キック始動

休み前の仕事も終わり、夕飯の買い物へ。












買い物を済ませて店を出ると、店の前に原付バイクとオジサンが。

どうやらエンジンがかからない模様。

でも、「乗ってきたんなら、そのうちかかるよね～」と思いながらも、そのバイクを気にしながら駐車場の車へ。

駐車場の出口待ちで再びそのバイクのオジサンの前を通過。

少し窓を開け、耳をすませてみる…「シュイーン！シュイーン！」とセルモーターの回る高い音が…

「ん？セルモーターの音にしては抵抗感が無さすぎる…
セル空回りしてる？？」


「このままじゃエンジンかからんかも…このまま回し続けたらバッテリーも上がっちゃうし。」
あかの他人がおせっかいかもしれないけれど、
駐車場に引き返して車を停めてそのオジサンの元へ。

「いや、最近全然かからなくて…ダメですね～」とオジサン。

バイクはホンダの２スト車。
セル付の原付ならキックペダルもあるはず！…ありました、これでかかるやん(^^d

しかし、キック始動してもペダルが返ってこず…(^^;
え？まさか、スターターのリダクションギアorリターンスプリングが逝ったか…。

とりあえず圧縮はある・セルは回るから電圧もある・ここまで走ってきたんだから、ガソリンもオイルもある。

しかし、何度蹴ってもペダルの力がエンジンに伝わらない…いや、伝わりづらい。
…ん？ペダル戻らないけれど、何とか手動では定位置に…

おっ、微かにクランクが回る感触が、うん…少しだけどギアは噛んでる。

ペダル位置を微調整して上死点付近へ、そしてペダルへ渾身の一撃…
「ブブブッ、ブイーン！!」

よっしゃ!かかった(^^)v

エンジン自体は吹け上がり良好!中身は大丈夫やな～。

オジサンからも不安な表情が消え笑顔に。

「とりあえずキックペダルとセルモーターの中間部分が故障しているので、このままエンジンを切らずに乗って帰ってください。
あと、バイク屋さんへ持って行けば修理出来ますから、早めにみてもらってください。」

と伝え、私はその場を後にしました。


去り際にナンバーをみると隣県の市町村…オジサン「お気をつけて～」