
最近のマイブームはバッテリーの交換です(っておい)。
弱り気味という事で食指は135iにも動いている訳ですが(笑)オイルキャッチタンクの一件以来?またまた何かイヤな雰囲気を感じたので、少し調べてみました。
いろいろ制御に凝り過ぎのBMWさん(^_^;だけに、バッテリーに関しても何かやってそう、とネットやTIS(整備書)で情報を集めると…やっぱりこりゃイケません(笑)。
そのまま大容量のものに載せ替えるなんてトンデモないという事が分かりました。
02年以降販売のモデルくらいから、バッテリーにIBS(intellegent battery sensor、インテリジェントバッテリーセンサ)という装置が取り付けられており、電圧、温度、放電量、充電量が常にモニターされ、エンジン始動時の電力変化などからも状態を判定しているようです。
もうガチガチですね。
これらの情報を正確なものとするためには、あらかじめ「バッテリー容量」「タイプ(通常のものか、AGM:高性能なものか)」等は車両が知っている必要があります。
また、経時変化に対するパラメータまで持っているのかどうかは定かでありませんが(やってそうな気もしますが(^_^;)劣化状態を継続的に判定するため「バッテリーを交換した」事も車両に通知(リセット)する必要があります。
従って容量、タイプを変更する時や交換だけの場合でもディーラーでのコーディングが必要になるという理屈です。
なんじゃそりゃ、です(笑)
ですからイキナリ容量の違うバッテリーに載せ替えたりすると充放電の状況などが変わるので例え新品であってもまず間違い無くエラーを吐くでしょう(!)
また、充電制御も以前の状態を引きずりますので、まだまだ元気なバッテリーに過充電してしまうというような状況も考えられます。実際、外国の例では交換したバッテリーが1年くらいでダメになったというような記述を見た気がします。
容量やタイプも自動検出するのがホントのインテリジェントだろ!…と言いたくなる訳ですがそこまででは無いようです(ある意味中途半端?(^_^;)。
それが出来れば好きなバッテリーを載せても最大限、有効に使ってくれるという、本当の意味での理想的なシステムに思えるんですがね(そういったユーザーに寄った考え方はメーカーはしないでしょうが(^_^;)。
それにしても、新しめのBMWに関してこうしたバッテリー交換にまつわる情報というのはネット上にも本当に少ない印象です。
みんカラでも
この方が触れられているくらいでした。
皆さん素直にディーラーで交換しているという事でしょうか、それで詳しい情報が出てこない??
或いは気にせず普通に交換してしまっても特に問題は出ていないという理解ができるかもしれません。
充電と言っても、状態の新しい古いで、制御はいわゆる倍半分も変わっていないでしょうし、確かに交換初期にいくらかエラーを吐くくらいで馴染んで(学習)しまうという実情もあるかもしれません(補充電は問題ないようですし)。
もっともそのくらいの柔軟性と適応性に幅を持たせられる事が「制御する」本来の効果と言えると思えます。
ただし整備書上や情報的にも「バッテリー登録」の必要性は謳われており、少なくともそれでより有効に新しいバッテリーが機能するのは間違い無いでしょう。
しかしそのたび毎にユーザーがディーラに出向き、決して安くは無い価格でバッテリー交換せざるを得ない状況はどうかと思います(まさかバッテリーを持ち込む人は…いないですよね(^_^;)。
まあ、そうした負担をものともしない人だけが持てる乗れるクルマで、カネを出せない時点で(自分も含め)既に分不相応という見方もあるのですが(笑)。
ただ、そうだとしても「ディーラーでなければ出来ない」という縛りはどうかと思うのです。商売だからそれもビジネスモデルの一環と言えばそうかもしれませんが、バッテリーの交換くらいはユーザーの自由に出来ても良いのではと(ただこれだけ電子制御のカタマリと化していては、結局は小さな事と言われてしまいそうですが)。
もっとも、知人とその話をしていたら、交換が必要になるまで乗らないユーザーの方が圧倒的に多いんじゃないの、という指摘もありました(爆)。
つまりそれ以前に乗り換えてしまうという…おカネ持ちなら確かにそれはありえます。そんなユーザーにとってはそもそもバッテリー自体どうでもいい話です。
ちなみに前述のバッテリー容量、タイプを変えなければ基本的には「車両に交換を通知する」だけで良さそうな事も分かりました(具体的にどんなコトやってるかは定かではないのでディーラーに確認してください(^_^;)。
自分の場合は、車両のエラーコードをリセットするために
Bavarian Technic というツールを持っていますが、実はコマンドの中に「Battery replacement adaptation(バッテリー交換適応)」という機能があるのを知りました。
容量やタイプの書き換えまでは出来ませんが、バッテリーの交換を車両に通知する事は可能で、同じ容量のものを使うのであればディーラーに行かずに自分で必要な作業ができるようです(喜)。
まさかこんな所でも役に立つツールとは思ってなかったので、ラッキーです。
これで通販で送料込み¥9500とかで売ってるバッテリーが使える目処が立ちました(^_^;。
2年または40000キロの保証付いてますから、十分でしょう。
だいたいアジアンタイヤを履いた時点で、安物を使う抵抗感は払拭されていますが、どうしてもこのセンから外れないのはご愛敬ですかね~(爆)。
ところで135iのバッテリーは純正で70、80、90Ahの容量設定がありますから、どうせ交換するなら自分的にはコーディングして90Ahベースで行きたい気持ちはありますね…。
確かシャチョーが3月くらいに外国多メーカーの電装に対応した機材を導入するような話してましたけど、それってBMWのコーディングもできるんですかね??
それまで待ってみるのも手かもしれません。
※バッテリー交換に関する覚えを整備手帳に載せましたので興味のある方こちらも合わせてどうぞ
Posted at 2012/02/09 21:55:35 | |
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