BRIDGESTONE POTENZA RE-71RS  

ブリヂストン製ハイグリップラジアルタイヤ『RE-71RS』です。
前後通しで225/45R17サイズを採用。

ZⅢをコンパウンド変更前後で2セット使ってみると乗り味の違いが面白かったので、よく比較される71RSも試してみました。
やはり総合的に非常にレベルの高いタイヤと言う印象で、ラジアルらしい乗り心地をキープしたまま高いスポーティさを持っています。
具体的には直線では乗り心地よく、コーナーでは崩れすぎないような剛性の出し方なので構造の新しさを感じますね。

また比較的低温でもグリップするので街乗りやワインディングレベルでも安心感があります。
雨や砂と言った路面変化への対応幅がありますし、コンパウンドグリップがZⅢよりも優れるためか初期応答性なんかも良いですね。

ですがそのコンパウンドのためか縦溝の角が吹き飛びやすく、偏摩耗気味の71RSもよく見かけます。
また新品状態で外側の直径が内側に比べると小さく、最初から外減りしているような構成を持っています。
（いわゆるキャンバーがついたタイヤ）
キャンバー不足になりやすい純正足の車などにはありがたい部分かもしれませんが、逆に最初から強めのキャンバーが付いている車の場合は面圧が不足する場合もあるかと思います。

旧71Rと違ってアウト・イン指定のため裏組できませんが、かわりに回転方向指定はないので、現場でのローテーションなども一応可能です。
またサイズにもよりますがZⅢや旧71Rより軽いサイズなんかも多いですし、軽快感も加わりました。


地面と唯一接している部分なだけ合って、タイヤが変わるだけで車の乗り味はガラリと変わります。
静かなタイヤというわけではありませんがSタイヤなどと比べるとはるかに静かであり、連続する縦溝がある分ハイドロに対しても安心感があります。
また跳ね、砂、路面の湿りなどにもある程度対応してしまう懐の深さがあり、このあたりはアジアンタイヤではなかなか到達できない総合力を感じさせる部分です。
総じて、近年のハイグリップラジアル戦争の経験が反映された新しい世代のタイヤと言う印象であり、乗っていてとても楽しいタイヤの一つです。

下手なチューニングパーツを選ぶよりよほど変化がありますし、急ブレーキや事故回避にも役立ちます。
この車の場合あまりスポーツ走行メインというわけではありませんが、こういった違いを楽しみつつ、予防安全のために採用するのもありかもしれません！

↓組み合わせたホイールはこちら↓
https://minkara.carview.co.jp/userid/2890961/car/3055856/11101670/parts.aspx

↓MR-Sでの71RSインプレッションはこちら↓
https://minkara.carview.co.jp/userid/2890961/car/2501420/10377863/parts.aspx