
シトロエン2CV乗りだった私が、いかにしてR-2を持つに至ったか、
「R-2の魅力」という視点からダラダラと記す連続企画?
その第2話 デス
ヒマ潰しにどうぞー
・・・
予期していなかった試乗の機会に恵まれ、興奮しつつセルを回す。
一発始動!
「バンバンバンバン、ボロンボロン・・」
音と振動が結構デカく、低音が響いてくる。
2CVも空冷2気筒だったので、R-2が静かとは決して思っていなかったけれど、想像を超えていた。レベルが違う。
自宅で暖気運転したら、ご近所さんがみんな顔出すのではなかろうか?
そういえば2ストロークだった。
初体験。
アイドリング時の吸排気脈動が、耳とお尻と腰をダイレクトに刺激してくる。これが4ストとの差か。
空ぶかしで回転を上げると、高く乾いたエンジン音が立ちあがって来て、脈動と主役を交代しながら変化していく。
いいわあ、これ!
(今回のヤラレたポイントはココ)
シフトレバーをローに入れようとしたところ、微かな引っかかりを感じる。シンクロ弱め?
そこは慌てず、ダブルクラッチの要領でクラッチを切り直したら、スッとレバーが吸い込まれた。
クラッチのミートポイントを探りながら恐る恐る発車。道路へとソロソロ動き出す。
前進、後退をしながら切り返し・・・
ハンドルが軽いー!
2CVは、中央の遊びが大きくて切り始めが重く、切り込んでいくと最後に軽くなる感じでしたが、R-2は、全体に拍子抜けするほど軽い。
しかし、過剰アシストのパワステみたいな、手のひらグールグル、擦り切りオーケーという軽さとは全く違う。
ハンドルの細いグリップを通じて、タイヤが接地面をにじっている感じが伝わる紛れも無いノンパワ、なのに軽い。
操舵輪の上にエンジンが無いって、こういうことでしたか。
うーむ、未体験ゾーンだらけだ。
道路に出た。
途端に、最初に感じた着座位置の低さが気のせいではなかったと悟る。

(写真は再現)
停止時、ミラーには、後続車のフロントグリルか、せいぜいドライバーの胸あたりまでしか見えない。ミニバンなんかが後ろについたら、壁ですよ、壁!
シャイな私は顔を見なくで良いので気が楽だけれど、よそ見をされて突っ込まれる予兆は掴みにくい。
御カマをお掘りあそばされても、甘んじて受け入れるしかない運命なのか (笑)
さあ、試乗はついに路上へ!
そこに待ち受けていたのは・・・
つづく
Posted at 2017/11/02 21:33:01 | |
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R-2にヤラレタ | 日記