昨日の投稿では、投稿当初、間違った記載もあり、お友達から指摘を受けて訂正させていただきました。
実は20時から入力していた投稿が手違いで投稿直前の23時に消えてしまい、そこからはちょっとやっつけ仕事だったかもしれません(謝)
それと、ここでは外見上の見分け方を中心に紹介していますので、プロペラシャフトの径の変更、ブレーキキャリパーの変更等のの事例については割愛させて頂いておりますのでよろしくお願いします。
では、今日は博物館レベルのZAGATOモデルから!
ZAGATOモデル
ジュリアTZ
ジュリエッタベースのSZからの後継車種として、ザガートとの共同制作としてのレーシングスポーツカー、TZが1963年発表されます。
フレームは鋼管スペースフレームを使った為、TZの「T」はTubolare(鋼管)から取ったものとされてます。
GTAと同じツインプラグエンジンを積みアルミボディを纏ったその車重はたった650kg!最高速度は216km /hとされました。
生産台数は僅か112台。
ほとんどが手作りという生産体制の為、1台、1台仕様が違っていて、画像のようにエアインテークがあるものややないもの、エアインテークの形状が違うものなどがあり、興味深い1台であります。
私も昔、サーキットのクラシックイベントで見たぐらいで、決してOFF会レベルで見れる車ではありません。
ジュリアTZ2
1965年にはさらにワイド&ローなFRPボディが与えられます。
ドライサンプ化やステアリングシャフトの変更などによって車高は僅か1020mm!
こリアがバッサリ切られたかのようなコーダトロンカデザインのローボディと170馬力のチューンドエンジンで最高時速は245km /hとなりました。
ワークスのレーシングカーとしてのみ生産され生産台数は僅か12台!
日本にも1台存在していて四国自動車博物館でお目にかかることができます。
やhり1台1台手作りな為、画像の他にもフェラーリ250GTOと見間違えるようなエアインテークを施した個体もネット上では見ることが出来ます。
ここで、当時のアルファロメオのテストコースBaloccoでGTA1300JuniorとTZ2がテスト走行する動画がありますので、時間があればご覧になって下さい。
VIDEO
縁石の代わりにタイヤが埋め込まれているコースや、GTA1300Juniorに使われていたヘレボーレのウッドステリング(現状価格40万円くらい?)、TZ2がスピンアウトする様など好き者が見れば興奮間違いなしの動画です。
GT1300Junior Z 、GT1600Junior Z
アルファロメオとザガートが生み出したTZ以来の車はコンペティションなものではなく、ロードユーズ仕様のスポーティクーペでした。
プレくしグラスで覆われた独特な顔つき、説明するまでもなく忘れられない顔であることは間違いないです。
中身はGT1300Juniorなはずなんですが、乗った方の感想だと、やはりエンジンもグランドツアラー的な味付けになっているらしいです。
72年から1.6リッター化されています。
新型ジュリアでもザガートデザインのモデルを見て見たいものです。
アルファロメオ・スパイダー
そもそもスパイダーにはジュリアの名前が付きませんが、同年代に作られた車、同じ105系ということでご紹介させていただきます。
ジュリエッタスパイダーから引き続きデザインはピニンファリーナ、シリーズを通じて特徴的なのはホイールハウスからホイールハウスまで長く走るスクープカット。
スパイダーはシリーズを纏めるにあたっては、ブログを見ていただいている方から多くのアドバイス、指摘を受け、修正させていただきました。
この場を借りて御礼申し上げます。
シリーズ1
1600デュエット(シリーズ1)
1966年発表!特徴的なのはやはりこのテールデザイン。
船の船尾に似ていることからボードテイルと呼ばれます。
今でも、このボードテイルの方が好まれることが多いようです。
67には1750スパイダー・ヴェローチェと改称され、68年にはスパイダー1300ジュニアが発表。1300はライトのアクリルガラスとホイールキャップが無い(シリーズ1ではあったとのご指摘を頂きました)廉価版の仕様であったようです。
ご指摘を頂いて画像を変更しました。これがROSSO1970さんが元乗られていた個体かもしれません(笑)
良く1600デュエットと間違われますが、映画「卒業」でダスティ・ホフマンが乗ったことで、北米でも有名な車となりました。
VIDEO
シリーズ2
スパイダー2000ヴェローチェ
実は70年に1750ヴェローチェのマイナーチェンジからボードテイルデザインが廃され、直線的なカムテイルとなりました。
71年にスパイダー2000ヴェローチェとなるのです。
72年にはスパイダー1600ジュニアが発表されます。
74年からは北米仕様として、樹脂製の衝撃吸収バンパーが装備されるようになりました。
北米の排ガス規制に対応する為、性能も大幅に低下してしまいました。
シリーズ3
アルファロメオ・スパイダー/b>
1983年、樹脂製大型グリルと一体となったフロントバンパー、樹脂製大型スポイラーと一体化したリアバンパー、テールランプも大型化されるマイナーチェンジが行われました。
クワドリフォリオ・ヴェルデ
1987年にはエアロパーツが装備されたクワドリフォリオ・ヴェルデも追加されました。
名前は簡略化されアルファ・スパイダーに。
シリーズ3からは、革シート、エアコンも装備されるようになりました。
シリーズ4
アルファスパイダーヴェローチェ
前後バンパーが同色化され、またカムテイル方式が戻ってきた最終モデル(シリーズ4)。
パワーステアリングも運転席エアバッグも装備され、3速ATも選べるようになりました。
1993年を持って生産終了・・・。
ということで、3日続いた初代ジュリア講座もおしまいです。
お付き合いありがとうございました。