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さて、早くも今年のF1サーカスは開幕よりフライアウェイ4レースを終えました。
次戦よりいよいよヨーロッパラウンドへ突入となるわけですが、その前に、今年はイタリアでムジェロテストが控えています。
各チーム、これまでの実戦データなどを基にアップデートの投入が予定されています。
ここで現在のポイントランキングを確認します。
【 ドライバーズポイント 】
【 コンストラクターズポイント 】
ポイントだけ見れば、開幕前の下馬評通り、レッドブルとマクラーレンの二強が引っぱるというところは当たっていますね。
しかし、その内容は非常に興味深いものとなりました。
【 レッドブル 】
今年よりブローデュフューザー禁止となり、翼をもがれたレッドブル。
昨年の圧倒的な速さはなくなったものの、ウェバーは4戦連続4位と堅実な結果を残している。
一方、三連覇を狙う現役王者ベッテルは、マシンとの相性に苦しみ、波がある序盤戦となる。
しかしバーレーンで改善、ついに今季初優勝を果たしランキングトップに躍り出た。
翼を取り戻したか?
【 マクラーレン 】
今年はレギュレーション改正に伴い、マシンのノーズはみんなカモノハシのようだ。
そんな中、上位チームでは唯一、フラットな低いノーズで戦う名門マクラーレン。
バトンは開幕戦を制して優勝、ハミルトンは3戦連続表彰台と一貫した速さをみせた。
バーレーンではピットやマシンのトラブルに見舞われ不本意な結果に沈んだが、速さは本物。
美しいマシンが最速のマシンであると、最後まで証明できるか?
【 ロータス 】
キミ・ライコネンが帰ってきた。その腕は錆びていないか、注目を集める。
開幕より予選では速さをみせているグロージャンだが、結果に結びつかない。
ライコネンも全て思い通りとは行かず、中国ではピレリタイヤで苦杯を喫した。
しかしバーレーンでやっと歯車が噛み合い、動き出す…。素晴らしいレースをみせたライコネン。
ロータスとして2-3フィニッシュを飾り、コンストラクターズでは3番手までつけてきた。
この勢いのまま、さらに上位チームを喰えるか?期待したい。
【 フェラーリ 】
不振に喘ぐ、赤き跳馬。
マッサを見れば、それが如何程深刻か分かるだろう。
一方、荒天のマレーシアで奇跡の優勝をみせたアロンソ。現役最強の名を改めて示した。
マッサに批判が集まっているが、それ以上に悪いのは間違いなくマシンそのもの。
今シーズンは醜い駄馬で終わってしまうのか?アップデートにかかっている。
【 メルセデス 】
WDRSで物議を醸すが、結局は合法と判断された。
ロズベルグは中国で大活躍、初PPから悲願の初優勝。
シューマッハはレースで不運に見舞われ続け、結果が出ない。
予選ではWDRSの威力を発揮し速さをみせている。
それだけに、後はどうレースをまとめるか?シューマッハ、復帰3年目で結果が求められる。
ここまでの4戦は、4人4チームで優勝を分けています。
その激戦の様相は、予選タイムの接近を見れば予想以上といえますね。
一つのミスでポジションが入れ変わり、ランキングが動く可能性があるので、非常に白熱したシーズンです。
そして来週はムジェロテスト、勢力図がどうなるか楽しみですね!(^-^)/
Posted at 2012/04/25 21:42:05 | |
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F1 2012 | 日記