X-SPEED バックステップ、ブレーキ側の改造。

このバックステップ、ペダルとマスターシリンダーの間が50mmもあり、ステンレス製の高ナットを介しても変形。結局は上手く力が伝わってくれません。
元々Z125はリアがロックしやすいのですが、現状ではロックするまで押せません。というか、どこまでリアの制動力が出るのか分かりません。これはとても危険な状態と言えます。
今回はペダルとマスターシリンダーの間隔を減らすべく、加工を行いました。フットペグとヒールガードとの間にある黒いカラーの撤去と、マスターシリンダーの移動です。
　　

カラーを撤去するには、カラーの小径部分相当する高さになるよう、ワッシャーを入れて調整すると簡単です。ただし、ボルトのネジ加工部分が足りなくなるため、ボルトの頭側にも数ミリ分のワッシャーを入れます。バックステップはコレだけでOKです。

問題はバックステップ。今回はフレームの内側から表側に移設するのですが、色々な箇所がフレームに干渉します。どこがどう干渉するのかを丁寧に確認し、強度が確保出来るように熟慮しなければなりません。
さほど応力の掛かる部分ではないのが救いですが、購入後1ヶ月でフレームにメスを入れるのも勇気が必要です。1時間近く悩んで、いよいよ加工を開始しました。

いきなり移設完了ですみません。作業中は撮影する余裕がありませんでした(笑)
昨日に引き続き、ハンドルーターが大活躍です。今日は相手が鉄なので、ダイヤモンドカッターがメインです。名称は高そうですが、100均で購入。でもちゃんと切れますよ。
フレームの干渉部分を切って切って切りまくりました。。。。というほど面積は取ってないですよ、3cm2程度でしょう。ただ、切削した形状は複雑です。マスターシリンダーの画像右側から生えているリザーバータンクへの配管も、サイドパネル固定用のゴムブッシュも、完璧に処理出来ていますよ。

この結果、ブレーキペダルとマスターシリンダーの間は50mmから25mmになりました。これならちゃんと踏力がマスターシリンダーに伝わりそうです。画像ではボルト1本で仮固定してますが、材料を入手して強度を確保します。
実はこの間隔まだ詰められますが、この程度だとサイドパネルの加工が簡単かもしれないので、ここからスタートです。マスターシリンダーが見せてもカッコ良いですけどね。