スペチアーレと比べると車長も短くスポーツカーらしさは希薄な感じがします。
こちらはSportivaさんんで現在販売中の個体です。
ジュリア・スパイダー
こちらは映画「ジャッカルの日」に出てくる事で有名なモデルです。
観られたことがない方は是非観てくださいね。
こちらはピニンファリーナデザイン!
ジュリア・スーパーシリーズ
遂にジュリアにジュリアとしての新しいボディが奢られます。それはクーペではなく、ベルリーナ(セダン)からでした。この販売手法は現在の新型ジュリアと同じですね。
ジュリア・スーパーに関しては様々なモデルがある為、代表的なところだけを書いて行きます。
ジュリア・スーパー
基本的に1600CCエンジンとしながら、廉価版の1300CCエンジンのラインアップも追加され、ほぼこの2種類のエンジンでシリーズが構成されています。
四角く、スポーツ性とはかけ離れたデザインのように思えますが、風洞実験をしてデザインされており、当時としては最先端の技術がつぎ込まれていました。
先週の「愛車遍歴」で矢作くんのジュリア・スーパーが紹介されていましたが、ブレーキが効かないのを「こんなもの」としていましたが、ショップの受け売りだとしたら問題だなと思って観ていました。
中身は変わらないまま、Cピラーに奢られたエンブレムなどで車種名の違いはありますが、その辺は割愛させていただきます。
ジュリア・TIスーパー
ホモロゲーションと取るために造られたレーシングモデル。
ヘッドランプ4灯の内2灯をダミーにしてエアインテークとしており、ボンネットのノーズ左にGIULIA TI SUPERのエンブレムが入りますが、ボンネットが交換されている場合などはなくなっている可能性もあります。
ジュリア・ヌォーヴァ・スーパー
フロントグリルが樹脂化され、ボンネットもフラットになりました。
ちょっと個性が薄くなり残念がるファンも多かったと聞きます。
ジュリア・スーパー・ジャルディネッタ
ALFAROMEO DAYの会場にあったその個体の画像です。
実は正確にはジャルディネッタはアルファロメオで作られた車ではありません。
スーパーは警察車両などにも使用されていましたが、その改造をするカロッツェリアにてワゴンに改造された車です。
実際に後部座席に乗りましたが、荷室を広げるために後部座席は縮められており、後部座席はかなり苦痛を伴う乗り心地でした(笑)
が、この形状にしたことによってスポーツ性能が犠牲になった感はありませんでした。
とにもかくにも希少な車であることは間違いないです。
書いているうちにこんな時間になってしまいました。
クーペ編はまた明日!