
何の話?ってオイルの粘度なのですが、
エンジンオイルの化粧缶とか、10W-30
のように表記されていますよね。
10Wが低温時の粘度、30が高温時の粘度というのが私の認識。5Wより10Wの方が低温時は硬いし、30より40の方が高温時は硬い。
しかし、あるオイルメーカーのスペックシートを見ておりまして、ある事に気付きました。
一概にそうでもない?と。
例えば、
5W-30、10W-30、5W-40
の動粘度を比べてみたのですが
私の認識で
低温時の動粘度は
5W-30<5W-40<10W-30
高温時の動粘度は
5W-30<10W-30<5W-40
となるだろうと思っていたのですが、実際は
低温時
5W-30<10W-30<5W-40
高温時
5W-30<10W-30<5W-40
と常に粘度40が粘度30より硬いという結果に。
気になって調べてみると、割とどのメーカーでもこの傾向は当てはまっていて、どうも最初の○Wってのは低温時の粘度そのものを表しているのでなく、低温時と高温時の粘度差を表しているようですね。
だからターボ車に5Wはダメだとか言うのも大きな間違いで、推奨粘度が10W-30であれば、5W-40にすると、全域においてオイルが硬くなっており、多少のパワーダウンの可能性はあるものの、問題は無さそうです。
クリアランスが広くなってるエンジンであれば逆に適正でしょう。
なので、粘度はいきなり最初の○Wを見るのでなく、高温時粘度ありきで、どれくらいの粘度差を許容するかって考える方が良いのかも知れませんね。
粘度差が大きいと始動性が落ちますが、高温時の動粘度は高い傾向にあるようです。ついでに値段も下がります。
結局のところ、特別な事情がないのなら、オールシーズン通して推奨粘度に合わせるのが一番なのではないかなと。
ぼちぼち過走行気味や、頻繁に無理をさせるのであれば高温時の粘度を上げてやり、低温時粘度は季節とお財布と相談がベターですね。
あとは劣化による粘度変化の大きさですが、これはどんな高級オイルでもある程度おきますから、
ウチは5W-40辺りでAPI規格も参考にしつつ、コスパの良いやつを探して頻繁に変えるとします。
既にご存知の方も多いと思いますが、私のように勘違いされてた方もいるかな?と思い書いてみました。案外?な選定表なんかも出回ってるので、参考になれば幸いです。
Posted at 2019/01/24 22:38:43 | |
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