テールライトのポジションランプ切れ修理

愛車で行く北海道ドライブ旅行の帰りに気づいた左リア外側テール・ポジションランプの球切れ(正確にはLEDなので通電故障)、ディーラー純正品交換は7万円もかかるので、みんカラの人柱として修理してみることに。
トランクを開け、左後方にある緑色丸印の樹脂クリップをペンチで外す。(内張剥がしでは外せなかった)
その後、トランクのウェザーストリップ内に入っている内装を剥がして広げていく。

トランク内ランプのコネクタが邪魔なので外し(紫色丸印)、内装を強引に引き離す。
これでランプユニットを止めているナット(緑色丸印)3ヶ所にアクセスできるので8mmで緩める。
ナットは誤って下に落下させないよう注意。
ランプユニットのコネクタ(黄色丸印)は先に外してもいい。

外したランプユニットは殻割りできないようなので、ミニルーター(グラインダー)で穴あけする。
傷つき防止にランプユニット表面はミラーマットで養生しておく。
切り欠く位置は緑色丸印部分の台形の場所と、もう1ヶ所、写真には見えない右側側面の長方形の場所だが、台形の方だけ試してみることに。

手持ちが無かったのでAmazonで急遽購入した充電式ミニグラインダーに丸鋸刃を取り付け、マーキングした台形の位置を削っていく。
6,000rpm～9,000rpmくらいがちょうど良いように感じた。

穴あけに成功したら、切りカスを除去。
いよいよ修理ターゲットの基板上のチップ部品2個に狙いを定める。
特に左側のチップのハンダがダメらしいのをYouTubeで見たが、自分のも微妙に左上側のハンダが気になる。
このチップ部品は、LEDの電流制限抵抗かな？
緑色丸印の4ヶ所に盛りハンダを行う。

手持ちの電子工作用30Wハンダゴテで盛りハンダを実行。
元電子技術者の錆びた腕でも60秒もあれば済む作業。
一応、コテを当て過ぎてチップ部品を熱劣化させないように注意。
盛りハンダが済んだら、切り欠きの穴が開いた状態でトランク内のコネクタを接続し、点灯することを確認。
これで治らなければ、長方形の穴を開けて別の基板のチップ部品4個にも盛りハンダが必要なので、ここだけで済んで良かった。

切り欠いた穴を防水テープで塞ぐ。
切り欠いたプラスチックは防水テープに貼って元の位置になるようにしてみた。
しっかり貼り付いたようなので防水テープは重ね貼りせず。
あとは、外したのと逆の手順で元どおり組み直し。
作業は昼間だったので、終了後に振動試験を兼ねて10kmほどドライブ。
オドメーターは78,893kmだったかな？(;'∀')

夕方、暗くなってからランプ点灯を再確認。
問題なく奇麗なライン状のテールランプ、復活！
この長いライン状のテールが好きなのだ♪
ディーラーに純正交換を頼むと約7万円、今回の作業に買い揃えたのは3,383円。
節約、大成功！
ぬか喜びにならぬよう、1週間ほどはテールランプに注意しよう。

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