CVTフィルター、ストレーナ交換、オイルパンの掃除をしてみました。

※ご注願い願います。本作業はご自身の自己責任でお願いします。走行距離97000キロを超えたのでCVTフルード交換のついでに、CVTフィルター、CVTストレーナを交換してみました。
この為に、リムーバー樹脂製と金属製、オイルストーン細目600番ぐらいを準備しました。写真はオイルストーン使用済みのものです。

ジャッキアップして、左側にウマをかけました。右側はスロープです。左側のタイヤをインパクトで外しました。アンダーカバーと左側のサイドカバー？を外しました。前回の手抜きCVTフルード交換でオイルをまき散らしたことの反省です（笑）

9.5のスピンナーハンドルでドレンボルトを外しフルードを抜きました。抜いた後にドレンボルトをそのまま戻しました。

フィルターを交換するためにホースクリップをずらそうとしたのですが、手持ちの工具不足で苦戦しました。工具の頭の幅が小さくてクリップをはさめません。結局、フィルターを固定しているステーのねじを外して、フィルタをホースから外しました。ホースからフィルターを外す際にちょろちょろとオイルが出てきました。フィルターを交換して取り付けました。フィルターを固定するためのネジとステー自体を固定するネジが二つあり、締め付けトルクはともに12N.ｍでした。

CVTオイルパンのネジをはずします。
ネジを外して思ったのですが、ネジが細い為、締め付けられたネジがとても固く感じました。ネジの数が全部で１８本もあり、長さも違うため、外したあと管理が重要でした。但し、四隅のネジは完全に外さず、オイルパン落下防止のために緩めるだけにしました。ところが、完全に固着しているためか、オイルパンが外れませんでした。プラハンで、オイルパン角を何度も軽くたたきましたが、外れませんでした。ここで、30分ほどロスしてしまいました。

検討した結果、キャリパー戻しツールを使って外すことにしました。
※この作業方法を推奨しているわけではありません。作業される方は、ご自身の自己責任でお願いします。
CVTオイルパンの角とCVTハウジング？の間にキャリパー戻しツールを掛けるのですが、スペースが足りず、作業スペース確保の為、先ほど交換して固定したフィルターのステーを外しました。一度に力をかけずに左右何回かに分けて行い、外すことが出来ました。

四隅のボルトを外し、オイルパンをそっと下に置きました。抜いたフルードには鉄粉は少なくとても綺麗でした。

外したオイルパンに残ったCVTフルードの量は少なかったです。

ここから紙ガスケット剥がしですが、ハウジング側にもわずかに少し残っており、作業が必要になります。ハウジング側のガスケット剥がしですが、基本的に剥がしたガスケットカスがCVT内に入らないように、ラップをかけて樹脂製リムーバーで行いました。

しかし、エンジン側には今回購入した樹脂製リムーバーが幅がありすぎて入りません。よって、CVTフルードをオイルストーンにつけて、ハウジングを削らない程度に作業しました。その後、ストレーナーを固定している二本のボルトを外しストレーナーを外しました。新品ストレーナーのOリングにCVTフルードを塗ってから交換をしました。二本の締め付けトルクは12N.mでした。

オイルパンに残ったフルードを排出して、オイルパンの中をふき取り掃除をしました。その際にパーツクリーナーは使いませんでした。

磁石も外し、清掃しました。

オイルパン側のガスケットはほとんど残っており、樹脂製リムーバーで作業開始です。作業開始からガスケットが思うように剥がれず、あまり使いたくはなかったのですが、金属製リムーバーでオイルパンを削らないように慎重に作業しました。その後、オイルストーンで軽く作業です。

オイルパンに新しい紙ガスケットを取り付けハウジングに組付けます。
その際にネジを間違えずに、トルクをかけないようにエクステンションバーにラチェットコマを取り付け対角線につけていきました。そのあとトルクレンチで12N.ｍで締めていきました。排出CVTフルードオイル量を計りました。写真は逆さです。全部で3.5Lでした。

CVTフルードレベルゲージを外して、新しいCVTフルードを3.5Lを入れました。
レベルゲージを戻して、エンジンをかけて暖気し、シフトを順番にいれてエアー抜きを行いました。

CVTフルードが漏れてこないかしばらくエンジンをかけて確認しました。問題がなかったので車に左サイドカバー、アンダーカバー、左タイヤを取り付け、車を降ろして完了しました。HMMFリセットしました。