続きです。
コンテナですが、ひたすら防音作業に勤しんでいます。
天井パネルを外し、吸音材を貼っていきます↓
隙間が出来てしまうところは、ホームセンターで購入したグラスウールを詰めて対策↓
今回は、鉛シートの貼り方です。
購入レビューを見ると、鉛シートの貼り付けにシワが出来て奇麗にならないという書き込みが結構あったので、私のやり方を書いておきます。
まず、貼り初めの位置合わせ↓
ロール状の鉛シートが重いので、微妙な位置合わせは足でコンコンと蹴りを入れて移動させます。
位置を合わせたら、板上を蹴り転がしていきます↓
途中、板からシートがズレたら、足で蹴って位置修正します↓
板の終わり部便は、貼った鉛シートの上に乗ったままロールを蹴り落とします↓
一連の作業は、鉛シートの上に乗ったまま行います(シートズレ防止のため)
板の終わり部分のシートを切断するため、押し込んで境界をハッキリさせておきます↓
切れるカッターでズバッと↓
シート貼りはじめ部位に移動して、胡坐をかいて座り、シートを一部巻き上げます↓
シートの粘着剝離紙を剥がし、↓
板とシートの間に差し込みます↓
シートを引っ張りながら、板に合っていることを確認しつつ貼ります↓
剝離紙を真っ直ぐではなく斜めに剝がすと、横からはみ出てくるので↓
これを引っ張りながら後ろへ移動していきます↓
剥離紙を引っ張る時は、鉛シートの上に乗ったまま行います。
剥離紙が下から出てきたら、ひたすら下へ引っ張っていきます↓
ただし、急いで引っ張るとシワが出来るので注意。
剥離紙を全部剥がしたら、ひたすら体重を掛けて密着させます↓
壁や床用の抑えローラーは、ローラーを掛けたところに痕跡が残るので使わない方が良いです。
端っこが浮いてくるので、集中的に体重を掛けます↓
貼り終えたら板を起こし、壁にコースレッドで打ちますが、私のコンテナの場合、床から30㎜壁の板が浮いているので、板を浮かせながらコースレッドを打ちますが、板の自重が30㎏を超えているので、なかなか至難の業になります↓
なので、30㎜の厚さに合わせた板材を下に置いて、その上に壁板を乗せ、位置合わせします。
それでも合わない場合は、1㎜~3㎜程度の金属板を差し込んで微調整します。
0.5㎜厚、920㎜幅の鉛シートは、460㎜幅シートより、やはり貼り難い傾向にあります↓
鉛シートは、粘着アリ、無しから選べますが、粘着ナシの場合は建築用壁、床用ボンドで接着する必要があります↓
接着しないで、板に直接タッカー打ちするのを見かけますが、これだと鉛シートが壁板と一体化しないので、防音性能が落ちてしまいます。
粘着貼りやボンド貼りをした板は、板強度がかなり大きくなっていて、拳骨で殴ってみると音の違いが明確にわかります↓
一般住宅で、こんなに壁強度がある部屋もなかなかないでしょう。
ただし、
壁強度が上がると、定在波現象(定常波、フラッターエコーともいう)という問題が出てきます。
この現象で有名なのは、「薬師堂の鳴き竜」ですね↓
https://www.youtube.com/watch?v=v68B7XaL0kQ
試しに、両手で「パンッ!}と手を叩いてみると、残響音が「ビーン」と耳に届いてきます。
これはこれで対策が面倒ではありますが、防音よりは対策が楽なので、とりあえず今のところは定在波は今後の課題として無視しておきます。
Posted at 2021/10/04 10:51:42 | |
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