走行会用リアナンバー隠し自作
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
走行会での外撮り動画を共有するときに、ナンバープレートが写っているとめんどくさいので、ナンバープレートカバーを作りました。
リア用だけです。
フロントのナンバープレートは自分で現地で取り外せるので。
まず、リア用なので、封印の対策が必要。
それと、走行会用なので、車が走っても外れないこと。これは、置きイベント用などの、引っかけられれば良いのとは、要件が違ってきます。
2
ナンバープレートの寸法の把握
まず、ナンバープレートの外形寸法は、横330mm、縦165mm
リアのナンバープレートは単なるネジ止めでなくて、左側は封印(直径28mm)、右側はM6のボルトで頭は二面幅10mm。
その封印やボルトの中心は、ナンバープレートの上端から25mm、左端または右端から60mm。
つまり、封印の中心からボルトの中心までの距離は210mm。
(図はPowerPointで描いているので、背景にA4より一回り小さい長方形(スライドのサイズ)が見えています。
CADがあればCADのほうが良いかもだけど、家のPCには入っていないので。)
3
作製するナンバープレートカバーの寸法設計
理想はナンバープレートと同じ外形寸法の330mm×165mm。
無地のカバーなら、これ以上のサイズの板があればできる。
でも、何かしらの図案を入れる場合、A4の長手方向の297mmより大きいサイズで印刷するのは、普通の家庭用プリンターでは無理。
①板のサイズだけ330mmにして、図案は297mmのを貼るという方法
②板も297mmにするという方法(これでもナンバーの数字や文字は全部隠れる)
ナンバープレートカバーのデザインで背景色が白なら①②どちらでも問題なし。
デザインの背景色が白以外なら、①のほうが良いでしょう。
今回実際にやったのは②に近い300mm×165mm。
封印のところのくり抜きは直径30mm。
ボルトのほうは、M6ネジで頭が二面幅10mmなので、ネジ留め前提で直径7mm程度の穴でOK。
4
図案の作成
まずナンバーの外寸の枠と、封印のくり抜きと、ネジ部の穴を描いてから、好きな図案を描きます。
(この時点で、適当なA4用紙に一度印刷してみると、イメージわきます)
5
板材の選定
ナンバープレートを隠すためのものなので、透明はナシ。
となると、図案の背景色と同じ色の板が良く、今回は白色の板を選定。
材質は、アクリルと塩ビで迷ったけど、難燃性の塩ビ板を選択。
厚みは、当初1mmを買ったのだけど、封印とネジのところの穴開け加工が大変すぎて、0.5mm厚を買い直しました。
プラスチックカッターは直線の切断には良いのだけど、小径の円をくり抜くには向かない。。。
0.5mm厚だとちょっとペラペラだけど、まぁ問題ないです。
使った塩ビ板は、購入時のサイズは300mm x 200mm。
6
板の切り出し
先に外寸に合わせて切ってしまっても良いのですが、封印とボルトのところの穴開けの自信がなかったので、先に穴開けをしました。
買ったままの塩ビ板には表面、裏面ともに透明な保護フィルムが貼ってあるけど、その上に切り出す穴のサイズの円を、正しい位置にボールペンで描画。
そこから実際に切り出す前に、車のナンバープレートのところにかざして位置の確認。
大丈夫だなと思ったら、塩ビ板の保護フィルムに描いた円に沿ってプラスチックカッターで切り出し。
切り出しは、小刻みに少しずつカッターを動かす感じです。
いくら厚みが0.5mmでも、一発で裏面までカッターの刃が届くなんてことはなく、表から少しずつ少しずつ削っていくので、そこそこ時間かかります。
7
封印のところのΦ30の穴、ボルトのところのΦ7の穴、どちらも開けたら、また車のナンバープレートに当てて確認。
右側のボルトをプラスドライバー3番で外して、作りかけのナンバープレートカバーのΦ7の穴にボルトを通し、ナンバーに共締めしてみる。
ちゃんとΦ30の穴が封印のところに合うことも確認。
8
確認OKなら作製途中のナンバープレートカバーを車から外して、縦幅を165mmになるようにプラスチックカッターで切り出します。
9
それから、外形の4か所の角の面取り。
10
バリ取り
穴開け部分、切り出し部分などのささくれ立っているところをヤスリがけ。
私が使ったのは、たまたま家にあった紙ヤスリの120番。
11
図案の印刷用紙の準備
ステッカーの手作りキットを使います。
A-ONEの、インクジェットプリンター用、A4サイズ、耐水・耐光タイプのを文具店で買ってきました。品番28875
印刷用紙と透明保護フィルムがセットになってます。
12
図案の印刷
図案から、封印のところの円(Φ30)を消してから印刷。ボルトのほうの円(Φ7)は残しておきます。
(理由は、ボルトのほうの円は印刷が残ってもネジ止めで隠れるけど、封印のほうの穴の周りに印刷した円が残ると見えてしまって残念だから)
印刷用の紙をプリンターにセットして、PCから印刷。印刷の速さよりも綺麗さを重視する設定のほうが良いです。
13
透明保護フィルムを貼る
ステッカー手作りキットに書いてある説明通りに、保護フィルムを貼ります。
ぴったり貼るのに、50cm定規に薄手のハンカチを巻いて使うと気泡の入り込みが少なく済んで良かったです。巻くのがタオルだと厚くて圧力が均等にかからず、気泡ができやすい。
14
ボルト穴のくり抜き
普通の紙用のカッターで。
15
塩ビ板の表面に保護フィルムがまだ付いている場合は、剥がします。
16
デザインを印刷した紙(ステッカー)を、塩ビ板に貼ります。
ボルトの穴の位置を合わせるようにします。
17
貼れたら裏返して、塩ビ板が上になるように置きます。
封印のところの穴に沿って、ステッカーを切り抜きます。
18
緩衝材取り付け
裏側(塩ビ板)に保護フィルムが残っている場合は剥がし、緩衝用 兼 段差対策用のゴムシートを部分的に裏側に貼ります。
段差対策の「段差」というのは、ナンバープレートの縁の部分が他の部分より1mm程度?厚くなっている段差のことです。
ボルト穴のところには、M6ネジ用の厚み1.5mmのゴムワッシャーを両面テープで貼り付け。
他に、封印に近いほうで、上側からナンバープレートと一緒にクリップ留めするところの裏側に、厚み1.5mmのゴムシートを両面テープで貼り付け。
あとは、下側で、段差のちょうど内側になるあたりに適当に厚み1.5mmのゴムシートを両面テープで貼ります。
19
最終確認
取り付け、クリップ留めして、無理な応力がかかることなく確実に固定されていることを確認。
(写真で薄汚れているのは、走行会で走った直後の写真のため。作り終わった直後は写真撮ってなかったので)
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク