X-SPEED バックステップ、ブレーキ側の改造。（詳細その他）

今回の魔改造はリアのマスターシリンダーをフレームの表側に出すため、マスターシリンダーと干渉する箇所を最小限にゴリゴリと削りました。極力強度の低下を防ぎたかった為ですが、実はマスターシリンダーを組み付けると計算上はマスターシリンダーと一体となるため、殆ど強度低下は問題なしのハズ。まぁコダワリってやつですかね。
削った後はペーパーを当てて、錆防止のためにシャシーブラックでペイント。この時には、予め不要のケースにスプレーを吹き出してちょっと放置した塗料を使います。それを綿棒で3度塗り。この方法だと塗膜が厚く塗れますよ。
　　　

組み立て直前にあてがった画像です。切削のミニマムさ加減を分かって頂きたい箇所です(笑)

当初、サイドパネルはマスターシリンダーの形状に沿って大幅に切除する必要があると思っていました。でも入念なフィッティングの結果、サイドパネルの内側にマスターシリンダーが接する感じで収まる事が判明。実際には3mm程度、サイドパネルが外に膨らむ結果となりましたが、問題は有りません。
画像はサイドパネル上側、マスターシリンダーに合わせてサイドパネルを切除しています。

サイドパネル下側の様子です。単純にマスターシリンダーの形状に合わせてカットするのではなく、Z125のデザインに合わせて、やや直線的なカットラインで仕上げてみました。ここ辺りの加工を丁寧に施すと、『手間が掛かっている感』がアップしますし、逆に『無理やり付けた感』が無くなります。実際には殆ど見えない箇所なのですが。

マスターシリンダー周辺のサイドパネル全景です。ここまで頑張ったら、コレがデフォだと思って貰えるのでは。

いよいよバックステップを組み付けた画像です。自然でしょ？
今回の作業を総括しますね。問題点は、このバックステップではリアのマスターシリンダーがちゃんと動作させられない→マスターシリンダーとブレーキペダルとの距離を縮めるため、マスターシリンダーの位置を変更して、かつブレーキペダルにあった不要なスペーサーを撤去。これに併せてシフトペダルのスペーサーも撤去するため、あちらも改造。
これによりリアブレーキはノーマル同様のカッチリ感が得られ、両ペダルのヒールガードにライディングシューズの踵を押し付けられるようになりました。好みのライディングポジションにデザイン出来た事で、より楽しくZ125と付き合えるでしょう。
パーツをポン付けするより、もっと楽しい作業と素敵な結果が得られますよーというお話でした。おしまい、おしまい。