エアコンパネルの電球をLEDに交換

エアコンパネルのボタンのところの照明が切れてしまった(写真)ので、電球をLEDに交換しました。

このエアコンパネルの仕様が前期と後期で違うのですが、切り替えは2000年10月なので、myシルビアは後期です。

電球にかかる電圧が前期と後期で異なるので、電球(LED)選びも異なってきます。

後期型はサイズ的には5個全部がT4.2で、そのうち液晶のところの2個は電源電圧が5Vなのでそれに対応したLEDが必要になります。
(ボタンのところの3個は12V)

(前期型はサイズはT4.2が3個(ボタン部分)とT3が2個(液晶部分)。電圧は全て12V)

私が買ったLED球は、サイバーストークの青(ラグジーブルー)です。
値段はそこそこしますが、品質が良いとの評判で。
サイバーストークのは車種を指定してセットで購入できました。

サイバーストークだとMサイズがT4.2相当です。
S15後期用はMサイズ3個、5V対応Mサイズ2個。
(前期用はMサイズ3個、Sサイズ2個)


●必要工具
10mmソケット＋ラチェット
プラスドライバー2番
プラスドライバー1番
マイナスドライバー(先端3〜4mmくらい)
あれば：帯電防止リストバンド(作業者に帯電した静電気による電子回路破壊を防止)
必要に応じて：内張り剥がし

帯電防止に関しては、リストバンド等の帯電防止グッズがなければ、回路基板やLED球、電球を触るときは片手でボディアースに触れておくなどすると良いと思います。
特に冬場はDIYだとニットやフリースなど静電気が溜まりやすい服を着ている場合も多いと思うので。

作業は、まずバッテリーのマイナス端子を外します。

シフトノブ、シフトブーツ＆MTフィニッシャー、クラスターリッドC(コンソールパネル)を外します。

エアコンユニットを留めている4本のネジを外します。

ここの具体的手順は、以前カーナビ交換の整備手帳に載せたので割愛。

エアコンユニットを取り出し、背面の2つのカプラーを外します。
かなり硬かったですが、爪を押したまま、左右に小刻みに揺らしながら少しずつ引き出して外しました。

このときエアコンユニットの上面に貼ってあるシールから、このユニットが前期か後期か分かります。
前期：27500 88F00
後期：27500 88F01

エアコンユニットを背面から見たところ。

画像の赤丸の4箇所のネジを外します。
1番のプラスドライバーを使います。

これは下側の面を見たところ。
ツメ3箇所をマイナスドライバー使って外します。

すると、パネル部分とユニット本体が分離します。
但し、配線は繋がっているので、引っ張って断線させないように注意。

基板から電球を外して交換しますが、その前に、自分の体や服に溜まった静電気をアースに放電しておきます。(車のボディアースでも可)
静電気による電子回路破壊は音もなく起こるので、あとで壊れたのに気づいても遅いです。

電球は、画像の赤丸の5箇所。
黒いの2個が液晶用なので、ここは5V対応LEDに置き換えるところです。(ここは前期型ならノーマルで灰色が入っているのをT3サイズ12VのLEDに交換)
白いの3個がボタン部分の電球。ここは前期も後期も共通で、通常の12VのLEDに交換します。

電球の外し方。
マイナスドライバーなどで反時計回りに回すと取り外せます。

そして、LED球をセット。時計回りに回して固定します。
LEDは極性があるので、5個とも、画像の向きで＋極が右下に来るようにします。

本格的に組み戻す前に動作確認をします。
(写真は動作確認後、完全に取り付け終わってますが)

仮組みしてコネクタ接続、バッテリー接続して動作確認します。
キーをIG-ONにしてヘッドライト点灯/消灯でエアコンパネルのボタン類の照明と液晶を確認します。

LEDの極性が間違っているとLEDが点灯しません。

動作確認OKなら、キーをOFFにしてから、外したときの逆の手順で取り付けます。



2021.12.26
作業時点での走行距離：221,160km