BMW M3 クーペ

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スポーツカーであって、3シリーズでもある。 - M3 クーペ

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スポーツカーであって、3シリーズでもある。

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  • BMW / M3 クーペ
    M3 クーペ_RHD(MT_4.0) (2007年)
    • レビュー日:2021年9月25日
    • 乗車人数:1人
    • 使用目的:レジャー

おすすめ度: 3

満足している点
V8 4L NA 420馬力をMTで遊べるところ。
高いパフォーマンスと、3シリーズのユーティリティを併せ持っており、思ったより気軽に付き合える相棒。
視界も良く、クラッチも軽く、ステアリングもそれほど重くないので、普通に乗るのも、乗りやすい車に仕上がっている。
不満な点
良くも悪くも3シリーズである。
気軽に付き合えて、気がつくと乗っている程、ストレスなく日常に溶け込んでくる。
究極のFRではあるものの、それ以上のものは持ち合わせていない点で、3シリーズベースの限界も垣間見える。

ボクスターと対比すると、その辺りが際立って見え、スポーツカー専用シャシーが生み出す、MRのような尖った特性を持つわけではなく、エンジンも速さを求めたものの為官能的な性能を持ち合わせてもいない。スポーツカーとしては、速さ以外は極めて平凡な、特徴のない車のように見えてしまう嫌いがある。新車価格1,000万円超は多数の選択肢があり、ライバルも手強い。
ただ、その3シリーズベースの中途半端なところが、道具としては心地よく気軽に付き合えるところでもあり悩ましい。

カーボンルーフを投入するなど、軽量化を追求しているように見えるが、室内はかなりの豪華装備であり、疑問が残る点は多い。あと、200kg軽く仕上げていたら、また違う世界が見えると思うけれど、この車にそんなことを求める人は居ないといことなのかも。
総評
これぞ世界のベンチマークと言われるだけある、スポーツクーペのお手本のような仕上がり。コンプリートチューニングカーと言うべき細部までのこだわり、仕上げがなされている。
BMW Mとはこうであると言うことが濃縮されていて、駆け抜ける喜びそのものだと思う。
Mスポーツに乗って、Mを語ること無かれ。
デザイン
4
盛り上がったボンネット、カーボンのルーフ、パッと見て普通のBMWのように見えて、何か違う存在感。
走行性能
5
どこからでも、必要なパワーを必要なだけすぐにデリバリーしてくる、右足直結かなような素晴らしいエンジン。
思いのままにどこまでも曲がっていくステアリングの正確性。こんなに曲げたら普通の車ならリアが破綻してスピンしてると思うほど良いリアのトラクション。

どこまでも速く走る為に考えられたセッティングであり、意外な事にエンジンの官能性は高くない。良くも悪くもドラマチックなエンジンではなく、あくまでもドライバーの意のままにパワーを供給することを至上命題とされたエンジンなのは意外なところ。

攻め込むと、重さを感じる動きをするが、破綻することなく抑え込んでいる仕上げは流石のセットアップ。
乗り心地
5
Mドライブパッケージ付きのため、EDCによる可変ダンパー付きです。
乗り心地は非常によいと言って差し支えなく、一線級のハイパフォーマンスカーの乗り心地としては洗練されている。人を乗せてクレームになることはまずない。
積載性
5
非常に大きなトランクルームがあり、リアシートも実用に耐えるサイズのため、非常に良いと思う。
トランクスルーも装備されていて、長尺物も可能。
一般的なセダンと遜色ないと思われる。
燃費
2
街乗りでは、リッター5km前後と、パフォーマンスを考えると仕方ない数値だが、小さなタンク容量(60L)と相まって非常に足が短いのは、困るところ。
価格
2
新車価格で軽く1,000万円オーバー、もう2度と出てこないであろうV8 NA+MTのパッケージという事で直近かなりの高値で取引されているが、唯一無二の存在であり欲しい人には何を言っても無駄な魅力を持つ車である。
もっと刺激の強い車はたくさんある気がするけれど、1台で済ませようとするとこれより良い選択肢は見当たらず、高値の取引になっているのは仕方ないところかなと。
故障経験
中古車で購入したが、履歴を見る限りでもかなりの故障が発生しており、定番のウィークポイント含めて、維持費は相応にかかると思われる。
定番のDSCユニット、スロットルバタフライの電動アクチュエーターx2の他にも、ミラー一体型のETCユニットや、ドリンクホルダー、天井の垂れ下がり、オイル漏れ(ヘッドカバー、オイルレベルゲージ)などなどが既に交換済みとなっている。直近でも、CVジョイント由来と思われる異音が起きていて、メンテナンスのイベントに事欠かない上に部品は高価であり在庫無しも結構多い。

直近だと、VANOSに起因するトラブルとダイレクトイグニッション起因のトラブルが発生。初期モデルはカムシャフトの交換も同時に必要との事で、左右合わせると大体100万みたいな修理費は普通に起きうるのでかなり怖い。BMWのV8はトラブルがかなり多いので距離走ってくるとかなりの確度で故障が発生する模様。

この車のオーナーが1番怖いのは、クランクメタルの摩耗が気になるところだと思うので、それが壊れたらそれこそエンジン交換に陥るので、これもまた恐怖です。

という事で、距離乗るとかなりのコストが掛かるので、正直見合わないな…といった印象です。

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